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日経平均が7000円を一時割ってしまいました
。
けれど、午後、円が95円/ドル台へとドル高・円安に振れると、
一転して、7600円台に急上昇していきました。
私が今使用しているデイトレ用のシステムだと、
おとといも、昨日も、明日も出番なしとなってます。
なぜかというと、あまりにも終値が乱高下した場合、
怖いので出陣しない、というフィルターをつけているので、
最近欠場が多いんです。
エクセルによる12年分のデータでのバックテストによるシュミレーションでも、
そっちの方が利益も高くなり、かつ勝率も上がるんです。
なお、 先物については、価格が下がっても儲けることができちゃうんです。
それは、「カラ売り」ということができるからです
。
この「カラ売り」については以前にも書いたんですが、
このブログをご覧いただいてる方から、ちょっと難しい、
という意見をいただいたので、
もう少し判りやすく書きたいと思います。
もともと先物というものは、商品取引き上でやられてたんですが、
たとえば、 米を例に取ると
、
3月の価格1万円の時に、A農家は
「収穫期の10月に1万円で米1俵売ります」
という約束をa小売業者からとったとします。
3月当時a小売業者は、
「10月は米不足になり、今から米を確保して1万1千円で売る」、
と考えたので、千円の儲けを見込みその約束に応じました。
けれどもその年は豊作で米が過剰となり、
10月の米の価格は7千円に下がりました。
a小売業者は1万円で買う、という約束をしたので1万円を払うしかありません。
そうするとA農家は3千円、つまり30%の利益を上げることができます。
けれど、他の小売業者は、7千円で売っていたので、
a小売業者はそれにあわせるしかなくて、30%の損失を出しました。
このようにまだ米の 実体がないのに、先に価格上の約束をする。
これを先物、というふうにとらえてもらえればけっこうだと思います
。
そして、上の例のように 価格が下がることを見込んで
先に売り約束をすることを「カラ売り」と呼んでます
。
日経先物でいえば、
Aは、今は価格1万円だけど、たぶん下がるから、
1万円以上に上がる、と考えたBと将来の任意の時点で、
1万円で売買する約束をします。
1ヶ月したところ、価格が7千円まで下がり、
1万円以上になると思ったBは、これ以上下がると損失が大きくなるので、
この辺で1万円で買います、と申し出ます。
1万円で売ると約束したAは、Cから7千円で買い、
Bに1万円で売り3千円の儲けになります。
と、単純にいえばこういうことになります。
ただし、現実的には顔の見えない不特定多数の人を相手に、
ネット上でこのような売買を繰り返すことになるのでもっと複雑になります。
ちなみに、先物ラージで3千円も価格が変動する、
ということは、その千倍の300万円の損か利益が出る、
ということになります(先物ミニだとその1/10の30万円)。
実は、6月から今の時点までの4ヶ月の間に、
日経平均は14600円から7600円と 7
千円も下がっているので、
ラージ1枚を上がるの期待して買いで持ってる人
(これをロングポジションって言います)
は、 7
00万円の損
をしてることになります(ミニだと 7
0万円)。
6月当時の先物ラージの参加金額は約66万円(ミニ66000円)ほどですので、
10
倍ほどの損失を出すことになっちゃうんです。
売りで持ってたら(ショートポジション)その逆に儲けになるんです。
4ヶ月で66万円が 7
00万円(ミニだと66000円が 7
0万円)
にもなるので驚きです(損した時は地獄です)。
株だと上がるのを待つ、ということもできますが、
先物だと6ヶ月や1年の締め日(清算)があり、
その時点で強制的に処分させられるので、
そんな悠長なことを言ってると危険が大きいんです。
なんか、かえって複雑な説明になっちゃったかも。
チョビっとでも理解が進めば幸いです。
へば、まだ。
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