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1ヶ月程前に、賃借契約をしているうちの不動産屋から突然、「おたくのオーナーがそちらの物件を売りに出す事になりましたので来週から毎週末にオープンハウスを実施します。」との通告があった。「そんなの聞いてないよ~」とダチョウ倶楽部調に言いつつも、この家は我が家の所有物ではないので、基本的に抵抗は無駄である。とはいえ法律では現行の賃貸借契約は保障されるので、すぐに「荷物をまとめてとっとと出ていきな」とかいう状態にはならないとは思うのだが。「まぁこのあたりは居住目的というよりは、投資目的の人が多いから、そのままレントは続けられると思うけどねははは」と、この不動産屋もまるで「他人事」のような口調である。まぁこの担当者(ダニエル)にとっては本当に「他人事」だから仕方のない話ではあるのだが。とかく不動産屋というものは、賃貸人に媚びへつらい賃借人をぞんざいに扱うものである。特にこのエリアは物件を居住や投資目的で購入する人が多いので、賃貸物件は非常に限られており、どうも賃貸業は不動産売買の片手間の商売という感が否めない。というわけで、先週の土曜日は午後12時から13時の間にオープンハウスが実施され、おいら達はその時間帯に外出する事を強制されるハメになった。「コーヒー代くらいは出すからね」と言って渡されたのが近所のコーヒークラブの10ドルのバウチャー。コーヒークラブのコーヒーは確かに美味しいけど、10ドルは家族3人でここんちのコーヒー飲むには全然足りない金額。結局時間帯的にそこでランチを済ませる事となり、家族3人でエキストラ60ドルの出費。マクドナルドのバウチャーをもらっておけば、ハッピーセット3人分は出たかもしれないと軽く後悔。ところが、「まぁ最近は不景気だし、物件もなかなか売れないだろうから気長に広告宣伝しますんで」などど暢気な事をぬかすダニエルの見解をよそに、この物件は先日あっさりと買い手がついてしまった。なんでも新しいオーナーはグラッドストーンに住む人で、この物件の購入も純粋に投資が目的という事らしく、とりあえず、我が家は当面ここに住み続けてもいい事になった。あぁよかったぁ、これでこのクソ忙しい時期に面倒くさい引越しをする事もない、と感激で胸がおっぱいに、いやイッパイになった。幸いうちは職場がホテルなので、いざとなっても当座の食う寝るに困る事はないから助かったが、もし「あんたら1週間後にはとっとと出てってね」って言われていたとしたら暫くはホテルの玄関から「行ってき『まきゃー』」っていう事になっていたかも知れない。それもまぁ、まんざらでもないのだが、やっぱりこの庭から、遠くに見える海を眺めつつまったりとコーヒーを飲みながら時を過ごすのがおいらにとっては至福のリフレッシュなんだよなぁ。(隣のバカがうるさくなければね)なんて事は、新しいオーナーに「そんなに言うなら住んでみよっかな」なんて思わせないように今後間違っても口にしないようにしなくてはならない。
2011.10.29
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こちらへ来てから初めてケータイの機種変更をした。赴任したのが2007年なので、実に4年半ぶりの機種変更である。日本にいた時にはそれこそ新しい機種が出る度にそれを追いかけているような「初物好き」だったのであるが、こちらでは「機種変」どころか「気が変」になるくらい忙しく、日々新しい事の連続だった為に今までケータイどころではなかったのである。今回の機種変は、仕事で日本の本社や上司らと日本語でのメールの送受信が出来るようにする目的だったのだが、インターネットで調べてみると、「海外で購入した機種でも、言語設定で日本語を選択する事により日本語の表示が可能となり、またアンドロイドマーケットで日本語フォントの入力支援ソフトをダウンロードし、インストールした後にデータ入力形式をそのソフトウェアに設定する事で日本語による文書作成も可能になります。アンドロイドマーケットからのソフトウェアダウンロードにあたっては、事前にグーグルのアカウントを取得する必要があります」??????これって日本語か?というくらい頭がグーグルしてテンパレートしてきた。とにかく聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥という事で、町のケータイショップへリサーチに行く事にした。念のため「言語支援ソフト」としてA美を連れて行ったのは言うまでもないのだが。さすがに4年半も経つと、ケータイは機種もサービスもガラリと音がするくらい変貌を遂げており店頭の陳列棚やパンフレットを見ていてもアイフォンだのブラックベリーだのスマホだの従来のタイプを探す方が困難なくらい商品ラインナップが一変していた。しかしA美曰く、学校(Primary)でもクラスの1/3ほどは自分の携帯を持っており、それ以外でも多くのクラスメートがipadやipodなどの情報機器を持っているとの事。なので店頭でも「あ、私これ知ってる」「これ友達が持ってる」だの、数年前と比べて完全に立場が逆転しているのだった。メカニックな事には相当疎いおいらなので、店頭の兄ちゃんに、「と、とにかく日本語でデータの送受信が出来るのをテキトーに見繕っちくりー」と懇願し、兄ちゃんが「松竹梅」で出してきた3つの種類から「竹」を選んだのだった。おいらっていつもそう。「松」なんて贅沢だし「梅」だと貧乏って思われるし、でいつも「竹」を選んでしまう。いつでもどこでも中の中。一生一流にはなれないわ。その「竹」がこれ。(LG-P970)もちろん説明書は100%英語である。しかし今時のPCや携帯なんかは「ある程度分かっている」人向けの説明が多く、おいらのように「直射日光には当てないで下さい」「飲み物などの液体をこぼさないで下さい」と言った初歩の初歩から説明して欲しい人にとっては非常に不親切な事極まりない。まぁしかし携帯なんて、操作を間違ったからと言ってイキナリ爆発する事もないだろうし、説明書なんか読まなくても使っていくうちに機能はわかるであろうし、、万一わからなくても、ネットで調べりゃあ何とかなるさ、明日があるさ明日がある、なんて思っていたのだが、この機種はどうやら日本では発売されていないらしく、当然日本語による情報も限られており、意外と設定や機能の確認に四苦八苦する事となった。SIMカードから携帯本体に住所録を移動させる方法がわからず、手書きで全ての情報を紙に書き込み、慣れない操作でちまちまと再入力を完了させた数分後に、「SIMカードからの自動データ取得が完了しました」とメッセージが出てorz状態になったかと思えば、自宅でのwifiへの接続がわからずにたまたま町で会ったワーホリのS子ちゃんを我が家に拉致して設定してもらったりと、機種変初日は頭も変になるくらいパニックの連続であった。しかし、新機種を手にして早や5日。今では着メロをダウンロードしたり、wifi接続でFacebookやこのブログを管理したりと初日のパニック状態などまるでなかったかのようにモバイルライフをエンジョイしている。日本語入力ソフトが「simeji」という独特の入力支援ソフトなので、当初は簡単な一文を入力するのに30分くらいの時間を要していたのだが、今では割とさくさくと入力をする事が出来るようになった。こうなるとキーボードピアニストのおいらにかかればブラインドタッチも時間の問題である。ところで長年お世話になった旧機種は、嫁はんがいつも暇つぶしをしていたソリティアが入っており、機種変更後はそのまま嫁はん専用のゲーム機になる予定だったのだが、SIMカードを抜くと通話どころかケータイそのものが使用できなくなった為に結局お蔵入りする事になった。会社の携帯管理担当者に「バックアップにどう?」と薦めたのだが「そんなancientな携帯はいらねー」とあっさり断られたのは言うまでもない。
2011.10.20
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10月1日。おいらが勤務するリゾートホテルが新しいブランドになった。これはフランスのホテル運営会社のひとつのブランドであり、従って日本でもフランス式に「メルキュール」と「マダ~ム、ボンソワ~ル」風に呼称されるのが普通。東京は銀座にもこの系列のホテルがあるので、おいら達にとっては「メルキュール」という言い方の方が馴染み深い。(発音イメージ)しかし、これが英語読みになると一変して「まきゅわー」となる。それならまだなんとなくわからなくもないのだが、ここはオーストラリア、しかも訛りの激しいヤップーン。こちらでは、はい、大きく口を開けて~「まきゃー」となってしまう。10月1日になると同時に、電話応対の仕方が一斉に変更され、ホテル名の前にこの「まきゃー」をつける事となった。しかも、「ぐっもーにんまきゃーきゃぷりこんりぞーとなんちゃらでぱーとめんとうんたらすぴーきんはうめいあいへるぴゅー?」と、どの部門もきっちりとマニュアルに従って応対する事が要求される事となった為、まだ新しい名称に慣れていないスタッフの電話応対はこの1週間カミカミ状態であった。おいらが勤務している管理部門は、フロントや予約などに比べるとそこまで頻繁に電話はかかってこない為、スタッフも慣れるまでが一苦労な様子。あっちで「まきゃー」こっちで「まきゃー」あっちカミカミ、こっちカミカミ。みんなせいぜい、慣れるまで頑張って会得して欲しいものである。かくいうおいらは、空港で働いてる時は、ちゃんと自主トレに励んでいた。空港ではチェックインカウンターやゲートで、パブリックアナウンスを入れる必要があった為、訓練期間中当初は、よく風呂や車の中で自主トレに励んでいたものだった。一番苦手だったのは、ボーディングの案内のフレーズ。「スカイ○ークより、303便にて鹿児島へご出発予定のお客様へご搭乗のご案内を申し上げます。スカイ○ーク303便、定刻13時25分発鹿児島行きは、間もなく致しますと皆様をご搭乗機へとご案内いたします。ご搭乗に際しましては、先ずはじめに、スーパーシートシグナスクラスのお客様、3歳未満のお子様連れのお客様、ご高齢のお客様ならびに、ご搭乗に際しまして係員のお手伝いを必要とされるお客様より先に機内へとご案内いたします。優先搭乗ご希望のお客様は、どうぞ39番搭乗口までお越し下さいませ。なお、そのほかのお客様につきましては、次のご案内がございますまで今しばらく当ロビー内にてお待ち下さいませ。」これを一気にアナウンスしなくてはならないのだが、とにかくやたら長いので、かまずに言い終えた時には「おいらってもしかして滝川クリステル?」というくらい暫く自己満足に浸っていた程であった。晩年はインストラクターお墨付きで「羽田のウグイスボーイ」の異名を取るまでにPAが上達したという事を申し添えておこう。いつものごとく話は脱線してしまったが、とりあえず、新しいブランドがついてさらに活気づいているリゾートであるが、今のところ施設やサービスは従来通りであり、これから徐々に、メルキュールのブランドが浸透していくものと思われる。とは言うものの、昨日までフロントでチェックインをしていたおばちゃんが、突然8頭身のフランス美女に変身したり、和食レストランの納豆巻きが突然「キャビア&フォアグラロール」になる事はないのでどうぞご安心?を。これまでと同様にご愛顧いただき、是非リゾートに遊びに来てくださいませ。
2011.10.08
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ようやく春めいてきたヤップーン。日が高くのぼれば、もう真夏のような日差し。オフィスでは早速クーラーががんがんに稼動し始め、冷え性のおいらとしては、寒い冬が去ってまた一難。これからは人工的な寒さとの闘いになる。つい先日まで足元をヒーターで暖めていたのを考えると、なんてこの国の気候は極端なんだろうと思う。政治にしても経済にしても同じで、グレーゾーンやバッファーゾーンがあるわけでなく、いきなり「白か黒」「夏か冬」なのがこの国。建前「最大限の努力を尽くし、善処いたします」=本音「無理ですね」という日本とは大違いである。てなわけで、春。わがオフィスの春の到来は、大パニックによってもたらされた。オフィス内にひょっこりと、猛毒を持つ蛇が現れたのである。(イメージ)最初は誰かが綴じ紐かなんかを床に落としたのだろうと思っていたのだが、レーシック両眼スーパーアイ2.0のおいらはそれを見逃さなかった。紐にしては不自然に頭がある。目がある。そして舌がチロチロと出ている、のサンサン七拍子。案の定オフィスは上を下への大パニックになった。ヘビに睨まれたカエルではないが、微動だにしない毒蛇に、おいら達も「だるまさんがころんだ」状態で、微塵も動く事が出来ず、オフィス内では、「誰か早く捕まえて!」「だめ、ライセンスを持ってる人間じゃないと!」「エンジニアスタッフにいるよ確か。早く電話して!」「いやよ!アタシが目を離した隙に足元に来たらどうすんのよ!」といった怒号が飛び交うのであった。しかしこういう時は女性陣の方が肝っ玉が座っている。こんな状況の中で、それでもてきぱきと物事を進めていく一方で、なすすべのない男性陣はただただ蛇ににらまれるカエルに撤するしかなかった。かくいうおいらも、事態が収拾するまで机の上に乗ってサンサン七拍子でエールを送る事しかできないヘタレ元応援団員でしかなかったのであるが。程なくスネークキャッチャーのライセンスを持つスタッフが現れ、専用の棒で蛇の首根っこをはさみこみ、(どこからどこが「首」なのかは知らんが)袋に仕留めて難なく御用。そのスタッフは吹けば飛ぶような爺さんだったのだが、その時の彼はシルベスタスタローンよりも逞しく見えた。ヤップーンでは、剣道三段、書道七段、などよりも蛇捕り資格の方がよっぽど社会の役に立つと痛感した。ユーキャンに資格取得講座があったら申し込もうと思ったくらいである。そんなこんなで、春。先日はリゾート全体のサーバーが集結しているコンピュータールームで、ゴアナ(オオトカゲ)が電線に巻きついて死んでいるのが発見された。(イメージ)数日前からバックオフィスで異臭がするのを複数のスタッフが認識しており、下水の詰まりかエアコンのフィルターかなどど協議していたらしいのだが、とどのつまり原因がこれだったようである。結局それを迅速に処理するために、サーバーの電源を切断して対処したのだがその際リゾート中のコンピューターを一時停止する必要に見舞われ、折りしもスクールホリディ期間中のチェックアウト時間帯であった為、こちらはこちらで一時混乱状態になった。「手つかずの大自然をそのままにした地球環境に優しいリゾート」うちのリゾートはこれが「ウリ」であるが、この「ウリ」を守るために体を張って格闘しているおいら達の涙ぐましい努力をご理解いただければ幸いである。カンガルーや孔雀たちはカワイイんだけどねぇ。
2011.10.02
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