今回の修理は、「 KENWOOD DP-7PRO CDプレーヤー(発売日:1997/09/30) 」だ。ミニコンポ「 PRO-7 」シリーズのCDデッキだ。 当時、同社ミニコンポのフラッグシップシリーズで、同デッキは30,000円(税別)、セット定価は96,000円(税別)となっている。弟分シリーズに SE-7 がある(リンク先は 諏訪公房 さん)。
[ケンウッド DP-7PRO CDプレーヤー]
■主な故障と原因
■修理
ひとしきりの点検と清掃を終え、分解に着手。ミニコンポは、機能ごとにデッキ1台にまとめられているため、分解は容易だ。
まずはCDローディングベルトを交換し、トレーの開閉回復を確認。
CDを認識しなかったり、再生が非常に不安定なため、 CD光ピックアップ(SONY KSS-213C)を交換。暫定再生を確認するも、音とび発生を確認。
CDトラバースメカを分解・清掃。
歯車への粉塵侵入以外にも、歯車自体の亀裂破損を確認。経年によるストレスクラックだ。現状、亀裂は歯に達していないため、音とびの直接的な原因には至っていないと思われる。
最近、この手の劣化故障が増加してきた。 早晩亀裂が歯に達して音とびの原因になると推定できるため、今時点で交換を実施。
本機種は、底面に着脱式の開口部が設けてあり、CDの点検・調整が容易になっている。
その他にも多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。
♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか
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