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映画会社に勤める友人が、
「セラピストが主人公の映画があるんだけどちょっと見て、感想くれないか?」
と声をかけてくれたことがきっかけでこの映画の存在をしりました。
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督のこの言葉が
ショートバスという映画の本質を言い切っていると思う。
9.11のテロ被害にあったニューヨークを舞台に、
恋愛セラピスト・ソフィアや本当の愛に悩むゲイの青年・ジェイムズなど
7人の男女の魂の物語。
ショートバスとは、アメリカの黄色いスクールバスの中でも、
障害を持つ子どもたちが乗るバスのこと。
また、NY、ブルックリンにあるどんな人もOKの愛に溢れるサロンのこと。
過激でリアルなセックス描写は、確かに刺激的。
でも、それよりもオープニングの心温まるアニメーションや音楽。
そして、孤独と不安をやさしく包み込んでくれるショートバスという場所で展開される人間ドラマが
私にたくさんの感動と愛、勇気をくれました。
この映画では、様々なセクシャリティーの人が
出てきますが、それぞれがある悩みを持ち、それに囚われ、そこからなんとか脱出(解決)
しようと試みています。
セクシャリティーは多様でも、人間として孤独や不安と向き合うのは皆な同じです。
その象徴がソフィアが求めた「オーガズム」なのだと思いました。
それは単に、性的な快感ということではなくて
理解しあおうとしながらも、かなわない
人間の深い孤独と不安
そこからの解放なのではないでしょうか。
それは、深く傷ついた自分を誰かに優しく包み込んでもらうこと。
そして、
自分を飾らず、ありのまますべて曝け出して
生きる勇気を持つことなのかもしれません。
この映画を見ることで自分が何を抑圧しているのか、感じるかもしれませんね。
ここでやってます。
→ http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/
最後に、
監督もインタビューで語っていますがこの映画は、フリーセックスに賛同している映画ではないことを
付け加えておきたいと思います。
セックスは、とてもプライベートなものです。
そして、最も優しく、こころが豊かになれる
関係のあり方のひとつだと思います