音響機器修理「京とんび」

音響機器修理「京とんび」

2016年02月18日
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カテゴリ: 音響機器修理

 今回の修理は、「 ソニー ZS-M35 MDラジカセ(発売日:1999/10/21) 」だ。4色のカラーに加え、光る“イルミネーションLED”を採用するなど、ファッション性を強く意識したデザインだ。

 なお、ZS-M3xシリーズは、「ZS-M35 (発売日:1999/10/21) → ZS-M30 (発売日:2000/10/21) → ZS-M37 (発売日:2000/11/21)」の順に発売されていた。過去に紹介した ZS-M37の記事 では、順序を間違えて記載していたので訂正したい。

IMG_0521.JPG

 [SONY ZS-M35 MDラジカセ]

IMG_0524.JPG

■主な故障と原因

  1. CD再生不可 → CD光ピックアップのレンズ汚れ
  2. 電解コンデンサの故障
  3. 上面の操作ボタンが誤動作 → 押下式スイッチの劣化

■修理

 CD再生不可は、レンズをクリーニングすることで復旧を確認。

SANY0008.JPG

 主基板を中心にハンダ付け部の劣化が多数確認された。シールド板も取外して点検し、ハンダ付け部の劣化を全て補修。

SANY0009.JPG

 この年代の機種に搭載された海外製電解コンデンサは、経験的に故障が多いようだ。

 防爆弁が動作したものは一見して故障と判断できるが、今回は無い。しかし、外見に異常はないが、点検してみると、容量が許容誤差以下に低下したもの、逆にこれを超過したものを主基板で確認。結果、100μF×3個と470μF×1個を交換した。

SANY0011.JPG

 CD制御基板は、 ハンダ付け部の劣化を補修。

SANY0015.JPG

 CD光ピックアップは、「SONY KSS-213C」だ。トラバースメカのオーバーホールを実施。

SANY0016.JPG

 TUNER基板も、 ハンダ付け部の劣化を補修。

SANY0019.JPG

 MDピックアップは「SONY KMS-260B」、ATRAC ICは「SONY CXD2654R」だ。

SANY0020.JPG

SANY0021.JPG

 上面の操作ボタン誤動作の原因は、押下式スイッチの劣化。これを交換修理(写真忘れ)。

 他多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。 

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最終更新日  2016年02月18日 23時20分24秒
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