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デトロイトの医師、C.D.イートン博士は1954年に
『ミシガン州医師協会誌』に「糖尿病と甲状腺
機能低下症の並存」というタイトルで数百人の
糖尿病患者に関する臨床体験を発表した。
『この2つの病気の症状は非常によく似ていて
違うのは糖尿病患者の場合には糖代謝に
乱れが生じているということだけだ』(イートン)
『糖尿病で起こる症状は、目の病気(網膜症)
神経の病気(神経障害)、筋肉の病気(筋肉疾患)、
関節の病気(関節症)、腎臓の病気(腎障害)、
動脈硬化の壊疽などを含めて全て甲状腺機能の
低下した人に見られるものなのだ」(バーンズ)
今日では糖尿病の代謝上の側面、つまり
血糖のレベルの問題は効果的にコントロール
出来るようになっている。
ところが動脈硬化に起因する合併症の
問題が大きいのです。
「患者が50歳以前糖尿病を発症すると45%は
動脈硬化で死亡する。
80歳以後に糖尿病になれば100%
動脈硬化で亡くなる。
動脈硬化というダメージは、明らかに
糖尿病発病以前に進行しているもので、
糖尿病が動脈硬化を起こすのでなく
糖尿病は動脈硬化をただ加速させる
だけである。」(B.O.バーンズ)
最近の日本の医学会の定説では
10歳代の後半から動脈硬化が始まる
といわれています。
問題の核心
インスリン注射や他の抗糖尿病薬が
開発されてきたのに依然として
糖尿病は死の病であり続けている。
しかし糖尿病による死の正体は
代謝の異常、つまり身体が炭水化物を
利用する上での欠陥を持っていることではなく、
それよりも血管の異常、言い換えれば糖尿病
患者でないものと同様に糖尿病患者が起こす
動脈硬化にその原因がある。
動脈硬化が起きるのには甲状腺機能の低下が
大いに関係していて、甲状腺機能の低下を
治すことが動脈硬化を遅らせたり、この動脈の
病気を予防したりするのに大いに役立つ」
参照 「医者も知らない甲状腺異常症候群」
B.O.バーンズ著今村光一訳