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2006.04.14
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カテゴリ: ぼくの悪い趣味。

昭和20年代の黒澤映画を彩った早坂文雄氏の音楽について、それぞれの生い立ちから
始めながら「生きる」「七人の侍」そして早坂氏の遺作となった「生きものの記録」までの
伝記を、物語タッチで描いてゆく。

早坂氏の音楽については、純音楽で聴いたものはほとんどなく、全てが黒澤明監督作品の
劇伴音楽になるのだが、伊福部昭氏や古関裕而氏に共通するバーバリックなリズム、
対照的に繊細なメロディと、懐の深い作風という印象が強い。
「動」の黒澤氏と「静」の早坂氏がタッグを組み、とことんまでディスカッションした上で
紡がれてゆくメロディ、それが画面に乗った際の相乗的効果…

同じカウンタープンクトでも、早坂氏のそれと伊福部氏のそれは微妙に違い、
伊福部氏の音楽が黒澤イズムに合わなかったことも書かれている。

黒澤映画との蜜月期、そして早坂氏自身にとっては晩年の作品となった3部作では、
1作ごとにアプローチも異なり、その柔軟さがそれぞれの映画の色を見事に仕上げた、と
いっても過言ではあるまい。
「生きる」のオーボエによる哀愁に満ちた曲、「七人の侍」での侍のテーマ、そして
映画では使われなかったけど「生きものの記録」での星の音楽…どれもが傑作だ。

黒澤映画と早坂音楽。今後、誰をもってしても超えることのできない、最強のコンビが
作り上げた映画の数々を、改めてもう一度見てみたい、と切に思った。
買っちゃおうかなぁ、黒澤映画のDVD…(←財布の中を見てから考えろよ)





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Last updated  2006.04.14 13:13:07 コメントを書く
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