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2011年11月02日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
蜷川幸雄の芝居を初めて見てきました。
なんというかね、最近見ていた演劇とは全然違いました。
ストレートプレイだから、とかそういうのではなく、舞台に対する演出家の態度が違うから、だと思います。
舞台装置はものすごく質素。
本当にその場所がどこなのかということを示す程度のものしかない。
けれども役者たちが全てをさらしだすことで、舞台が成立する。
一般に“演出”だと考えられているものは必要最小限にとどめられており、しかし、だからこそ役者の演技に集中してみいることができて、その役者の演技を見てその世界観に引き込まれていく。
ある意味日本の伝統芸能である能に近いような印象を受けました。

今回は原作を読んでから行ったのですが、一言一句、シェイクスピアの台本通りなのも驚きました。

クレオパトラ役の安蘭けいが宝塚とは演出法が全然違うと言っていたそうだが、そうだろう、見た目の煌びやかさを引き出すのが宝塚であるのに対し、役者の奥底にあるものを引き出すのが蜷川演出なのだ。
だからこそ、よりリアルなストレートプレイという方式を採用しているのであろうし、役者はマイクを付けないのであろう。

とにかく蜷川芝居はできる限り舞台近くから見たほうがいい。
舞台全体を見渡すということを考えてはいけない。
むしろ役者の顔一つ一つを見ることが、舞台の全体像をつかむことに繋がるのだろう。

そういう意味で今回2階席から見たのは失敗だった。
また、BRAVAだと蜷川作品をやるには劇場が大きすぎる。
マイクを付けていないことも相まって、劇場全体に役者の鬼気迫る感じを浸透させるのは難しい。
役者たちを見ていても声を張り上げるのがあまりにも大変そうだという印象を受けてしまった。
個人的に2階席のない、もっとこじんまりとした空間でやってほしかった。



お堅い話はこの辺りにして、以下メインの役者さんについて。


間の取り方だとかしゃべるテンポ感だとかさすがという感じでした。
でも間近で見なかったので、そこまですごい方なのか、掴みかねる所も。

●安蘭けい
ストレートプレイはやはり少しきつそうな印象を受けました。
クレオパトラという役の性質もあるでしょうが、関西のおばちゃんがギャーギャーわめいているように見えてしまった所もあったりして、そういう意味では少し残念。


●橋本じゅん
あれ?イノバーバスってここまでおいしい役だっけ?と思わせてくれるほど遠目で見ても良かった。
ところどころ新感線風味も感じられて、あぁ、やっぱり自分は新感線とか、ああいった演劇のほうが好きなのかも、と思ってしまった。





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最終更新日  2011年11月02日 09時48分34秒
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