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こうした年齢による可聴域の差を利用したのが、モスキート・リングトーン。実際の蚊が発する羽根音は350Hzから600Hzと人間にも十分に聞こえる周波数だが、モスキート・リングトーンのほうは17000Hzという高い音域を使っている。
若者に人気の「蚊の着信音」
さらに500∿800Hzの羽音のなかでも600Hzの振動音により多く集まった。反対に雌蚊の発する300∿ 350Hzの振動音に対しては, 羽音を発信しない場合よりも少なく集まった。結局, 羽音, 動物, ドライアイスの3者併用で, 600Hzを中心にした振動音で最も効率よく捕獲できた。
音の強度の変調では, Ae. aegyptiに対して, 466Hz, 98dB SPLの音が, またCx. p. molestusに対しては, 370Hz, 124dBの音が最も卵のふ化率を低下させた。さらに466Hz, 124dBの純音は, 100mの遠距離まで到達し, Ae. aegyptiを不妊化させ得ると推論した。
オスの蚊の羽音に近い8kHzのサイン波を再生して蚊が近寄ってくるのを防ぐ仕組みだ。