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2006.09.13
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カテゴリ: その他
「ジェンダー社会学に出会ったこと」

でも、それはあくまで「違和感」であって、しっかりと言語化された疑問ではありませんでした。
東京で最後にいた会社で、私は人の3倍ぐらいのノルマをこなして「非情のマイクロフィルム撮影マシーン」と呼ばれていたのですが(笑ウソ)、その時仲の良い社員から「君はやっぱり男だから仕事が出来るんだよ」と言われて強い憤りを感じたんですね。
私が仕事が出来るのはあくまで私の才能と努力ゆえであって、男であるからでは断じてない!と。
同じ理屈で、女性側も反対の意味で貶められてきたわけですよね。
彼は、残念なことにそう思い込んでいました。
しかし、その考え方は絶対に違う!と思いつつも、それを是正するだけの言葉を私は持たない、と一種の敗北感を覚えました。
これは、少なくとも違う価値観があるということだけでも教えるだけの言葉の力を身につけなければいつまで経ってもこの図式は変わらないぞ、と強く思いました。
考えてみればこういう単純なことが家族問題、イエ問題、男女差別、同性愛差別、あらゆることにつながってくるんですよね。

そしてこれは、ジェンダー社会学という学問にもなっているということをはじめて知りました。
後悔ではなく反省ですが(笑)、大学の時に知っていればもう少し違う道もあったのかなあとは少し思います。
まあこれから大学に編入して勉強するっていう手もあるし全然手遅れではないです。
人間は「異性」と「恋愛」して「結婚」して「出産」して、というライフスタイルが多数派=マジョリティであるのは疑いようもないですが、それは「当たり前」ということを意味しないと思います。
また、逆の立場から言うと現在の男女共同参画基本法がフォローして行こうとしているのはあくまで「共働きの子持ちの夫婦」なのであって「子のない専業主婦」はその対象になっていないことなども少数派=マイノリティ差別の例として挙げられます。
また、親が子を、子を親を、家族が家族を愛する時、それは「家族(/子/親)だから」「血がつながっているから」ではなく、その人の人格がそうさせるのだ、という風になれば血縁や属性に縛られることのない、お互いの個性を尊重したコミュニケイションが出来るのではないかとも思います。
それぞれの価値観でそれぞれの責任を以てした選択でそれぞれのライフスタイルを歩んで、それで得も損もしないのが本当に誰にとっても生きやすい社会というものです。
そして、政府はそういう社会をこそ目指して制度を作っていかなければならない。
下らない男性社員の一言が、私をジェンダー問題にコミットさせるきっかけになったわけです。
今の私の生活は、ジェンダー問題を考えることを抜きにしては考えられません。
今でも結構本や論文を読んでいるのですが、いずれもっと本格的に勉強して、こちら関係の本を書こうかなと思っています。





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Last updated  2006.09.13 09:44:38
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