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※ ビロウな単語、表現が多々あります。食前食中食後の方は、後から来てね(笑)
暖かいコメントを、皆様、有難うございます。涙をこぼしながらも、励まされました。
引き続き「好酸球性腸炎」の備忘録で、またも更新逃げとなりますがお許し下さい。
心優しい励ましと寄せて下さったご同情に、心より感謝申し上げます。 皆様、有難うにゃ。心から、御礼を言うにゃ。
10月末、ケンカ(に負けて)で、くり乃さんは、またもや尾っぽに怪我をした。
その際、歯肉炎治療の必要と腎臓疾患の予兆(血液検査結果)を示唆された。
ケガのためか歯茎も腫れて、食欲はあるのに食べにくいようだった。
傷治療の抗生物質が効いて腫れが引いたら、俄然、食欲魔神になって食べる食べる。
かと思ったら、ぱたりと食欲が落ちてしまった。
食欲昂進も、発症の予兆だったんだろうか。
食べなくなって二日後、11月10日、朝から胃液を戻し始める。
今までの嘔吐とは違い、口から胃液が溢れ出てくるような、
泡が、閉じた口から溢れてきて続いて胃液を吐く、そんな感じ。
一日、寝ていたらしく、夜、病院に連れて行く。
吐き気止め入りの皮下点滴。
翌11日も同様、食欲も全くなし、便もなし。
同様の対症療法と検査。レントゲンでは、糞とガスが大量に溜まっているとのこと。
膵炎の血液検査では、現状異常なし。触診では、腫瘍の手応えもないらしい。
3回の対症療法の後、症状の改善が見られなければ、検査入院した方がいいとのこと。
内服薬2種類(胃粘膜保護など)は、また吐きそうで、私では飲ませることが出来ない。
11月12日朝、(くり乃の)歯科治療のはずだったが、無期限延期。同様の皮下点滴。
今日も胃液を戻し、それ以外はぐったり寝ていた、と家人。
滅多に吐かない子なのに、こんなの初めてだ、異常過ぎる。
翌日は、病院が休み。このまま、様子なんか見ておれない。11月12日夜、また病院へ。
検査と平行して、原因不明のまま嘔吐を止める治療を始める、と先生。入院決定。
時間経過毎のレントゲン(画像がどっちゃりあった。)によると腸が全く動いておらず、
詰まっていた糞は、毛玉の塊だったとのこと。
腸を動かし、嘔吐を抑える治療が始まったが、今度は、一転して下痢。
人慣れしないくり乃は清拭させないので、下痢や胃液で汚れて皮膚炎(褥瘡様)になり
その治療のため毛を刈られ、ハゲまであちこちに作ってしまった。
膵炎、トキソプラズマ、寄生虫、腫瘍、神経系統の病。
血液検査、レントゲン、超音波検査と、より複雑・高価になっていく(笑)検査を経て、
消されていく嘔吐の原因。
そして、最終、内視鏡検査の生体検査の結果「好酸球性腸炎」と、断は下った。
内視鏡検査時の映像は、大腸?の幽門が閉じず土管のようで、
先生も「こんな腸は、初めて」だったらしい。
犬が家族の方なら「IBD(炎症性胃腸炎)」はご存知かも知れない。
「好酸球性腸炎」はその一つ、難治性のアレルギー性腸炎である。
日本においては、まだ専門家の認知度も低い病気だが、その潜在的患者は、
人間はもちろん、動物でも数多と言われている。
細胞検査によってのみ好酸球は確定する(人間も同様)ので、検査の精度向上とともに
見出され、確定した病なのかも知れない。
なんせ、動物、ましてペットにまで内視鏡やらCTやら施し始めたのは、ここ数年だ。
とはいえ、ある程度の検査で原因が掴めなければ、まずIBDとお疑いになるお医者様も
おいでで、ステロイド投与してみて、好転すればIBD、と診断されるらしい。
残念ながら、かかりつけのお医者様は、好酸球性腸炎をご存知なかった。
ただ臨床経験豊富な方なので、今まで看た胃腸炎とは違う、という所見はお持ちだった。
彼のその、プロだけが持ちうる疑惑が、私を不安の嵐に投げ込んだわけだけど(笑)
外に出さんか~い。宝物やら陣地やら、ちゃんと調べなあかんのや~。
カテーテルを鼻からぶら下げていた時も、やっぱりお外に出たかった。
まず、たんと食べて、太ってから。ノラネコさんに間違われちゃう。
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