私のデジカメライフは、ずっと同じところをグルグルとループしている。
・高機能なカメラやレンズを購入する。
→・ 重かったり嵩張ったりで、いつしか持ち出さなくなる
→→ ・本末転倒だと思い、軽量コンパクトなカメラやレンズに買い替える
→→→ ・カメラを持ち歩くようになって、ふたたび写真への興味が蘇る
→→→→
・そうなるとまた高機能なカメラやレンズが欲しくなって、機材を買い替える
本当に馬鹿馬鹿しくなるぐらいこの繰り返しである。
思えば、一昨年、ふるさと納税で入手したキヤノンの
EOS R10+RF18-150mm
は本当によいカメラだった。
フルサイズ換算で
240mmまでカバーしながら、
サイズ感が実に手ごろ。センサーはAPS-Cサイズだが、夕暮時や夜などでない限りフルサイズとの違いを意識させられることはなかった。むしろ、DIGIC(映像エンジン)の世代が新しい分、日中のJPEG撮って出し環境であれば、EOS RPより綺麗に映るんじゃないかと思える場面も少なくなかった。
ある意味私のカメラライフの
終着点としてもよいとさえ思っていた。
ところが、いったん気に入ると、さらに高画質・高機能といわれる機材に手を出したく
なる私の悪い癖がまた出てしまった。マップカメラに貯めていたポイントの期限が迫っていた
こともあり、
当時
キャッシュバックキャンペーン中だったフルサイズミラーレス一眼の
EOSR8
に買い替えたのだ
。
R10 レンズキットは当時の品不足の影響で、ほとんど新品と変わらぬ値段で売れた。
それで、多少浮いたポイントで、
RF85mmf1.8
ハーフマクロを購入した。
日ごろ、カメラやレンズの購入に際しては、実店舗で触ってから買うことにしている
が、このレンズについては、実物を触る機会がないまま、マップカメラのネットショップで注文
した。
ところが、届いたレンズ
を取り出してみると、まず私が想像していたよりかなり重く嵩張ることに
失望した。さらにこのレンズ、
IS
の仕様によるのか、持ち歩くたびにレンズ内で
コロコロと音がして、これが非常に不快
だった。実際に撮影してみると、、
逆光耐性はイマイチで、ハーフマクロ撮影時には、AFが盛大に迷うことが多い。
加えて、このレンズだけの問題ではないのだが、ミラーレスカメラになってからというもの、レンズ交換の際にセンサーがむき出しになってしまうのが気になって、野外でレンズを交換しようという気持ちがすっかり萎えてしまった。それで結局、目黒川や千鳥ヶ淵に桜を見に行った際も、単焦点レンズは持参しなかった。(EOS RPの頃から使っている24-105mmf4-7.1という安価なズームレンズ1本だけでこなした。)
そんなわけで、単焦点レンズのメリットは重々感じつつ、85mmレンズは結局売却して、お出かけ用として、1本ですべてを賄えれる高倍率ズームに買い替えることにした。
実は今回買い替えたRF24-240mmのレンズは、以前、EOS RPを使っていた際に所有していたものだった。EOS R10レンズキットを入手したことで出番がなくなり、購入後1年もしないうちにマップカメラに売却してしまった(ほぼ同様の焦点距離のR10+18-150mmキットレンズと比べて、はあまりに大きさ重さが違いすぎた)のだが、当時から映りは気に入っていたので、今回どうしても買い戻したくなったのだ。
久々に使った感想はと言えば、覚悟していたといはいえ「重い」。レンズ単体で750gの重量は、気合を入れて撮影する場合はともかく、気軽に散歩に持ち出せるかというと、少し億劫になりそうである。
また、F値も4-6.3と決して明るいレンズではないので、意識しないと(上の写真のように)平凡な写真ばかりになりがちな気もする。
しかし、そんなことを言い始めたら、また無限ループに立ち戻ってしまうのは目に見えている。
しばらく筋トレもかねて、積極的にこの組み合わせで持ち歩いてみようと思う。
なお、ズームレンズについては、前述のとおり、RPの時から常用している24-105mmf4-7.1という安価で軽い(が暗い)レンズも所有している。機会があれば、こちらのレンズと撮り比べなどしてみたい。
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