食と暮らし~TheFinalSeazon

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2004年05月11日
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キャベツ舟


 でも、不思議なことになかなか駅の売店で飲むビン詰め牛乳の味が出せないのですよね。
 関西に勤めている頃は、帰りの阪神電車に乗る前に駅の売店にて冷えたコーヒー牛乳80円を1本買って、ゴクゴクとノド鳴らして飲んでおりました。…腰に手を当てていたかは覚えていません(笑) 
 名古屋に来てからはそういう機会もないですし、ビン入りコーヒー牛乳を置いてある売店自体がほとんどないので、トンとご無沙汰してます。もっとも、家でも飲むようになって量的には増えているのでしょうけど。
 明らかにブラックコーヒーとコーヒー牛乳は別物です。なので、両立が可能なのでしょうね。辛い日本酒を愛好しつつも、一方では「糖分控えめ?はて何のことやら」とでも言いたげな甘ったるいシュークリームなぞをバクバク食べる人間ですので。

 さて、コーヒーを入れたぬるめの牛乳に砂糖加えつつ甘さを調節しながら、実際に冷やして飲んでみると、どうもビン入りの味とは何かが違うのですね。確かあのビン入りは明治か森永だったはずなので、現在コンビニで入手可能のこれらのメーカーの紙パックものを飲んでも・・・やはり違う。名前などは忘れたものの千歳空港で飲んだコーヒー牛乳は絶品ではあったのですが、求めている甘さはない・・・。
 やはり、仕事で疲れきった一日の終わりに、冷たいビンに口を当ててぐーっとやるからおいしく感じたのかなーと思いました。疲れてる時の甘いものはおいしいですからね。
 いろんな食べ物には、最高に味わえるシチュエーションと言うものが存在しています。コーヒー牛乳のベストシチュエーションとしては、、、

疲れてダラダラ歩いているサラリーマン尻目に、売店のおばちゃんに針のような小道具でぷしゅーっと紙ふたを開けてもらって、渇いて疲れた体へ一気に乳色の液体を流し込む…


 コレです、コレ!


 さて、今日の夕食は、昨日のコロッケのタネが残っていたので、ノーマルに揚げてみようと思いました…最初は(笑)
 ですが、昨日も書いた通り、玉ねぎの水分が出すぎてぐちゃぐちゃ状態…一応、丸めてはみましたが、パン粉つける段階で既に崩壊状態。そして、ダメモトでそのまま油に投入してみると……爆発しました(笑)中身がものの見事にはじけ飛びました。
 ただ、ここで捨てるのももったいないので、このまま揚げを続行した後(半分意地)、よく油を切ってキャベツに乗せてみました。もちろん包んで食べるのですよ。マッシュポテトのキャベツ包みと書けば、ちょっとした料理のようですよね。
 さてお味は…コロッケをキャベツに包んで食べるような感じですかね…ってそのままやん。
 切ったとはいえ染み込んだ油が残っている状態、それをキャベツが上手く中和してくれているような感じでした。串カツの合間にキャベツを食べるような感じですね。

 でも、あえて負け惜しみを言うなら、普通にコロッケを作るよりもおいしかったですよ。本来なら衣で表現するパリパリ感をキャベツが代弁してくれておりまして、シャキッとしたキャベツの舌触りの次に、濃厚なソースに包まれた柔らかなイモの味わいがやってくるところなぞ、「ワルキューレの騎行」における軽やかなアルペジオと重厚なトリルのアンサンブルを思わせるような…

 ・・・・・・・・・

 失敗は成功のグランドマザーと言いますから。

 さて、さすがに油ギッシュで口の中がネトつく感覚に見舞われたので、作り置きのコーヒー牛乳を輝くコップに注いでぐいぐい一気飲みしました。
 その時、一瞬ですが、あの駅で飲んだコーヒー牛乳の味わいが訪れました。「コレだ!」という感じですが、何でこんなところに接点があるのでしょうか。
 思うに今は油が胃に来ていますが、当時は疲れが胃に来ていた、と言うことなのかもしれませんね。






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最終更新日  2004年05月12日 02時58分59秒
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