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April 28, 2006
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テーマ: ココロ(1185)
カテゴリ: カテゴリ未分類
『忘れていたわけじゃない。ただ思い出すのが辛かっただけ・・・』


今日、思い出したくない事を思い出しちゃった。

高校1年生から学科もクラスも違うけど友達を通して知り合って、何故かウマが合って仲良くなった子がいた。その子とは高校を卒業しても仲良しで、よく一緒に遊んでた。似てるところがいっぱいあったんだ。タバコを吸うところ、お酒が好きなところ、服の好みに行動する時間帯。その頃はたぶん一生友達でいられる気がしてた。何も根拠は無いけど、そう思って疑わなかったんだ。


『疑うことに理由はあっても、疑わないことに理由なんかいらない。信じるが故の幻想にすぎないのかもしれないけど・・・・』


そのY子とは、いろんなことを共有した。一緒に悩んだり、一緒に笑ったり、楽しい時間をたくさん過ごした。
あんなことが起きるまでは・・・・

WUとY子とそのカレシのプロキックボクサーのNくん、そしてNくんの友達とで良く飲みに行くようになった。もともとケンカすることが多かったY子とNくん。だけどみんなと一緒にいるときは気性の荒いNくんも優しいカレシでいた。だからなるべく大人数で飲みに行くようにしていた。でも慣れてくるとみんなの前でもケンカをするようになって止めるのが大変だった。クチゲンカだけならまだよかったんだ。Nくんの荒れっぷりは次第にエスカレートして、遂には暴力まで振るうようになった。Y子から相談を受けても「ガンバレ」なんて言えなかった。


『痛みを感じるのは体だけじゃないの。ココロだって痛みを感じるんだよ。』


あの頃WUはOLさんで、実家を離れ気ままに一人暮らしをしていた。仕事が忙しくてどんなに疲れていても毎晩飲み歩いた。それだけが楽しみになっていたんだ。

その時もY子とんNくんはケンカを始め、皿でY子を殴るり、外へ連れ出し殴る蹴るの始末。WUが止めに入ってお店の中に戻ってもそこには微妙な空気が流れてて、なんとか場の雰囲気を盛り上げようと頑張ったWUは案の定ベロベロに酔っ払い店の長椅子に寝転んだ時、人生で最初で最後(希望)の寝ゲロをかました。。。。その後は、、、良く覚えていない。。。。。

気付いた時には最悪の事態になっていた。
なにがどうなってそうなったのか、まったく見当がつかなかった。と言うよりもそんなこと考える余地がなかった。後になって事を整理しようと記憶を辿っても、断片的な記憶しかなくもう涙しか出てこなかった。。。。
目を瞑ると蘇る憎たらしい顔、脳裏の埋め込まれた体を強く押さえつけられた感覚、淫らに脱がされた服、シーツに付いていた血痕、体内に残ったままの気持ち悪い違和感。

不自然な体の揺れと激しい痛みで一端目が覚めた時に見たものはWUを体を玩具のように扱うNくんの顔。プロのキックボクサー。女でも平気で殴れるゲスヤロー。。。。耐え難い仕打ちだった。

どうやって帰ってきたのかも、どうやって家の中に入ったのかも、なんでアイツがWUの部屋にいたのかもわからない。。。。それからしばらくの間、体の痛みに耐えながらWUはずっと迷っていた。


『あの時自分に誓ったの。大切な人には正直でいようって・・・・大切な人とは、まっすぐ目を見て話せる、ココロから笑い合える関係でありたいと・・・・』


ウソも方便とか、ついていいウソもあるってよく言うよね。確かに相手が傷付かないようにするにはウソも必要なときだってあるんだ。けど、真実を知ることは恋に溺れて周りが見えなくなっていたあの頃のY子には必要なことに思えた。彼女を人前でも殴ることが出来て、彼女の友達にも手を出すような男に愛される価値なんか無いって思ったし、Y子にも早く目を覚まして欲しかった。

だから起こってしまった事実は正直に話すことにしたの。本当は怖くて、不安でしかたがなかった。もしかしたら友達でいられなくなるかもしれないって。でもココロのどこかで信じてたの。
私達は大丈夫だって・・・・・。

全部話したあと、Y子から「ごめんね」と言われた。その、本当の意味は未だに解からない。




『守るべきものの守り方なんて知らなかった。正直でいることが正しいんだと思ったんだ。』


あれから5年。一度だけY子を見かけた。お互い存在には気付いていたものの、話はしなかった。
ついでにNくんとも一度、偶然会ってしまった。なんの悪びれもなく話しかけてくるNくんを、その時は殺してやろうかな、と思った。

聞くところによると、あの2人はその後すぐ別れたらしい。。。

長年仲良してやってきたWUとY子。なのにたった1人のロクデナシのせいで2人の絆は断たれ、今となってはどこで何をやっているのかすら解からない。



絆はただ繋げるだけのものじゃなくて結ぶものなんだと、気付かされたような気がした。


『自分は何も悪くない、そう思った。だからこそ正直でいようと思ったんだ。けどあの時、一番守るべきものだったのは、あの子の*女としてもプライド*だったのかもしれない。恋愛感情と友情との間で誰よりも苦しんだのは彼女なんだ。今振り返って思えば、あの時自分が守りたかったものは自分自身だったような気もする。そんな自分の不甲斐無さ、無力さが生んだ最悪の結果なんだろう』

男が絡むと女の友情は脆いのか、そんな話題で思い出してしまった痛い過去の一幕。

あの子は今、何を思ってるんだろう・・・・・・。。

今更なにを言っても遅いけど、
     「守ってあげられなくてごめんなさい。」






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Last updated  April 28, 2006 11:35:35 PM
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