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2017/01/23
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テーマ: タイ(3443)
カテゴリ: タイ旅行記
ラーチャブリー病院前の時計塔から右へ曲がり、
カタートーン通りをメークローン川方面へと戻って行きます。

おっ、



看板には「 SHINZEN 」と。
日本食レストランですね~。
でも「新鮮」なのか「親善」なのか、ナゾ ^_^;)

店前に広げられたメニューを覗き込むと
なんと日本語併記じゃないですか。




アボカドウナギロール 185
エビ天ぷらロール 225
アボカドエビコ&ウナギロール 235


そしてスタンドに差してキャンドルのように突っ立っている
手巻き寿司 89

と、どうやらフュージョン系のようですね。
ラーチャブリーにまで日本食ブームどころか、
こんな系統の日本食も到達していて正直オドロキです!


なおも歩き続けると、



ずっと曇っていたのが、ようやく晴れ間が出てきました。
この辺りは右手は商店街、左手は女子高のようです。

さらに歩くと



左手には広大な駐車場を備えた テスコロータス が。

その向かい、右手には、



ロイヤルパーク・ITサニー なるショッピングモール

サニー(Sunny)はタイ語風に発音すると「サンニー」のため、
地元では短く「 サンニー 」と呼ばれているみたいです ^^

ラーチャブリー のローカルなショッピングモールってどんなもんなんでしょう。
ちょっと寄ってみますか。





おおっ、ここにも寿司店が!

なんと全種15バーツ。

やすいやすいやすいやすいやすいやすいやすい

がクドイです(笑)
それより美味しさをアピールしたほうがいいような気も~。


とまあ、インパクトがあるのは入口付近のみであとは
上の階も閑古鳥が鳴いています。テナントも全ては埋まってないですね。

数年前まで映画館が入っていたようですが、
気付かなかったので今はないんじゃないでしょうか?

吹き抜けの下から元気な声が聞こえてきたので
覗き込むと、



テコンドー教室かあ。

予想以上に寂れていてあまり見るところがないので
すぐに建物を出ちゃいました。

すると外に、



竜の図柄の巨大水瓶 がここにも!

そろそろ解説をしましょう。
竜柄の水瓶 は、かつて ラーチャブリー の特産品だったんです。

そもそもは戦前に現在の中国広東省潮州市楓渓区から
陶芸職人の2人の男性がバンコクへ渡ってきたことに始まります。
2人は焼き物に適した土を発見した ラーチャブリー に焼き物工場を設立し、
水瓶(みずがめ)や植木鉢の生産を開始。1933年のことです。

ラーチャブリー初の工場であり、かつ初のタイ国内産水瓶となったのでした。

その後1943年に2人は新たな工場「 タオセータイ 」を設立。

当時タイでは水道が普及していないため、
各家庭には水を貯めておく水瓶が必須でした。

太平洋戦争が勃発すると、今まで中国から輸入していた水瓶が届きにくくなります。
そんな状況下でタイ国内産の水瓶が取って代わって普及。

大きくて重い水瓶は、距離が遠いほど輸送費がかさみました。

また縁起の良い竜の図柄をあしらったこともあいまって、
地方の裕福な家の庭先には、まるで現代のベンツかBMWのように
ラーチャブリー産の水瓶 がステータスを誇示するシンボルとして
置かれていたそうです。

1954年に2人のうち1人が別れて自らの工場「 タオホンタイ 」( 陶豊泰
を設立してからは、こちらのブランドのほうが人気だったようです。

しかし水道の普及とプラスチック製品の席巻で衰退。

ドイツの大学に留学経験のある3代目が継ぐ現在の タオホンタイ では
残念ながら水瓶をもう生産していません。
代わりに利益率の良い盆栽鉢や、韓国向けにキムチの壺などの他、
カラフルな前衛的セラミック製品を意欲的に生産しているようで。

郊外にある タオホンタイ の工場はカフェ併設のミュージアムっぽい
造りになっていて、生産の工程を見学できる観光地となっています。

一方の タオセータイ も事業継続中。
工場内の様子らしい写真 (4年前ですが)を見ると、
こちらでは竜柄の水瓶を今でも生産しているようです。


さて、次なる目的地へ向かうか、
と歩を進めようとすると右手に



呂祖仙師廟 なる中国廟が。

呂?…もしやと思い帰ってから調べたら、
以前「宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り」をした時に
バンコクの中華街で訪れた「 呂帝廟 」に祀られた
呂 洞賓 (りょ どうひん)と同一人物でした。

道教の八仙(七福神みたいなもの)の一人で唐代に実在した仙人。
中国の民間信仰では、関帝廟の関羽と並んで人気の神様のようですよ。

お参りすると、恋愛と子宝にご利益があるとのこと。

しまった。
この時知っていればちゃんとお参りしたのに(笑)



<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:105バーツ

<参考>
"โอ่งมังกร ราชบุรี"
Thailand Creative & Design Center "เถ้าฮงไถ่:ต่อยอด DNA แห่งตำนานด้วย“จินตนาการ”และ“ความสนุก”"

※旅は2016年5月28日(土)に行いました。

つづく

※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ
『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。

そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。
旅の参考になれば幸いです。



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最終更新日  2017/01/23 09:29:49 AM
コメント(8) | コメントを書く


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Re:ラーチャブリーの水瓶(みずがめ) ラーチャブリーと水瓶の旅[4](01/23)  
Tui☆  さん
チェンマイでも郊外の民家とかでは今でも素焼きの水瓶が普通に置いてますね。先祖代々使ってるのもあるらしく、無造作に使ってた水瓶がすんごい高値がつく骨董品ってこともあったらしいですが、さすがに今はバイヤーに取り尽くされたようです。
こちらの窯元は比較的歴史が新しいようですが、逆に安い値段で逸品が買えそうですね。ま、買ったところで持って帰るのが大変ですが...
(2017/01/23 12:20:29 PM)

Re[1]:ラーチャブリーの水瓶(みずがめ) ラーチャブリーと水瓶の旅[4](01/23)  
Lamyai_daeng  さん
Tui☆さん
>チェンマイでも郊外の民家とかでは今でも素焼きの水瓶が普通に置いてますね。先祖代々使ってるのもあるらしく、無造作に使ってた水瓶がすんごい高値がつく骨董品ってこともあったらしいですが、さすがに今はバイヤーに取り尽くされたようです。
>こちらの窯元は比較的歴史が新しいようですが、逆に安い値段で逸品が買えそうですね。ま、買ったところで持って帰るのが大変ですが...

へぇ、水瓶も骨董品的価値があるんですね。知りませんでした!
Tuiさんに言われてたしかにそうだよなと思ったんですが、きっとラーチャブリーで生産されたタイ国内初の水瓶って釉薬が塗られた水瓶という意味なんでしょうね。さすがに素焼きの水瓶なら従来のタイの焼き物技術で作れると思うので。
(2017/01/23 12:58:19 PM)

Re:ラーチャブリーの水瓶(みずがめ) ラーチャブリーと水瓶の旅[4](01/23)  
バンコク竹亭 さん
タイでは日本食はとっくにブームを通り越して定着しています。
ラチャプリのお寿司屋さん、かなり強気の値段設定ですね。
物価の安い地方都市だし普通の収入の人には敷居が高そうです。 (2017/01/23 01:46:04 PM)

Re[2]:ラーチャブリーの水瓶(みずがめ) ラーチャブリーと水瓶の旅[4](01/23)  
Tui☆  さん
Lamyai_daengさん
>へぇ、水瓶も骨董品的価値があるんですね。知りませんでした!
>Tuiさんに言われてたしかにそうだよなと思ったんですが、きっとラーチャブリーで生産されたタイ国内初の水瓶って釉薬が塗られた水瓶という意味なんでしょうね。さすがに素焼きの水瓶なら従来のタイの焼き物技術で作れると思うので。
-----
世界遺産で知られるバンチェン土器なんて紀元前数千年のものですからね~! こういうのも1960年代までは土地のオッサンが価値など知る由もなく掘り出して日常の道具として使ってたそうです。

(2017/01/23 02:41:18 PM)

Re[1]:ラーチャブリーの水瓶(みずがめ) ラーチャブリーと水瓶の旅[4](01/23)  
Lamyai_daeng  さん
バンコク竹亭さん
>タイでは日本食はとっくにブームを通り越して定着しています。

バンコクや主要都市だけでなく、ラーチャブリーのような中規模都市にまで浸透しているんですね。いや、驚きました!

>ラチャプリのお寿司屋さん、かなり強気の値段設定ですね。
>物価の安い地方都市だし普通の収入の人には敷居が高そうです。

なかなかいい値段してますよね。15バーツ寿司屋みたいなのは何店かあっても、高級店はラーチャブリーにはまだ他にないのかもしれませんね。デートなどで需要がありそうです ^^
(2017/01/23 07:49:53 PM)

Re[3]:ラーチャブリーの水瓶(みずがめ) ラーチャブリーと水瓶の旅[4](01/23)  
Lamyai_daeng  さん
Tui☆さん

>世界遺産で知られるバンチェン土器なんて紀元前数千年のものですからね~! こういうのも1960年代までは土地のオッサンが価値など知る由もなく掘り出して日常の道具として使ってたそうです。

なんとそんなことがあったんですか。
しかし数千年後でも使用に耐えうるクオリティは凄いですね ^_^;)
(2017/01/23 07:51:53 PM)

Re:ラーチャブリーの水瓶(みずがめ) ラーチャブリーと水瓶の旅[4](01/23)  
GKen  さん
龍柄の水瓶の話、知りませんでした。面白い話をありがとうございます。 (2017/01/25 08:54:35 PM)

Re[1]:ラーチャブリーの水瓶(みずがめ) ラーチャブリーと水瓶の旅[4](01/23)  
Lamyai_daeng  さん
GKenさん
>龍柄の水瓶の話、知りませんでした。面白い話をありがとうございます。

私も行く前に少しは知っていたのですが、今回ブログを書くに当たって調べてから初めてここまでの詳細を知りました。何にでも歴史ってあるんですね。面白いもんです。
(2017/01/25 11:25:22 PM)

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