喪中の葉書が届いた。
デパート時代にお世話になった方からだったが10年以上会ってない。
これからも会う予定もないのだけれど・・・。
その方は60を過ぎていらっしゃるのだが今年の5月にご主人を
亡くされたそうで葉書を読んだ私は正直、
「どうしたものだろう。」と思案に暮れた。
年賀状のやりとりをしていないのに何で今更私にご主人が亡くなった
ことを知らせてくるのだろう。というのが率直な気持ち。
でも葉書を貰って無視は出来ない。
10年ぶりにその方に電話を入れた。
相手は懐かしがり、堰を切ったように話はじめた。
身の上に色々と大変なことが起こり心労でご主人が体調を崩され、
病院に行ったところ末期の癌で余命半年と宣告を受け、
夏を迎える前に亡くなられたそう。
その方は最後に「会いたいね。会いたいね。」と言って
電話を切られた。
多分、誰かに話を聞いてほしくて葉書を書かれたのだろうけど。
電話をしてしまったからには香典も送らねばならない。
心中、ちょっと複雑。
配偶者を亡くしたこと・・・これは年賀状のやりとりすらしていない、
もう会うこともないであろう人間に知らせる事柄なのであろうか?
彼に相談すると何とも言えない顔をして苦笑いをしていた。
「いや・・・普通に考えてそれって迷惑な話だね。」と。
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