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2007年03月14日
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カテゴリ: 日々是好日
望郷

應知故郷事  應(まさ)に故郷の事を知るべし
來日綺窗前  来日(らいじつ) 綺窗(きそう)の前
寒梅著花未  寒梅花を著(つ)けしや未だしや
王維「雑詩第二首」より

君は私の故郷より来たのだろう
(私の)故郷のことならよく知っているはずだ
君が来るとき、綺窗の前にあった
あの早咲きの梅はもう花を着けただろうか、まだだったろうか

中国は唐時代に李白、杜甫と並び称された詩人、王維の漢詩です。
「望郷」という題からも、「故郷」という言葉を二つ重ねることからも
若くして都に出てきた王維の望郷の熱き想い、とも思われますが、
綺窗(きそう)とは、女性の居室用飾り窓のこと。
丸く抜いた形に、細工細かな桟をとりつけた絹張りの窓を言うのでしょうか。
梅が咲いたかどうかを尋ねながら王維が知りたいのは、
故郷に残してきた想い人、
この瀟洒な窓の奥にいる住人のことなのですね。

菅原道真を持ち出すまでもなく、梅には望郷の詩が多いように思います。
冬枯れのわびしい風景の中、ほころぶ様に淡い色を着け出す梅の花は、
季節の移ろいと共に、己の来し方、過ぎゆく年月を実感させたのかもしれません。
それは、手紙さえままならぬ古人にとって、身を切られるような孤独を、
切ない故郷への想いをより駆り立てる、春の予兆だったのでしょうか。


漢詩、漢文 ちんぷんかんぷんなのですが
梅花の頃、王維も焦がれた「梅」を想像して、この絵画的な詩を思い出すのです。


故郷を思った詩ならば、さしずめ、野に咲くこんな梅。
梅2.JPG
(北野天満宮 梅苑)

女性への恋情ととるならば、共に慈しんだであろう庭の梅を思い描きます。

梅1.JPG(同 境内)
いかにも、中国風の窓に似合いそうだとお思いになりませんか?

でも漢文の授業て何なのでしょうね・・・・。
中国語のお勉強じゃないし。
純粋に教養のためのお勉強だと割切ることさえ出来さえすれば
別に励んでみても悪くはなかったのかもしれないと
今なら思わんこともないではないんですが。



前の日記の「上七軒」に反応して、来て下さった方、行かれた方がおられる様子です。
うふふ、がっかりさせてごめんなさい。
これからも、紛らわしいタグを付けて遊びます^-^






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Last updated  2007年03月14日 14時40分16秒
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