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2019.11.05
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 旅行前のホテルの手配が遅れ、滞在日がオクトーバーフェスト終了翌日となったせいもあったためか、ネットで探したミュンヘンのホテルは価格の割に魅力のないところしかなかった。
 お金を出せば良いホテルも見つかるが、単身旅行にそんなお金を使うのはつまらない。次の日に控えているイベントのことも考え、夜行列車「ナイトジェット」で寝ながらドイツ国内を北上することにした。


 ナイトジェットはオーストリア国鉄OEBBが運行する夜行列車。いす席、ベッド、個室ベッドなどが選べる。ワインやスーツケースを抱えて単身で旅行していたので、少し値段が高くても個室を使いたかった。

ただ、乗車券分はレイルパスを使い、個室指定に関わる料金だけを払おうとしても、ウェブサイトの仕様により不可能だった(事情に詳しい鉄チャンのブログを読むと、数年前までは可能だったらしい)。
 列車が発着するドイツの駅の切符売り場に行けば、個室代のみの支払いは可能なようだが、個室は人気があるため当日の予約取得は難しそうとの評判だった。やむを得ず、ネットで乗車券分も含めて料金を支払い、PDFのコピーを持って乗車した。
海外の夜行列車は初経験だ。




 乗車すると運行会社OEBBのロゴが入ったノベルティ(スリッパとか)やウェルカムドリンクのプロセッコがもらえた。スマホの充電も可能だ。室内には洗面所兼用の専用シャワーもある。発車間際にさっとシャワーを利用しベッドに戻り、パジャマを着て窓のブラインドを開けたところ、郊外駅のホームで帰宅する途中の男性と目が合った。










 朝ごはんのパンやチーズなどはある程度の範囲から選ぶことが可能。夜、車掌さんに紙を渡すと、朝起こしにきてくれる時に一緒に持ってきてくれると聞いていた。しかし、実際はミュンヘンで乗車してすぐに、この車両を担当する女性車掌さん(若くてかわいい)がすぐやってきて「朝ごはんを選んで。今すぐ選んで」という感じで、その場で注文用紙の選択肢にマークをさせられた。ドイツ語のメニューは全く理解できず、彼女のお勧めを少しずらして適当に頼んだ。水気のないパンが2つ届いた。

 夜にちゃんと眠ることができるか心配していたが杞憂だった。むしろそれまで泊まったホテルより快適なくらいだった。列車の揺れが、ゆりかごのように心地よかったためだ。朝7時過ぎにハノーファー駅に到着した。








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最終更新日  2019.11.05 08:00:11
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