今回の修理は、「 ソニー ZS-M35 MDラジカセ(発売日:1999/10/21) 」だ。4色のカラーに加え、光る“イルミネーションLED”を採用するなど、ファッション性を強く意識したデザインだ。
なお、ZS-M3xシリーズは、「ZS-M35 (発売日:1999/10/21) → ZS-M30 (発売日:2000/10/21) → ZS-M37 (発売日:2000/11/21)」の順に発売されていた。過去に紹介した ZS-M37の記事 では、順序を間違えて記載していたので訂正したい。
[SONY ZS-M35 MDラジカセ]
■主な故障と原因
■修理
CD再生不可は、レンズをクリーニングすることで復旧を確認。
主基板を中心にハンダ付け部の劣化が多数確認された。シールド板も取外して点検し、ハンダ付け部の劣化を全て補修。
この年代の機種に搭載された海外製電解コンデンサは、経験的に故障が多いようだ。
防爆弁が動作したものは一見して故障と判断できるが、今回は無い。しかし、外見に異常はないが、点検してみると、容量が許容誤差以下に低下したもの、逆にこれを超過したものを主基板で確認。結果、100μF×3個と470μF×1個を交換した。
CD制御基板は、 ハンダ付け部の劣化を補修。
CD光ピックアップは、「SONY KSS-213C」だ。トラバースメカのオーバーホールを実施。
TUNER基板も、 ハンダ付け部の劣化を補修。
MDピックアップは「SONY KMS-260B」、ATRAC ICは「SONY CXD2654R」だ。
上面の操作ボタン誤動作の原因は、押下式スイッチの劣化。これを交換修理(写真忘れ)。
他多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。
--- 分解清掃修理した や や を出品中 ---
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