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2007.12.08
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カテゴリ: 小説 Wonder Garden
第14話 初めての異性

「聡美、一緒に帰らない?」
そう声をかけてきたのは休み時間中に声をかけられた男子だ。聡美は戸惑った。

“え・・・なんで・・・”もともと自分から話しかけるのが苦手な聡美は悩んだ。というより恥ずかしい気持ちになった。

「う、うん・・・いいよ・・・。」
顔を真っ赤にしながら返事をした。男子はうれしそうだ。しばらくして二人は教室を後にした。
聡美は依然として顔は真っ赤だ。それもそうだろう。男子と一緒に帰るのは初めてなのだから。

「あっ、そうそう。自己紹介してなかったね。」
そう、男子がつぶやくと聡美のほうを見た。聡美は恥ずかしくて目が合わせられない。


「あのっ、わ、わたしは、その・・・伊野聡美っていいます、しゅ、趣味は、マンガを読むことで、得意な教科は・・・数学ですっ。」
聡美は緊張しまくりだ。すると直人は携帯電話を取り出した。何かをしている。

「じゃあさぁ、メルアド交換しよう。」
聡美は戸惑ったが、ここは素直に彼の言うとおりにした。メルアド交換をした後、直人は聡美の後ろに回った。

「なにするの?」
「これから二人の写真を取ろうよ。」
“マジでぇ!?”聡美は顔をさらに真っ赤にさせた。パシャッと音が鳴り写真が取られた。

「やっぱり聡美はかわいいね。」
そう直人が言うと聡美は恥ずかしくなった。生まれて初めて聡美は異性とカメラで撮ったのである。

家に帰ってからも聡美は直人のことで頭がいっぱいだった。なぜ、あんなにやさしくしてくれたのか、聡美は考えた。

「直人くん、私のこと好きなのかなぁ・・・」

聡美は“今度会った時、どうして一緒に帰りたかったのか聞いてみよう。”と心に誓った。

聡美は寝ようとしたがなかなか寝れなかった。どうしても直人のことが頭から離れないのである。

「どうしたらいいのぉ・・・寝れないよぉ・・・」
聡美は悩み続けた。夜は長い。聡美にとってとても苦難な夜となった。

(第15話へ続く)





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最終更新日  2007.12.08 20:16:44
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