今、文房具売り場では必ず売っているマスキングテープ、こんなものは珍しくも何ともない。50年も前から塗装のマスキングには必ず使っていた。
しかし、それは色気のない白だった。いつの頃からか色付きが売り出され、今では色も意匠もとりどりだ。
体裁が良くなると使い捨ての道具ではなくなり、貼ったままにしておいてもおかしくはない。それに粘着力も適当だし、字も書ける。
ふと思いつき、手帳の背表紙に貼ってみた。今までのテープでは剥がれたり、ベタベタしたり、字が書けない物ばかりだったが、これはすべてを満たしている。
終活という訳ではないが、今まで放り出していた手帳をまとめて整理した。9年分くらいは未だ行方不明だが、50冊くらいにはなった。
ぼくは記録魔なのだろうか、いつ、誰と、何処へ行き、いくらの何々を食べた、ほとんど記録している。アイスコーヒー100円、焼きそば170円・・・
それは当然の事ながら、思い出したくないような記録だってある。
しかし、もう半世紀も昔の事。
残駆天所赦 (今までの事は天が許してくれるだろう)
苦笑いしながら読めるようになってきた
不楽是如何 (楽しまないでどうする)
撮影日時が判らず困ったことが多かったが、手帳を丹念に探せばほとんどの撮影年月日が判ってしまう。

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