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2010年09月08日
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1期でも違和感は感じていた。
わりとゆるゆるとした感じで息抜きとして見るのにはいいな、と思っていたし、なんといっても京アニのクオリティはすごい。
文句なしだ。
でもやっぱり自分が好きな作品かというとそうではない。

1期での自分の中に生じた違和感はラストにあると思っていた。
むしろラスト以外には特に違和感がなかった。
当時思ったのは、それまでただゆるゆるとした生活を見せていたのに、ラストに向けてそそくさと話をまとめようとするのが面白くない、ということだった。
けいおん!は何も考えていないのが良かった。
誤解を招きそうな言い方なので補足しておくが、これはスタッフが何も考えていないという意味ではない。

そのお気楽さが魅力だったし、キャラも立っていた。
それが終盤に進むにつれ、なんだか話をまとめなくちゃ、という方向になっていったのは個人的には残念でならなかった。
けいおん!で見たいのは「成功」ではない。
生き生きとしたキャラクターとそのキャラクターが織りなす、そう、それこそ辛いことがないようなお気楽な世界なのである。
なんだか結果に結び付けてしまったのが個人的につまらなかった。

そして2期。
2期は1期より面白さが落ちた、と考えている。
そもそも2クールというのが長すぎた。
1期は「え?もうこんなに進んでんの?」というスピード感がよかった。
むしろスピード感があるからこそ、辛いシーンを描く必要がなく、お気楽なシーンだけを見せることができた。
2期では受験勉強に励むシーンがちょこちょこと見られる。

このように節目節目にお気楽だけではないことが示唆されているが、けれども決してしんどそうではなく、あくまでお気楽に見せる。
けいおん!!らしい見せ方で、けいおん!!という物語の方向性としてはこうするのが一番だろう。
つまり勉強している唯たち、努力をしている唯たちは視聴者の印象に残りにくくしてあるのだ。
そういった過程の印象を薄くする一方で、結果のほうはきちんと見せている。
例えば受験合格のエピソードを挙げてみると、梓の視点からではあるが、それなりに感動的に見せるように仕組まれているように思える。

祈る梓。
頑張っている唯たちを描写する代わりに周りが唯たちのために頑張っている姿を見せ、本人たち以上に喜んでいる姿を見せる、という手法がそこには見出されるように思えるのである。
ただ結果はこのように見せるのに経過を描かないのは、個人的には感動を覚えなかったし、むしろ落胆すら感じてしまった。

結局は好みの問題ではあると思うのだが、私は頑張っている人を見るほうが好きなようだ。
カレイドスターだとか出崎アニメだとか。
がむしゃらに頑張ったという過程には結果の内容はどうあれ、感動的な結果が用意される。
例えば、あしたのジョー2だと、パンチドランカー症状に悩まされながらもホセに向かっていくその姿勢こそがもう感動だし、最後の白熱した戦いはジョーが白く燃え尽きてしまっても、心を動かす何かがある。
勝つか、負けるかではない。
頑張るか頑張らないかが、自分の中での面白さの基準の一つになっている。
けいおん!!はそれを改めて認識させられたアニメだった。
とはいえ、けいおん!!も最終回をまだ迎えたわけではないので、このアニメがどうなるかはきちんと見届けたいと思っている。





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最終更新日  2010年09月08日 11時38分31秒
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