移動祝祭日にて。

移動祝祭日にて。

2009.03.02
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「死ぬ気になってやれば、そんなことなんでもない」。
「別に大変だからといって、死ぬわけじゃないんだから」。

というような、物言いは、結構いまだにまかり通っている。
しかし、にもかかわらず、毎年、自殺者が3万人以上いるというのは、どういうことなのか。少し考えるべきではないだろうか。

その3万人が、全員、「うつ病」にかかっているわけではあるまい。すべての人が、やる気をまったく失ってしまっているわけでもないと思う。しかしながら、結果は、こうなっている。

そこから導き出される推論とはなんだろうか。
私の、頭に浮かぶのは、ひとつのことである。

生きていることのレベルが、もし「1」である時──死ぬ、あるいは、死ななければならなくなってしまったレベルが「100」ぐらい、遠ざかっているのなら、死ぬまでにやれることはものすごくたくさんあるし、死に至らぬ道筋も選択肢も数えきれぬくらいあるような気はする。
しかし、生きていることが「1」である時、死ぬことは「100」も離れてはおらず、例えば「3」とか「5」とかぐらい近くにあるということは考えられないだろうか。


そう、いまの私には、生きていることが「1」であるなら、死ぬことは「2」ぐらいの位置にある身近な存在に思える。
なんかのきっかけがあれば、そこに吸い込まれていくことは、十分にありえるとしかいえない。

生きていれば、いいことはある。しかし、生きていたら、苦しいことだって、ありあまるほど存在する。
そうおもえる時、死は、とてもとても目鼻に触れるほど、自分の傍らにある。





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最終更新日  2009.03.04 22:39:30
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