こふじろ日記

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2009.11.27
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カテゴリ: 休日の過ごし方
今日は、陶芸家のYuichiさんちにお邪魔してきました。
映画の自主上映会をなさるってんで、実は11/8の仲井さんの出版パーティで告知されてまして。
すげーよな、自宅で上映会って。
もちろんプロジェクターだけどさ。

えー。色々お笑いネタもあるんですが、今日はマジネタなので真面目に書きます。

上映された『 GATE ~天職~ 』。
実に深く、考えさせられる作品でした。

監督マット=テイラー氏は広島育ちのアメリカ人。

「破滅の輪を閉じる」…監督の発案から、禅宗の思想に基づき、アメリカへ向かう僧侶たち。
向かう場所は「トリニティ・ゲート」…世界で初めて核実験が行われた場所。60年間閉ざされたままの土地。
僧侶たちの手には、「原爆の火」を収めたランタン。最初の場所にその炎を戻し、永遠に消し去ること。2005年8月6日…60年目の「その日」に法要を行う為、酷暑の中での行脚が始まる。
サンフランシスコからトリニティ・ゲートへの25日間。そこで出会う、同じ想いを持つ人々…これは反米運動ではない、平和への祈り、真の行脚だ。それが、監督と僧侶たちが導き出した答。
1つの祈りを追ったドキュメンタリーです。

いやぁ…まぁ…先に言ってしまうと、作品自体には物申したい部分が大量にありましたよ飽くまで「映像作品」としてね。
盛り込みたいメッセージが多過ぎて収拾が付かなくなってるとか、行脚の人数が街毎に違うとか(アメリカでは死者が多数出たほどの猛暑の年だったそうで、多分ドクター・サポート車とかに収容された人が結構いたのでは…と)、BGMが煩いとか…

けど、その中に貫徹しているものは、凄いと思った。
それは、「過去を顧みる」のではなく、「今」そして「これから」を問いかける作品であるということ。

上映後、座談会がありまして…


私たちは、戦争について「恐怖」を植えつけられた世代だと思う。
その恐怖は真実だし、未来に向けて向き合っていかなければならない問題だと思う。
けど、少なくとも私は、その恐怖が強過ぎる。
向き合いたくても、冷静に考えることが出来ないくらいに、怖い。
特に、「核」については。


「戦争のこと、教えていかなければ、伝えていかなければ。解っているけど、やっぱり怖い。本当は触れずに過ぎてしまいたい。大切なことだと、解っているのだけれど」

真実を伝えていくことの大切さが解らない訳ではなく。
それなのに、恐怖感が先立ってしまう。
日記を書いている今も、実はかなり心拍数上がってる。

ある児童読書振興家の先生は仰いました。
「日本の戦争教育は『ヒロシマのピカ』から踏み出さなければ。子どもたちに恐怖と責任だけ押し付けるんですか?今、世界で起きていること、そこに結び付けてあげなければ、子どもたちにとって戦争は遠いことのままです。戦争は過去のものじゃない、そこへ繋げなければ、戦争教育は続いていきませんよ」

子どもの頃、とても怖い絵があった。
1つは、丸木夫妻の『原爆の図』。
もう1つは、ピカソの『ゲルニカ』。
そこにその絵があるのではないかという妄想に、本を開けなくなった。ピーク時は、学校の教室の児童書コーナーの半径1メートル以内には入れなかった。

確かに、「核兵器」ほど恐ろしい物体は、今現在世界に存在しないだろう。
けれど、それを教えるだけで、本当にいいの?

1つの、記憶があります。
大学の研修でドイツへ行った時のこと。ガイドさんが教えてくれました。
「ドイツでは、国立の病院、博物館の地下には核シェルターが作られています。最悪の時、最低の医療と、歴史的遺産を守る為です。もちろん、美術館も博物館に入りますよ」
当然、旧西ドイツの話ではありますが。それが、ドイツが第二次大戦から学んだこと。
日本は、伝えていくだけでいいの?

今回『GATE』の上映会に参加したのは、その「恐怖に立ち向かう」とかってストイックな理由ではありません。
半分は、Yuichiさんのお宅にお邪魔してみたかったというだけ。
もう半分は…純粋に、知りたいという気持ちでした。

「今」、何をしている人がいるのか。何が出来るのか。
その答え、或いは可能性を、確かに、この映画は教えてくれました。
「恐怖」から踏み出す、ヒントを。

『GATE』の製作元は 核兵器解体基金 という団体です。
何と、私、映画内で知ったんですが、民間が国家より核兵器を買い取り、解体することができるようになりました。その民間団体が、「核兵器解体基金」です。
既にロシアより核兵器を買い受け、解体が始まっています。
解体された核兵器は、放射性物質と非放射性物質に分けられ、放射性物質は原子力発電として約3年間平和的に使用され、非放射性物質はジュエリーに加工して、若者を対象に販売されるそうです。
そして、若手アーティストとのコラボレーションという話も持ち上がっているそうです。

何故、民間が?それっておかしくない?
当然の疑問だと思います。何より、解体する矢先から核兵器は作られる、いたちごっこです。
けれど、本当に意味のないことでしょうか?
国ではなく、民が、国境を越えて行動に出る。同じ想いを抱えて。
矛盾は、最初から解っている。けれど、日本ですら「核解体税」もなければ、余った予算で他国の核を解体するなどという発想は持たないのですから。
(…1度、「太田総理」がコレ発案してた気がするけど…)

ただし。
私自身も諸手を上げて「素晴らしい活動!」とは言えない、ということも、告白しますね。
まず1つ。原子力発電。平和利用、と暢気に言ってしまっていいものか。使用済み核燃料は何処へ行くのだ?
もう1つ。核兵器から採取された非放射性物質が汚染されていないという保障は何処に?
…とまぁ、早くも疑問は湧き上がる訳で。

それでも。
どうする。

知ると知らぬとは大きな違いかと。

何れ、この件に関してはまた何か発言すると思います。
生涯の内に答えが出せるような問題ではなく、それどころかこの恐怖感から脱せるかどうかさえ解りませんが。

考えては、行くのだと思います。
今の事、これからの事だから。


最後に。1つお笑いネタ。
案の定というかYoshidaさんが仲井カズサ氏引き連れて来ました。ま、当然と言えば当然ですが
今月の週末。第2週を除きYoshidaさんに逢いまくり。ビンゴ惜しかった
「その内、こふっちと会わないと1週間が終わらなくなりそう来週、何か約束しとく?」とYoshidaさん…んー、私もそんな気が…
まぁ。約束しませんでしたが。
来週も逢うんでしょうか…請うご期待

お後がよろしいようで





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Last updated  2009.12.08 22:32:41
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