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2010年09月08日
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夏休みだからというのも手伝って、近所のレンタル屋でいろいろ映画を借りてきた。
その感想を忘れないうちにメモする。
ちなみに今回借りた映画のテーマはイタリア。
「天使と悪魔」ですっかりイタリアに魅了されてしまった模様。
本当にイタリア建築はすごいと思う。
そのうち軽くイタリア建築に関する本も読んでみたい。

☆ロミオとジュリエット(1954)
ご存じシェイクスピアの代表作の一つ。
舞台はイタリアのヴェローナということらしいですが、この映画自体はおそらくイタリアで撮られていないのではないかな。

そのせいもあって、どちらかというと映画よりも舞台を見ているという感覚が強い。
まぁ、もともと戯曲なんだから方向性的にはそれでもいいのかもしれない。
私はシェイクスピアは「ハムレット」くらいしかまともに読んでいないので原作に近いのか分からないのだが、以下に感想を書くデカプリオ主演の「ロミオ&ジュリエット」と比較する限りでは原作に忠実に作られた作品なのではないかと推測している。
それにしても出会ったその夜に愛を語り合って、次の日には結婚、そしてすぐに乱闘勃発で怒りに狂ったロミオがジュリエットの従兄弟を殺すという、この急ピッチな展開はすごいな。
お互いをよく知らないうちから勝手に結婚するのもどうかと思うし、いくら怒ってても妻の身内を殺すのがちょっとおかしい。
思ったより突っ込みどころ満載な作品だった。
ただ台詞はさすがシェイクスピア。
非常に洒落ているし、ロマンチック。
「ロミオ、どうしてあなたはロミオなの」という有名な台詞はもちろんだが、個人的には「月に私への愛を誓わないで」といったジュリエットが最高。
月のように満ち欠けして、移ろいやすいのはダメという論理にはなるほど、と感心させられた。

☆ロミオ&ジュリエット(デカプリオ主演)

舞台背景が現代に置き換えられているのだが、明らかに時代に合っていない。
なんだか見ていて気持ち悪い。
さすがに手紙が届かない理由はペストではなくなっていたが、もう少し時代に合うよう、面白く脚色できたのではないだろうか。
脚本をそのままにするなら、昔の舞台設定でやった方がいいのは間違いない。

☆ヴェニスの商人

アル・パチーノがユダヤ人の金貸しシャイロックを演じる。
Wikiによると台詞などは基本的に原作どおりらしい。
舞台はタイトルにある通りヴェニスことヴェネツィア。
交通網としては船(ゴンドラ)が発達しており、移動にはそのようなシーンが頻出する。
裁判の判決は見事だな。
ただあまりにもユダヤ人がかわいそう過ぎる。
正直理不尽だとも思う。
Wikiにもあるが、差別問題を克明に描こうとしている映画であることは間違いない。
技術的な意味で個人的に面白かったのはちょっとしたシーンでもカメラって意外と動いているのだな、ということ。
人物の大きな動きはほとんどなくてもカメラを客が気付かない程度に動かすことで、その人物の心情の揺れとでもいったものを表現しているように感じた。

☆冷静と情熱のあいだ
邦画だが舞台はフィレンツェとミラノ。
原作は江国香織と辻仁成の執筆による小説。
原作が小説なのに原作者が二人?
と、奇妙なことになっているが、江国さんが女性側の視点、辻さんが男性側の視点でそれぞれ書かれたらしい。
詳しくはWiki参照。
邦画らしくゆったりとした映画だった。
基本的に長回しが多いのだが、構図がきれいに決まっている印象。
映像を見ているだけでもしみじみとする映画だった。
ハリウッドとは違う魅力が日本映画にはあると思う。
エンヤの主題歌もよかった。

☆ヴェニスに死す
ルキノ・ヴィスコンティ監督による名作映画。
個人的な感想をズバリ言うと、名作だが映画館で見ないと辛い。
あまりにも静かに、それこそほとんど台詞がなく、映像によって物語が紡がれていく。
それ故、家のTVで見ているとしんどい。
集中力を保つのが大変だ。
私も一度途中で寝てしまい、結局二回見た。
ただ音楽家の美少年への想いは画面から染みいるように溢れ出ているし、映像も凝っている。
一カット一カットが長いのだが、それをズームやドリーなど様々な撮影技法を組み合わせることで見せるのがすごい。
人物の位置が少しでもずれたり、物の配置を間違えると映像が見にくくなってしまうものだが、ヴィスコンティ監督の指示は的確なようで見ていて違和感がない。
トーマス・マンの原作では主人公は音楽家ではなく作家だそうだが、主人公の名前のグスタフはマーラーから取られているということもあって、映画では変更されたそうだ。
映画音楽もマーラーを使っており、それが非常に映画の雰囲気に合っていてよい。
以下、個人的にWikiを読んで腑に落ちたこと。
映画終盤で主人公が化粧してもらうシーンがあるのだが、あまりにも白く塗り過ぎだろうと思っていた。
そこだけ妙におかしくてつい笑いそうになってしまったのだが、それは死に化粧をイメージしていたらしい。
なるほど。
分からないよ笑。





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最終更新日  2010年09月08日 10時58分53秒
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