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真夏の祭典が幕を閉じた。最終日の今日、まさに有終の美といった感じで男子レスリングの米満が見事 金メダルに輝き、日本のメダル獲得数は38個、アテネでの37個を抜いて、史上最多となった。しかも、大会初日から最終日まで毎日メダル獲得というから快挙である。メダル38個に対して、メダリストは倍の76人だという。いかに団体競技でメダルを獲得したかの証明である。体操、競泳リレー、卓球、アーチェリー、フェンシング、サッカー、バレーボール。心を一つにして頑張る、日本人の国民性がよく表れている!バタフライ松田の「康介さん手ぶらで帰すわけにいかないぞ」なんて、泣けるぜ!毎日寝不足になりながら、手に汗を握った。こんなに楽しませてもらったのに、そしてメダルだって38個も獲ったのに、金メダルの数が少ないということで、JOC的には満足ではないらしい。だいたい、どの種目で何個とれる見通し、なんて誰が決めるのさ!?柔道なんて、男子で金メダルがなかったといって葬式みたいな雰囲気だもんな。銀の平岡だったか、負けてごめんなさいって言ってたし。確かに、銀や銅は「勝った」ことにはならないけど、金メダル至上主義というのはどうかと思う。勿論、レベルが低くて「参加することに意義がある」だけでも困るけど。そのくせ、メダルメダル言うわりには報奨金なんて僅かなものなんだよな。海外では、金メダルをとれば一生暮らせるくらいの国もあるというのに。メダルメダル言うなら、強化費などけちったりしないで、しっかり育成してくださいな。マイナースポーツであってもね。あ、それから!飛行機がエコノミーなんてもってのほかだよ!メダルがとれれば喜ばしいけど、自己ベストだったり、納得できる戦いだったり、大舞台で力を出し切ることができれば、それでいいんじゃないかと個人的には思う。それは素人の考えなのだろうか?選手のみなさん。メダルを獲った方も、そうでない方も、お疲れ様でした。<おまけ>オリンピックばかり見ていて、野球のほうが詳しくチェックできていなかった。あら!気がつけば阪神が大変なことになっている!まさに暗黒時代だ!レスリングのシングレットは「アジア最強の動物」ってことで虎だったけど、こっちの虎は もはやお笑いでしかない弱さじゃないか!
2012/08/12
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大敗したら焼き鳥と揶揄される 、なんて罵ってごめんなさい。女子バレーボール「火の鳥NIPPON」、28年ぶりの銅メダルおめでとう!予選リーグで、もう片方のリーグに強豪が集まっていたので、日本は決勝トーナメントでの対戦相手に恵まれた、という面はある。(準決勝の前に星の潰し合いになり、ロシアやイタリアが5位6位になった)とはいえ、運も実力のうちというし、中国を破ったのは大きかった。そして3位決定戦、相手は宿敵韓国。相手のエース、キム・ヨンギョンはなんとなくイライラしているようだったからこれはいけるんじゃないかと思ったら、その通り!江畑ではなく迫田を起用した眞鍋監督の采配も大当たり!その迫田、直前で代表から落選した石田のユニフォームを自分のユニフォームの下に着て試合に臨んでいたという。泣かせるじゃないの!最後にメダルを獲ったロサンゼルスでは、東欧諸国が不参加だった。当時のソ連や東ドイツが、どのくらい強かったか定かではないけど、日本は銅メダルだったということは、少なくとも「東洋の魔女」みたいにぶっちぎりで強かったわけではなさそうだから、東欧諸国が出場していたら、もしかして銅メダルはなかったかもしれない。そう思うと、モントリオール以来 36年ぶりかもしれないね。いや~、すごいの一言!アッパレ!シドニーの出場権を逃した時、戦犯扱いされたセッター竹下は、一度はバレーを辞め、故郷の九州に帰って、ハローワークに通っていたという。その彼女がまた戻ってきて、12年後にメダリストになろうとは。本当におめでとう!(広島の江草と結婚していたんだってね、ダブルでおめでとう!)
2012/08/11
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「アテネで正式種目になって以来、日本女子がはじめてメダルを逃した」。レスリング72kg級の浜口京子についての報道である。確かにそれは事実だけど、なんだか冷たいな。他の階級の3人は金メダルだから(3連覇の吉田と伊調は異次元としか言いようがない)、どうしても浜口だけが「メダルなし」と悪いほうに注目されてしまう。とはいえ、浜口はアジア人有利とは言えない重量級で、今まで本当によく頑張ってきたと思う。それに彼女の場合、お父さんに振り回されているから気の毒に感じる。気合だ!気合だ!でネタにされ、変なプレッシャーがかけられている。体重が上がるにつれ、世界的には選手層が厚くなる。日本人が得意な軽量級では、北米や北欧などには あまり選手がいないという。だから浜口が72kg級で過去に2大会連続でメダルを取っていることはすごいのだ!アテネより前は、世界選手権で5連覇という実績の持ち主でもある。なんとか敗者復活戦に残って、せめて銅メダルだけでも持ち帰ってもらいたかったけどあのカザフスタンの選手が決勝まで勝ち上がれなかったため、浜口が敗者復活戦に出場することもなくなった。京子ちゃん、残念!敢えて京子ちゃんと言う。レスラーにしては優しい顔立ちだから。(その点、吉田や伊調はいかにも気が強そうだ)きっと、本当に優しい女性なんだと思う。そうでなければ、あの暑苦しいお父さんを受け止めることはできないだろう。ちなみに、熱血オヤジは客席で「リオ!リオ!」と叫んでいたという。北京の時も「ロンドン!ロンドン!」と叫んでいたけど、リオデジャネイロでは京子ちゃんは38歳だよ?解放してあげなよ・・・。
2012/08/10
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フェンシングの男子フルーレ団体で、日本チームが銀メダルを獲得した。個人としては4年前の北京で太田がメダリストになっているが、団体としてのメダルは初めてとのこと。剣士のみなさん、おめでとう!メダルを手に、笑顔の4人。一番左にいる 淡路という選手は、太田、千田、三宅と歓喜の瞬間をともにしたが、その後、一人だけ別行動だった。JOCがロンドンに送り込んだ選手293人の中に、淡路は含まれていなかった。フェンシング団体戦は3人でおこなうが、選手は交代することができる。IOCは、交代要員として同行した選手が試合に出場した場合、オリンピック選手として認めるという条項も用意している。淡路は、日本フェンシング協会が秘密兵器として同行させた交代要員だったのだ。あくまでも交代要員であるため、結団式で293人に入ることがなかったばかりか、公式ユニホームも支給されないし、選手村に入ることも許されないという。淡路の渡航費や滞在費はフェンシング協会がまかなったそうだ。イタリアとの頂上決戦に出場し、世界ランク1位の選手と戦った淡路は、正真正銘のオリンピアンになった。JOCは、銀メダリストへの報奨金200万円を淡路にも与えることになる。そして、渡航費や滞在費も支給されるよう、フェンシング協会がJOCに相談しているという。え?相談?そんなの、フェンシング協会から言われるまでもなく、JOCが「全額出します」って申し出るべきじゃないの?だいたい、JOCの役員は人数が多すぎないか?訳のわからんオッサン連中が あんなにゾロゾロと・・・。しかも飛行機はファーストだってね、選手たちはエコノミーらしいのに。どれだけケチなんだよ。役員ってそんなにたくさん行かなきゃならないの?観光に行きたいだけじゃないの?役員を数人減らすだけで、淡路のための費用なんて軽く出せるでしょうに。マイナースポーツだからって 軽く扱っているとしたら許せない!
2012/08/07
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真夏の沖縄なんて暑くてどうしようもないんじゃないかと思っていたら、それほどでもなかった。気温はむしろ本土のほうが高いくらいなのだ。それに、暑いといっても本土みたいな湿気がないからカラッとしている。亜熱帯の気候ということだろうか。帰ってきた途端、蒸し暑くてグッタリした。さて、連日オリンピックで盛り上がっている。沖縄のホテルの部屋でも、食い入るように画面を見つめていた。8年前、刈屋アナウンサーの「栄光への架け橋だ!」で列島を感動させた男子体操団体。4年前は、中国に敗れて銀メダル。そして今回は・・・。最終演技者の内村が、あん馬のフィニッシュで落下しそうになって、正しい得点が出なくて、一時は4位になった日本。審議の結果、判定が覆って2位になったが、2位と表示されていた地元イギリスが3位に落ちたことで、会見では イギリスのメディアから内村に対して、この件に対する質問が飛んだらしい。その内容は「銀メダルをスナッチする形になったことをどう思うか?」というものだった。いや~、どこの国にもアホな質問をするマスコミがいるんだな!内村は精一杯頑張った選手の一人であって、自分で点数を決めたわけじゃない!何がスナッチだ、だいたい選手にそんな質問するなんて失礼すぎる!覆したのは審判団だし、まちがっった判定に抗議するのは当たり前じゃないか!イギリスやウクライナが糠喜びになったのは、確定前に公開した審判団のせいじゃないか!個人的な感想を言えば、イギリスが妙に高得点でウクライナから銅メダルを強奪した気もするけどね。床なんて、大技もないのに 金メダルの中国より高い得点だった。ありえない。ええい、ついでだからもっと言っちゃうぞ。イギリスを応援する観客はうるさすぎるんだよ!体操は同時並行で進行する競技なんだから、あの異様な大歓声がそもそも失礼だと思う。ゴルフみたいに、観客のマナー改善も必要ではないだろうか。いかなる時も紳士であるのがイギリスだろうに、ジェントルマンの名が泣くぞ。嫌味な質問に対し、内村は苦笑いを浮かべながらも「イギリスだけじゃなく、ウクライナも銅メダルだと思っていたかもしれない。申し訳ないっていうのは変ですけど、そこは点数で順位が決まる競技なので」と律儀に答えをしていた。偉いよ!!!内村、個人総合で圧巻の演技をして英国民を黙らせてやってくれ!
2012/08/01
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もうすぐゲレンデに到着というのに、沿道にほとんど雪がない。2週間前は、ゲレンデのはるか手前から銀世界だったのに。理由は一つ、暖かいということだ。3月だからな~、無理もないか。到着しても、駐車場には一切雪がなかった。ノーマルタイヤでも来られるわ(笑)こんな状態では、ゲレンデの雪質は・・・。案の定、ベタベタのダラダラだった。止まる時に、サーッと雪が舞うことがない。ベチャーッという不快感。足への負担は相当なもの。午前中で早くも腿が張り、膝が笑い出した。頂上へ行ったら、そこだけはまともな雪だったが、本当にそこだけ。あとはどこもシャーベットで、ストレスがたまって仕方がない。まぁこれが春スキーというやつだけども。それでも子どもたちは喜んで滑っていた。スピーディに気持ちよく滑ることが最優先でフォームなんか二の次の小姐に対し、坊は基本に忠実で慎重に滑る。そんな坊がコブ斜面に挑んだことには驚いた。今シーズン、1回目こそ ログハウス付近の小さなゲレンデだったけど、2人とも上達したので、そこでは物足りなくなり、広くてバリエーションのあるゲレンデ(岐阜県)へ行くようになった。ログハウスは長野県南端。あの辺は小さなゲレンデしかないから、もう行かないだろうな。でも、バカにしちゃいけない。あそこで練習したおかげで、2人ともうまくなったのだ。ありがとう小さなゲレンデ!
2012/03/03
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フィギュアスケートはオリンピックの花形競技だが、浅田真央とキム・ヨナの「ライバル対決」ばかりが注目されるのはどうかと思う。確かに彼女たちの演技はすばらしかったし、メダリストが話題の中心になるのは当たり前としても、安藤美姫と鈴木明子の扱いが小さすぎないか?ヨナヨナ騒いでいる時間やスペースを、もう少し安藤と鈴木に割り振ってあげては?結果は結果、その過程にこそ意味があるのだから、この2人の演技ももっと報道してほしい。私が一番応援していたのは鈴木だ。なんといっても我が市の出身だから。摂食障害を乗り越えてオリンピックという夢の舞台に立った彼女は、「見てくださる方が幸せな気持ちになるような演技をしたい」と言っていた。あなたの楽しそうな演技を見て本当に幸せな気持ちになったわ!ありがとう。さて、前回トリノで15位という悔しさをバネに頑張ってきた安藤だが…。この言われようは酷い。以下、スポーツ報知の記事である。****************************************************************美姫5位、引退も 女王になれなかった「クレオパトラ」…フィギュアミキティ、メダル届かず―。SP4位から表彰台を狙った安藤美姫(22)=トヨタ自動車=は、大きなミスはなかったものの得点が伸びず、188・86点で5位に終わった。試合後、4年後は白紙を強調したが、今季での現役引退の可能性もある。メダルへの思いを込め、安藤は完成した演目を披露した。エメラルドグリーンにゴールドをあしらった鮮やかな衣装で、女王クレオパトラを演じることに徹した。世界の女子で初めて跳んだ4回転ジャンプも、07年世界女王を手にした時の2連続3回転ジャンプも外し、完成度で勝負した。冒頭の3―2回転を決め、11回すべてのジャンプを決めるノーミスの演技。ややスピード感には欠けたが、今季自己最高の合計188・86点をたたき出した。モロゾフ・コーチは、以前に安藤の振り付けをしていたリーアン・ミラー氏に、女性らしい魅力を引き出す振り付けを依頼。初出場だった前回トリノ五輪は4回転ジャンプに挑み、失敗するなど15位に沈んだ。「4年前より自分なりに成長できた」。派手なジャンプはなくとも、4年間で大人に変身した姿を見せつけた。5位入賞という栄誉を手にした安藤だが、今後は厳しい現実も待ち受ける。所属先のトヨタ自動車は長引く不況に加え、米国内でのリコール問題で大揺れ。スポーツ関係にも波及するおそれがあり、今年4月以降の予算の大幅見直し対象になるとの声もある。年間契約金の減額、最悪の場合は契約打ち切りの可能性も出てきた。さらに、15歳の村上佳菜子らジュニア世代も順調に育っている。低年齢化が進むフィギュア界の中、26歳で迎えるソチ五輪の代表争いで、確実に代表権を手にする保証はない。「4年後? まだ分かりません。ただ、3回連続3度目の正直ってのもいいですね」と含みを持たせ会場を後にした。来月の世界選手権(イタリア)は出場するが、それ以降、現役引退の可能性も残されている。****************************************************************何、この引退勧告するような見出し。これが大舞台で真剣勝負をして5位になった選手に対する評価か?最低だな。こんな記事を書く奴こそ記者を引退すればいいのに。スポーツ新聞のオリンピックがあったら、報知は入賞もできないよ!今回の安藤の演技と結果について否定的な報道をする意図がわからない。最近のフィギュアはスポーツではないので(!)順位と点数に大きな意味はない。競技として考えるなら、安藤はトリノの時とは別人のように一流の滑りを見せた。安藤にしか演じることができないクレオパトラ、4年間でこんなに大人の女性へと成長して、5位入賞はすばらしいことだ。本人が「4年後もいいかな」と言っているのに、何故 温かく応援してあげられないの?進退というのは自身が決めるもので、メディアが決めるものではない。選手を侮辱するような見出しはやめてほしい。まったく、この記事を書いた奴は陰険すぎる。人間の屑だ!まさかこの記事を書いた奴と同一人物か? 新しい若手も育ってほしいと思うけど、安藤も高い壁であってほしい。等身大の自分を投影したようなステップとダイナミックなジャンプは魅力的だ。企業も、不況だからって安直にスポーツや芸術を手放さないで…頼むよトヨタさん。
2010/02/27
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TPOをわきまえられない人間は恥ずかしい。バンクーバーオリンピック、スノーボードハーフパイプ代表の国母和宏のことだ。プライベートならどんな服装でも構わないが、職務の一環としてあの格好はない。たとえばサラリーマンが会社や官庁に行ったり、顧客と会う時に、アロハシャツで出かけるだろうか?オリンピックは他の大会とは違う。国民の税金や、さまざまな善意があって成り立っているのがオリンピックだ。確かに選手が主役だし、皆すごいなとは思うけど、応援してくれる人に感謝の気持ちがないといけない。それが日の丸を背負うということ。紳士淑女が世界中から集まるのだから、相応のスタイルで参加するのがマナーだし、公式の背広もきちんと着られない選手は叩かれて当然だと思う。自由だの権利だの、そんなことばかり言ってきた現代の教育の弊害を感じる。いや、百歩譲って 服装の乱れまでは謝って反省すれば許せる。やはり会見での態度が問題なのだ。謝罪する機会があったのにチャラチャラして、団長をはじめ、たくさんの人に迷惑をかけたことを微塵も理解していないんだね!反省していない(に決まっている)のであれば謝るな、みっともない!謝罪する気のない奴に、無理に謝罪させなくて結構です。こっちが不愉快になるわ!どうしても参加したいのなら自費でやってくれ。君のような世の中なめた人間に国費(税金)を出してあげるほど世の中甘くはない、甘くあってはならない!月並みな言い方だけど親の顔が見たいよ。
2010/02/14
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雪と氷の祭典、冬のオリンピック。オリンピックといえば、私は開会式の入場行進を見るのが好きだ。地図を頭に描きながら、この国はどんな競技が強そうだとか想像するのが楽しいのだ。国旗に興味がある小姐は「この国知ってる!」などと言いながら、愛用の国旗辞典をめくっていた。グルジア選手団は、国旗に喪章をつけていた。なんと、リュージュの選手が公式練習中にコースから外れて鉄柱にぶつかり、今日 病院で息をひきとったという。いろんな国旗が出てきて楽しいわ~という気持ちが、一瞬にして凍りついた。4年間も夢見た場所で、目的も達成できず事故死って…。こんな悲しいことはない。調査結果の「人為的ミス」には懐疑的にならざるを得ない。(勿論、「コース設計ミス」だなんて認めるはずはないけど)このような状況で滑らなければならない、すべてのリュージュ選手が気の毒だ。まさに死人に口なし。連盟は「選手のミスだ」と言ってしまえば楽に終わると思っているとしか思えない。たとえミスがあったとしても、ほんの少しのミスで死ぬようなコースのどこが安全なのよ。緩衝材もつけず、鉄柱が剥き出しのままだったことこそ「人為的」じゃないの?このコースで思いきり力を出し切れる選手は、もういないだろう。たとえ事故の原因は選手本人のミスだとしても、こんなコースを作った側にも責任があると思う。亡くなった選手は人柱ですか!冬季オリンピックって命懸けなスポーツが多いよなぁ…。
2010/02/13
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正月に続き、今シーズン2度目の雪山。昨日たくさん降って雪質がいい上に、天気はピーカン!最高のスキー日和だ。自力で止まることができない坊は「止まる練習をする!」と張り切っていたものの、基本的に根性ナシなので、ちょっとやるとすぐ疲れたと言って他のことをやり出す。まぁ強制するものでもないし、ソリでも雪合戦でも楽しんでくれたまえ。孫と一緒にスキーをするのが夢だと言い続けていた父は、坊のスキーセットを買ってくれた時、ついでに自分の板まで新調してしまった。ウォーミングアップが済んだ小姐が、リフトで上へ行きたいと言うので、「よし!じいちゃんが連れて行ってやるぞ!」と張り切っていた。護衛のために、私もついて行った。リフトから、子ども用ゲレンデのほうを見ると、再びスキーブーツにはきかえている坊の姿があった。おぉ、またやる気になったのか。父が大きなターンで滑る後を、小姐がついて行った。小姐は、父がターンを切ると自分もターンを切ろうとして小回りになるので、「じいちゃんが滑った線の上をなぞるように行きなさい」と言うと、ほとんどズレることなく、父がつけた跡に沿って滑ることができた。完璧だ!あとは、自分はうまいんだと天狗になってスピードを出しすぎないこと。「あぁ~楽しかった!」と満足そうな小姐とともに子ども用ゲレンデに戻ると、夫と母が坊の指導をしており、「ちょっと見てやってよ」。夫に引っ張られて20mくらい上って、向きを変えると、ハの字のまま滑り降りてきて、自力で止まった。斜度がないから自然に止まったとも言えるけど、直滑降ではなく、エッジをきかせて滑ってきたということで、これは大きな進歩だ!どうやって膝に力を入れるのかがわかった様子。疲れたとも言わず、何度も何度もやりたがるので、つきあう夫は汗だくになっていた。えいやっ!と行ってしまう小姐に対して、坊は怖がり屋で慎重派。それでも、リフトに乗って上に行ってみたいという気持ちはあるようで、小姐だけ上に行った時、置いてけぼりを食ったと思ったらしい。あの坊が自発的に練習するとは、たいしたもんだ(笑)。
2010/02/07
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今日の天気はあまりよくないらしい、と聞いていた。朝7時頃起きたら、既に雪が降っていた。ウヘァ~。私だけだったら行きたくない天気だなぁ。でも連れて行かないと子どもたちは納得しないからなぁ。出かける頃には雪は止み、晴れ間も見えてきた。誰か日頃のおこないがいい人間がいるのか?少なくとも私ではないだろう!スーパー晴れ女の小姐が太陽を呼んだか…。しかし、スキー場に着いてしばらくすると また雪が降ってきた。ここに雪女(私)がいますから…。それでも、今日の滑走を心待ちにしていた子どもたちは、雪?そんなの関係ねぇ~。昨年の小姐に続き、坊もマイ板をじいちゃんに買ってもらって大張り切りなのだ。坊は、昨シーズンの終わりに一度スキーをはいただけなので、まだ自力で止まることができなくて、大人が2人つかなければならないが(実母が坊を支えながら斜面を上り、滑ってくる坊を実父が下で捕まえる)、ボーゲンを覚えた小姐はスイスイ滑れるので、私の後をついて滑らせた。昨シーズンの終わりに初めてリフトに乗った小姐は、今回もリフトに乗り 長い距離を滑るんだと意気込んでいたが、悪天候のため断念した。小姐を滑らせるには、上のほうはあまりに視界が悪かった。残念!またの機会に。私は1人で上まで行ってきた。一番上は急斜面。気分は上村愛子だ(笑)。いや、私はアルペン大回転の滑りだから皆川賢太郎かな(笑2)。雪が強くなってきたから もう帰ろうと言っても、まだやると言う小姐と坊。うむ、2人ともなかなか根性あるな!これは筋肉スキーヤーに育てる甲斐があるってもんさ。
2010/01/05
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夕方 車を運転中、普段は聴かないラジオをたまたま聴いていたら(朝、私の車に乗った夫がFM愛知を聴いて、そのままになっていた)、「皆さんの思い出の曲をリクエストしてください」と言っていた。FM愛知は明日40周年を迎えるそうで、どうやら その特別企画らしい。そこで耳に入ってきたイントロに、ハッとした。こ、こ、この曲は!中学3年生の時に流行っていた、あれだ。「○○市の××さんからのリクエスト…」と、DJの声が入った。浜田麻里の曲「Heart and Soul」。1988年のソウルオリンピック、NHKのイメージソングとして使われた曲だ。ソウルとSoul が掛詞になっている。うわー、今になって まさかこの曲が聴けるなんて!当時、部活も引退したし そろそろ受験勉強に本腰を入れなければ…という頃だったが、連日オリンピックに夢中になり、背泳ぎの鈴木大地の金メダルや体操男子の銅メダル、シンクロの銅メダルなど日本人選手の活躍は勿論、カール・ルイスとベン・ジョンソンの対決や、セルゲイ・ブブカ、フローレンス・ジョイナーなどなど、目が離せなかった。録画したハイライト特集はテープが擦り切れるかというくらい何度も見た。1984年のロサンゼルスオリンピックでは東側諸国が、1980年のモスクワオリンピックでは西側諸国がボイコットした。さらに、1976年のモントリオールオリンピックでは南アフリカの参加を巡って多くのアフリカ諸国が不参加となっていたため、ほぼ全世界の国と地域が参加したオリンピックとしてはミュンヘン以来16年ぶりだった。あの頃、ロシアはソ連だった。ドイツは東ドイツと西ドイツに分かれていた。次のバルセロナオリンピックでは、崩壊したソ連は バルト三国を除く12ヶ国が独立国家共同体として出場していたような。あぁ、懐かしい懐かしい。中学生の頃は、海外の同年代と文通(死語!)するクラブに入っていて、アメリカ、フィンランド、韓国に文通相手がいた(大学入学くらいまで続けた)。学校の授業より上のレベルで英語を勉強しており、将来はいろいろな国に行ってみたいなんて思っていたっけ。それが今じゃ、英語なんてすっかり忘れているわ…使わなきゃ忘れるに決まっているね!
2009/12/23
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節約のためテニススクールは9月いっぱいで休会したが、日曜日のテニス(義父とその仲間)には できるだけ行くようにしている。たとえ週に1回でも、運動することは大切だ。テニススクールはインドアなので、暑さ寒さも関係ない。しかしここでは天気の影響をまともに受ける。今日は寒かった!おまけに風も強かった。サーブのトスは流れるし、ストロークだって セーフのはずの球がアウトになるなんてザラ。こういう日は特に、微妙なコントロールが明暗を分ける。とにかく相手のコートに入れなければ話にならないので、いつもより丁寧に打とうと心がけた(ただし守りには入らないように)。その結果、ミスが少なかった。無風だと何も考えずにやるから、かえって条件が悪いほうがいいのかも!?試合の勝ち負けなんて関係ない。目の前の一球に集中する。これに尽きる!
2009/11/15
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バレーボールのグラチャンが始まった。各大陸選手権の優勝チームが集まって世界一を決めるという大会である。この大会は4年に一度だが、開催地は常に日本と決まっているらしく、開催国である日本チームは絶対に出場できるわけだが…。どうせまたジャニーズが場違いなことしているんだろうと思ったら、いない!どこにもいない!(イモトなんたらって芸人はいたけど)バレーといえばジャニーズ頼み(?)で、バレー自体はどうでもいいジャニーズファンが多数押しかけているようだけど、そのジャニーズがいなければ、純粋にバレーを見たくて来ているってことだよね。なんだ、ジャニーズなんていなくたって会場は満員になってるじゃん。いいことだ、だってこれが健全な姿だから。
2009/11/10
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気がつけば、卓球教室ももう折り返しを過ぎている(全8回、今日は6回目)。参加者のほとんどが経験者という中で不安だったが、そこそこ打てるようになってきて、ラリーが何回続くか数えるのが楽しい。自分のミスでラリーが途絶えると非常に悔しい。毎回くじで順番を決め、1番の人から先生の指導を受ける。1人あたり7分。今日は、打ち方そのものについては何も言われなくてヤレヤレと思っていたら、「横着しないで もっと足を使いなさい、アナタ若いんだから」。あちゃー。テニスと同じだよ…。しかし、嬉しいこともあった。「最後に思いっきりたたきつけてごらんなさい、決めたらおしまい」え、それってスマッシュってことですか。あの、足をダン!ってやるやつですか。お、お、教わっていませんが、えーと、こんな感じでしょうか、えーい!…と打ったら、決まった。この教室の初日、ドライブ回転の球すらまともに打てなかった私に、まさかスマッシュを打つチャンスが到来するなんて…。いつかは打ってみたいと思っていたけど、意外に早かったわ。
2009/06/11
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~ヤフーニュースより~日本バレーボール協会は18日、一般募集をしていた全日本女子チームの愛称を「火の鳥NIPPON」に決定した。この愛称には、「火の鳥を情熱の象徴としてとらえ、心に情熱の炎を燃やし、スピーディーなバレーボールで世界の王座を奪還してほしい」という願いが込められているという。全日本女子の真鍋政義監督は、「火の鳥のように燃えていきたいですね」と、笑顔でコメントした。 ******************************************************************あの~、愛称なんて募集している場合じゃないと思うんですけど?日本は弱いってことに真剣に目を向けてよ!どうしたら世界との差を縮められるか考えてよ!惨敗しても誰も責任とらないし、敗因の分析もされない、世にも珍しい競技だよな…。世界の王座を奪還?よく言うよ、30年ぐらい前ならいざ知らず、オリンピックに出られるだけでも御の字のチームに王座なんて無理だろうに。メディアにもチームのスタッフにも、冷静に日本の実力を分析できる人がいないのかね?どんな愛称をつけようとも、結局弱いままなら意味がない。くだらないことをやる前に、まずは強くなって下さいな。そもそも愛称とは自分で決めるのではなく、周囲が勝手に決めるものだ。そんなことより、結果を出せば自然と盛り上がるのだから、もうフジテレビやジャニーズとは縁を切って、まともな方向を目指してほしいものだ。プリンセスメグとかミラクルサオリンなんて小っ恥ずかしい呼び方して選手をアイドル扱いして、笑いものに仕立てるのもいい加減にしてほしい。
2009/05/18
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卓球教室 2日目。私が初めて卓球をやったのは大学の体育の授業だった。その時、ペンホルダーで持ったので、今回もなんとなくその持ち方にしたのだが、「あなたの打ち方は面が上を向いているからダメ」と先生に指摘され、それならいっそ持ち方から変えてしまおうと、シェイクハンドにしてみた。これが大正解!打てるわ、打てるわ。先週のお遊びピンポン状態が嘘のよう。それでも「あなたは振りが大きすぎる」とダメ出し食らったけど(苦笑)。さようでございますか、テニスでも大振りだからな…。テニスに比べれば楽だけど、それでも2時間みっちりやるとかなりの運動量だ。体育館は蒸し暑いから、通常あまり汗をかかない私でも、それなりに汗が出る。でもインドアだから絶対に日焼けしないのはいいね~。(さんざん外でテニスやってるアンタが何を言う。もう手遅れだってば)この教室の講師は、市内の高校で40年近く卓球部を指導していたという77歳の男性。とてもそんな歳には見えない。まぁ先生は特別としても、受講者の中に、長い間バレーボールを続けているという白髪のオバサマがいた。卓球は初めてらしいけど、バレーボールで鍛えているだけあって、とても動きが俊敏!歳をとっても軽やかに動けるのって素敵だな。
2009/05/14
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市のスポーツ講座の卓球に申し込んだ。市の講座といえば、子どもたちが小さい頃は、託児つきの講座を見つけてはせっせと通っていたものだが、当然 それは育児に関するものばかり。今回、初めての育児とは関係ない講座で、すごくワクワクした。夫の実家の近くに児童館があり、月に2回は行っている。そこには卓球台があり、小学生になると使わせてもらえるので、小姐は来年以降を楽しみにしている。相手をするにあたって、私も何も知らないよりは、かじった程度でもいいからやっておこうと思ったのが受講のきっかけである。講座は平日の午前中なので、参加者は主婦ばかりである。卓球教室は毎年春と秋に開いており、いつも年配の人ばかりだそうだが、今回は若い人(といっても30~40代)が多い、と主催者側も驚いていた。経験のある人から まったくの初心者まで幅広かった。私は、卓球といえば大学の体育の時間にやっただけ、しかも まともに教わってはいなくて、遊び感覚で適当にやっていただけ。(大学の体育は全般的にそんな感じだったから、高校までの苦痛でしかなかった体育とは雲泥の差で 何でも楽しくできたのだが)しかし、テニス歴は長いので、同じラケットスポーツである卓球もそれなりにはできるだろうとタカをくくっていたのだが(オマエ何様だ)、とんでもなかった。ラリーはそこそこ続くけど、続けばいいってもんではないらしい。基本中の基本、ボールの上側をたたくドライブの振りがまったくできていなかった。私は、完全にスライスになっている。ラケットが下から出ているのだ。講師の先生は「確かにそういう打ち方もあります。試合ではかなり有効です。でも、その前にとにかく基本を覚えて下さい。身につくまでは封印して下さい」ドライブを意識したら、途端にラリーが続かなくなった。これがテニスだったらカッカきそうなところだが、全然焦ったりしない。他にも初心者はいるし、気楽なものだ。運動不足の解消に…というオバサマたちと、のんびりまったり楽しもう。週に1回、全部で8回。6月末の最終回には、果たして どこまでできるようになっているだろうか。
2009/05/08
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暖かい。長野県南部では雪が少ない。今シーズンのスキーは今日で最後だ。前回(2月11日)、小姐はハの字で滑ることができるようになり、坊は初めて板をはいて直滑降で10mくらい滑ることができた。その日 夫は仕事で行かなかったので、今回は「お父さんに見せるんだ!」と2人とも張り切っていた。ゲレンデに到着するや否や、私が先だ、いや僕だとスキーの取り合いになった。一応、小姐の板だからと まず小姐が先に滑った。その間、坊は夫とソリに乗って遊んでいたのだが、やはり早く板をはきたかったのか、しばらくすると小姐をせかしに来た(笑)。坊はまだ直滑降のみで、止まることができないため、大人2人でのサポートが必要である。今回も両親が同行してくれたので、母が一緒に斜面を上り、父が10m下で待機して滑ってくる坊を捕まえる役だった。この2枚の写真、ほぼ同じ場所で撮影しているが(小姐の写真は前回のもの)、こうして見ると いかに雪が少ないことか…。小姐の滑りは快調そのもの。私と夫と2人ついていけばリフトに乗ってもいいんじゃない、ということで 初挑戦!リフトの距離が700m。滑り降りる距離は800mくらいになるだろうか。小姐は、今までは せいぜい30mくらいの滑走だったので、ちょっと滑って止まって、ちょっと滑って止まって、とやっていてはどれだけ時間がかかるだろうかと覚悟してリフトに乗ったのだが、蓋を開けてビックリ、意外な展開だった。リフトを降りて最初の100mくらいは、小姐にとっては斜度が急だったので私が覆いかぶさる感じで小姐と密着して滑った。少し緩い斜面になって手を離したが、小姐にとっては初めての広いゲレンデ、子どもだけではない、ましてや初心者だけではない、未知の世界のはずだ。それでも、怖がりもせずスイスイ滑っていくではないか。夫が後ろ向きになって滑って先導し、私が後からついて行き「ハの字!ハの字!」と常に声をかけながら滑った。なんと、一番下までほとんど止まらなかった。仰天!今までの滑走距離が最大で30mだった子とは思えない。ずっとハの字の姿勢で踏ん張っているから、かなり足が疲れるはずなのに。ちょっと滑って止まって…なんて予想は、見事に覆された。相当時間がかかるだろうと思っていたら、あっという間に滑り終わってしまった。そして満面の笑みで「楽しい!もう1回行きたい!」と。さすがに疲れているだろうから、と一旦 坊と交代したが…。そして小姐のリフト2回目。今度は、最初の100mくらいの少し急なところも、私の助けを借りずに自力で滑った。夫は後ろ向きではなく前を向いて先導したが、夫がターンするのと同じように、小姐もターンをしているではないの!これ、まさにボーゲンじゃないの!ウヘェ~、なんとまぁたまげた。まったく教えてないのに。勿論、今度も一番下までノンストップ。しかもスピード出しやがる。あの~、栂池の鐘の鳴る丘とか志賀高原のブナ平ほどダラダラじゃないんですけど?私も若い頃はアルペン大回転の滑りで弾丸娘なんて言われたけど、この娘も暴走族だな?いや~、見ているほうがハラハラするわ。来年はヘルメット着用を義務づける!それにしても、親バカかもしれないけど 小姐は見込みがある!初めて板をはいたのが昨年の今頃で、今年は1月、2月、3月に1回ずつ。前回、ハの字を覚えただけでも収穫だと思ったのに、次で いきなりボーゲン習得して800m一気に滑り降りるとは…。私は3歳でスキーを始めたけど、5歳でここまではできなかったわよ。
2009/03/07
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スキーにはベストシーズンのはずなのに、まるで3月のような暖かさ!当然、雪はスノーマシンで作った人工雪である。それでも子どもがちょっと滑る分には何の問題もない。正月以来、今シーズン2度目のスキーである。いつものホームゲレンデ(ログハウスから車で5分)ではなく、15分くらい走って 別のスキー場へ行った。どこのスキー場でもソリ乗り場は別になっているが、このスキー場のソリ乗り場はスキー&ボード初心者の練習エリアも併設されている。本コースの下のほう(なだらかな斜面というよりほとんど平ら)で練習していると上から勢いよく滑ってくる人の邪魔になるので、こういう初心者用の練習エリアが確保されているのはありがたい。小さな子どもでも安心して練習させられる。真ん中にリフト代わりのベルトコンベアーがあって、右がソリ用、左が初心者練習用となっていた。正月に行った時、小姐にハの字で止まる練習をさせたかったのだが、なかなかうまくいかなかった。敢えて止まろうとしなくても、斜度がないので滑っていくうちに自然に止まってしまうせいもあり、今ひとつ身が入らない節もあり、私もイライラしてしまった。しかし、今日は前回とは違うスキー場で少し斜度があるので、止まろうとしなければ転ぶか人にぶつかるかで危ない目に遭うということが自分なりに理解でき、練習しようという気持ちになった。昼食後、母に「上のほうで遊んできたら」と勧められたので、リフトの回数券を買って滑りに行くことにした。一番上はそこそこの斜度で上級者向けなのだ。本格的に滑るなんて8年ぶりだし、アイスバーンに一瞬たじろいだが、そこは昔とった杵柄、なんとかなるものだ。人も少なかったので気持ちよく滑れた。回数券を使い終わって下に戻ると、小姐が母に付き添われてベルトコンベアーに乗っていた。坊の遊び相手をしていた父が「小姐を見て驚くなよ」と不敵に笑った。なんと!しっかりハの字をつくって下りてくるではないか。私が上で遊んでいる間に進歩したのか…。いや~、たいしたものだ。小姐は、できるようになったことが嬉しくて、もっとやりたいと言ったが、もうかなりやって疲れているだろうし、坊もやりたいと言ったので、交代させた。坊は、今まで板をはきたいとも言わなかったのに、どういう風の吹き回しだろうか。とりあえずはいてみな、でも転ぶに決まってるよ、と思ったのだが…。意外や意外、バランスを崩すこともなく、はいてすぐに歩こうとした。(これは昨年 小姐もそうだった。まず後ろに倒れそうになるかと思ったのに)そして、いっちょまえに滑ってみたいという。母が介助しながら斜面を少し上り、向きを変えて、捕まえ役の私のところまで、まずは3m。うまく板に乗れていたので、次は5m。怖がる様子もなかったので、次は10m。最終的に15mくらい滑っただろうか。いや~、君もたいしたものだ。調子に乗って、自分も専用の板が欲しいから買ってよときたもんだ。冗談じゃないね、サイズが同じなんだから小姐と交代で使えば十分だよ。リフトに乗って上のほうまで行くようなレベルになったら買ってやってもいいよ。
2009/02/11
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今年の中日体育賞に、フェンシングの太田雄貴が選ばれた。歴代の受賞者は、オリンピックや世界選手権で優勝した選手がほとんどであり、北京オリンピックで銀メダルの太田は「僕でいいのかな」と思ったという。そういう謙虚なところも、すごく好感が持てる。コーチの指導法に、自分が納得できるまで食い下がったこともあるそうで、時には生意気だと言われたこともあったという。しかし「その方々のおかげで今の僕があるんです。技は勿論、強い弱いに関係なく人間として大切にすべき礼儀など多くのことを学ばせていただきました」と続く。この方、剣士としても一流だけど、一人の人間としてもすばらしいわ。勝ちさえすればいいと勘違いしているどこぞの横綱に聞かせてやりたいね。どんなに熱戦をくり広げても、勝負がついた後にダメ押ししたり、格下の相手を睨みつけたり、派手なガッツポーズなんかしちゃったら、すべてが興ざめ。土俵には不快感しか残らない。競技者は、一般人には到底わからないレベルの 血の滲むような努力をしている。しかし、自分一人の力で大成したと思ったら大間違いだと思う。必ず、支えてくれる人たちがいるのだから。結果だけ残して、あとは傍若無人のやりたい放題の誰かさん。耳が痛いとも思わないんだろうな。まさに、憎まれっ子 世にはばかる。「僕は、結果よりも、人々を魅了するプレーをしたいんです」それで結果もついてきたら尚結構だけどね~!ロンドンでは追われる立場になるが、是非 頑張っていただきたい。
2009/01/30
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今シーズン初の雪山。いつものように、ログハウスから一番近いゲレンデへ向かったが、今年は暖かいのか、雪が少なくて全面滑走可能にはなっていなかった。(どうせ下のほうで小姐を指導するだけでリフトには乗らないから関係ないけど)これは、マシンで作った人工雪だな!?昨シーズンの終わりに初めてスキーを体験した小姐は、板をはいた瞬間からスタスタ歩き出したので(普通は転ぶと思うのだが)これは見込みがある、と 親バカ満開になった。何より、私自身はスキー歴30年以上の筋肉スキーヤーなので、小姐がスキーをやってくれたら嬉しいのだ。今はボード派が多いから…。私の父も 私と同じことを考えたようで「俺が板を買ってやる!」と張り切っていた。還暦になったらスキーは引退するとか言っておきながら、やっぱり好きで好きでたまらないスキーをやめることなどできるはずはなく、孫と一緒に滑走できるまで衰えるわけにはいかないと思っているらしい。(孫とテニスをするのが夢だと願っていた私の祖父のようだ。血は争えない!)小姐は、12月上旬にピンクのスキー板を買ってもらって嬉しくて、「明日スキーに行こうよ」と言うほどワクワクしていた。最初こそ少し怖がったものの、すぐに感覚を取り戻し、30mくらい滑っていた。ほとんど斜度がないところなので最後は勝手に止まるのだが、結構なスピードが出ていても怖がらないので、見ているほうが怖かった(汗)。次回はもう少し斜度のある場所で練習して、板をハの字にして止まることをしっかり教えなければなるまい。帰ろうとしたら、坊がまだソリ遊びをしたいと言ってきかないので、私は一旦スキーを車まで置きに行った。ついでに、スキーブーツからスノトレにはきかえた。その時、ブーツの底部(本体ではない部分)が割れてなくなっていることに気がついた。そういえば、さっきスキーを外した時に 何かの破片を見かけた。これだったのか!このブーツはもう10年選手で、元の色は何色だったのかというほど変色している。夫に「今ならどこの店でも安くなっているし、買ったら?」と勧められたが、「小姐に教えるだけで、ガンガン滑るわけじゃないし、これでいいよ」と言った。しかし、これではさすがにご臨終だな。惜しみなく処分できるというものだ。ソリ用ゲレンデに戻る時、破片をいくつも発見した。さっき歩いてきた道のりに、等間隔で破片が落ちている(苦笑)。こんなふうになるまで気づかないなんて!
2009/01/03
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毎日楽しんでいる北京オリンピック、今日はシンクロナイズドスイミング。デュエットで、鈴木&原田が華麗な演技で見事 銅メダルに輝いた。小姐は、彼女たちの顔を見て「怖い」と言った。うむ、確かにシンクロはバッチリ囲み目メイクで濃いからねぇ…。それから、優勝したロシアの2人を見て「さっきの人よりもっと怖い!何この目!」と言って、自分の顔を覆ってしまった。「大丈夫、噛み付いたりしないから」などと、頓珍漢な返答をしながら、あぁ~なるほどね、魔女みたいだね…と思った。青いシャドウだけでもかなり濃いのに、その上の赤と白は何ぞや。ロシアの国旗か?顔を覆っていた小姐は、ハッとしたように「プールに入る時は化粧しちゃいけないってお母さん言ったじゃん。どうしてこの人たちはいいの?水が汚れるんじゃない?」この人たちのは超ウォータープルーフですから…。いや~、それにしても子どもって思わぬところを見ていたりするものだな。
2008/08/20
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今回のオリンピックで一番勝って欲しいと願っていたのが浜口京子だった。しかし戦前の不利は否めず、専門家の予想は一様に「金を獲らせてあげたいけど…」というニュアンスだった。だからこそ心から応援した。結果はアテネと同じ銅メダルだったが、彼女の笑顔は誰よりも美しくキラキラ輝き、金メダルより眩しく見えた。浜口にとって、アテネ以降は屈辱と痛みに耐えた4年間だった。一昨年の年世界選手権で、ズラテバ(ブルガリア)の頭突きを受け、鼻骨3ヶ所と右目下の頬骨1ヶ所の計4ヶ所を骨折した。麻酔をしても激痛が走り、手術後はほとんど会話ができない重傷だった。痛みに耐えかね、病院で泣いた。母には「もう辞めてもいいんだよ」と言われたがそれでも「やっぱり私はレスリングが好きだから」と必死に歯を食いしばった。昨年の世界選手権では、またも悲劇に襲われた。2回戦で、因縁のズラテバと対戦し、技を仕掛けて横転させたが、ポイントは宿敵に。国際レスリング連盟が 後に誤審と認めたが、判定は覆らなかった。女子4階級で唯一、オリンピック出場権を持ち越した(後のアジア選手権にて獲得)。帰国後、浜口は自室に閉じこもった。父・アニマル浜口が「自殺するんじゃないかと思った」ほど落ち込んだという。「15年間レスリングをやってきて、最高の試合ができました。北京オリンピックは私にとって一生の宝です」力を発揮できた、納得する試合ができた、それならメダルの色など関係ないのだ。オリンピックという大舞台で力を出し切るのは難しいのだから。誤審に顔面骨折、肉体的にも精神的にも つらかったことだろう。まさに不屈の精神で勝ち取った銅メダル、本当に、本当におめでとう!一夜明け、今朝はテレビに出ていた。勿論、アニマル浜口も一緒に。(某局では父だけの出演で「京子さんに来ていただきたかったのですが…」と苦笑い)相変わらず、暑苦しいお父さんだな。そして、口では「気持ち悪いです」とか言いながら、恥ずかしがる様子はない娘。父が全身全霊をかけて娘を応援しているからこそだと思う。「気合だ、気合だ、気合だ…(略)オィッ!」って結構好きだったりする。何事も、最後は精神力がものを言うような気がするから。アテネの後に書いた記事
2008/08/18
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2連覇を目指した野口みずきが欠場、持ち味の粘りを期待された土佐礼子は20km辺りで無念の棄権、22歳の新鋭・中村友梨香は13位で、日本は惨敗と酷評された女子マラソンで金メダルを射止めたのは38歳のママさんランナー、ルーマニアのトメスクだった。スローペースで進んだ集団から 20km過ぎで抜け出し、そのまま独走、終始 果敢な姿勢でゴールに辿り着いた。38歳でのオリンピック制覇は、ソウル大会でのモタ(ポルトガル、当時30歳)を大幅に上回る最年長記録となった。野口の欠場も土佐のリタイアも残念だったが、クソメディアに金!金!メダル!メダル!と煽られ「走らされる」日本の選手は短命だ。海外には、ヌデレバ(今回銀メダル)、ラドクリフ、シモンといった、生き方レベルで走る、息の長い実力選手がいる。彼女たちがゴールする姿を見るだけでも感動する。上述の3人はいずれもママさん選手だ。トメスクも仲間入りだね。体操の種目別決勝では、跳馬でドイツのチュソビチナが銀メダルを獲得した。33歳のママさん選手で、バルセロナから5大会連続出場だという。10代選手が中心の体操女子では、せいぜい20代前半までだと思っていたから驚いた。バルセロナでは、独立国家共同体(EUN)の選手として団体で金メダルに輝き、その後、長男の病気の治療のためにドイツに渡ったが、それでも競技を続けられる環境を幸せに思って頑張ってきたとのこと。ドイツ選手としてメダルを獲得できて嬉しいと話していた。大会翌日から始まり、最終日を迎えた競泳では、50m自由形と400mメドレーリレーで、アメリカのトーレスが銀メダルを獲得した。ロサンゼルス大会で初出場、2度の引退を挟んで24年間で5度目のオリンピックとなった41歳のママさん選手は、表彰台で感極まって涙を流した。女子選手は出産のため引退、というケースがお決まりパターンだったはずだが、近年は各競技でママさん選手が第一線で活躍しており、とても喜ばしいことだと思う。本人の努力は勿論、続けられる環境も整ってきているということ。世の中の働く母親たちには、これ以上ない勇気となっているだろう。私は専業主婦だが、やはり同じ母親として嬉しいし、彼女たちを尊敬する。
2008/08/17
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男子体操団体といえば、あの名台詞「栄光への架け橋だ!」とともに冨田洋之がピタッと着地するシーンが思い出される。あれから4年。奇しくも、今回も最終種目はアテネと同じ鉄棒で、最終演技者の冨田が伸身の新月面で着地を決めた。4年前と異なるのは、獲得したメダルが銀だったことだけだ。それでも、負けて銀とは思わない。勝ち取った銀だった。採点方式が変わり、中国が圧倒的優位と言われる中、日本の侍たちは失敗を恐れず、自分たちが誇る「美しい体操」を貫き通した。アテネの時は、時差の関係もあってライブで見られなくて、翌朝、金メダル獲得を知って、生で見たかった…と悔しかったのだが、今回は時差はほとんどないので、絶対に見逃すもんかと思っていた。体操の前は競泳を見ていた。小姐は競泳を見たがるので、チャンネルを替えたら文句を言ったが、そんなの関係ねぇ~。中国どころか、一時はアメリカにも抜かれていた。最後の鉄棒は祈るような気持ちだった。アメリカ選手が あん馬で失敗したことも大きかったが、日本の3人は鉄棒の演技をしっかり決め、逆転して2位を死守した。中国は ずば抜けていたから、4年後のロンドンに向けて対策するとして…。団体は、仲間がいい演技をすれば次の選手も乗っていける感がある。逆に、1人がミスをすると全体としての順位もドーンと下がってしまったりして、本当にドキドキハラハラである。とにかく今回の銀メダルは、勝ち取った銀メダルだったと思う。冨田が言う「技だけだったら、サーカスになってしまう」。贔屓目に見なくても、日本の体操は美しかった。美しさでは世界一である。
2008/08/12
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柔道女子63kg級で、谷本歩実がアテネに続き2大会連続で金メダルに輝いた。その内容は、これまたアテネに続きオール一本勝ち。最近の柔道は、ポイント差で優勢勝ちを狙う「JUDO」に転換しつつあるが、あくまでも谷本は子どもの頃から叩き込まれた一本狙いの「柔道」にこだわっている。組み合わず、どちらかの選手に指導が1つついて、その最小限のポイントのまま5分辛抱して(内心、逃げながら?)勝つ柔道は見ている側としてはおもしろくないし、なんとなくすっきりしない。3位決定戦でオランダ選手とキューバ選手が対戦したが、ゴールデンスコアに持ち込まれてからも、なかなか組み合わず(組み合えず?)、さらにキューバ選手は帯を締め直す際に再三チンタラしていた。まさかそれが遅延行為ととられたのであるまいが、結局、指導がきて勝負ありだった。こんな結末、やっぱり寂しいよね…。決勝で谷本が繰り出した、相手の大内刈りをかわしての内股は、実に鮮やかで、まるで芸術を見ているような感動すら覚えた。これぞまさに、しっかり組んで戦うニッポン柔道の真髄だ!
2008/08/12
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射撃女子クレー・トラップで、中山由起枝が4位と健闘した。プレーオフで惜しくも銅メダルに届かなかったものの、日本女子過去最高成績となった。シドニー以来 2大会ぶりの出場となった中山は、ママさん選手である。シドニーでは13位と惨敗し、挫折感から翌年引退した。結婚、出産、離婚を経て復帰したという。スタンドでは、6歳の長女が見守っていた。ルールを理解している娘は、母が銅メダルを逃した瞬間、悔しくて号泣した。そんな娘を母は「ごめんね、でもママ頑張ったよね」と抱きしめた。ママさん選手は谷亮子だけじゃないんだ!有名な競技や選手ばかりが取り上げられているけど、みんな大変な中頑張っているんだ!決して恵まれた練習環境とはいえない選手なんて山ほどいるんだ!射撃なんてマイナーだから、中山が4位にならなかったら、新聞の隅っこにちょろっと結果だけ載せて終わりなんだろうな。いや、たとえ4位でも、愛娘というファクターがなかったらカラーの写真を使って記事にするなんてことはなかったに違いない。しかし、マスコミが騒がないほうが実力を発揮できるというのは一理ある。かたや、バドミントン界の宝であるオグシオ(小椋久美子、潮田玲子)。ベスト4を目指して世界ランク2位の中国ペアと対戦したが、相手が男(!)じゃ仕方ないよ。試合は完敗だったけど、顔では圧勝でした(笑)。屈強な男どもが、美女2人をいたぶり続けて怖かった…まさに そんな試合だった。バドミントンに限らず、最近はいろいろな競技で「アイドル」探しばかりである。注目されてその競技が活性化することはいいけど、結果的に選手つぶしにつながっているケースが多い気がする。オグシオは、これだけマスコミに「アイドル」扱いされればプレッシャーどころではなかっただろう。その中で精一杯やったのだから、誰もこの結果に文句を言えないはずである。「潮田引退か?」などと言われているようだが、もう少しプラスの報道して欲しい。そんな報道はオリンピックの盛り上がりに水をさすし、懸命にプレッシャーに耐えて頑張った選手たちに失礼だと思う。メダルの結果がわかったら用済みみたいに進退に言及する報道に疑問と喝だ!頼むから、今まで見向きもしなかったスエマエ(末綱聡子、前田美順)に掌返したようにプレッシャーかけないでよ。
2008/08/11
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オリンピックという4年に一度の桧舞台を目指して頑張ってきた選手にとって、金メダルが欲しいのは当たり前である。しかし、金メダル以外なら2位だろうがビリ同然というのは少々過激ではなかろうか。柔道女子52kg級で中村美里が銅メダルを獲得したが、表情一つ変えず、報道陣の質問にも「金メダルを目標にしてきたので悔しいです。金メダルじゃなければあとは一緒です。まだまだ力が足りません」と答えた。前日、同じく銅メダルに終わった(この表現もどうかと思うが)48kg級の谷亮子は3位決定戦で一本勝ちした時は さも当然といったように笑顔はなかったが、表彰式では穏やかな表情でスタンドの観客に応えた。試合後のコメントは、無念さをにじませながらも「全力を出した結果です。オリンピックに出てくる選手はすばらしい選手ばかりで、彼女たちと競え合えたことを嬉しく思いますし、残念というより、応援してくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」。私はアンチ谷だが、この態度は潔くて立派だったと思う。準決勝での審判の判定(谷にだけ指導)が微妙といえば微妙だったが、「審判の先生の判断ですから納得しています」と言い訳はしなかった。金メダルが欲しかったのに銅メダルで悔しいのは中村も谷も同じである。しかし、終了後の態度はこうも違うのか…。確かに、柔道のように対戦相手がある競技の場合、金メダリスト以外は全員敗者である。銀メダルは「負けてもらう」メダルである。アテネでは、レスリングの伊調千春が表彰台でもあからさまに仏頂面だった。そして「銀メダルなんて欲しくない」と言った。しかし、銅メダルはちょっと違うのではないか。優勝ではなくても、最後は「勝ってもらう」メダルである。金に同じと書いて銅、と言っては いかにも素人の考えだとお叱りを受けそうだが…。そんなに金金言うなら、銀も銅ももらわなければいい。辞退はできんのかね?できたらいいのにね、表彰台で針のむしろになるくらいなら。中村は、夜 スタジオに呼ばれていた。しかも、男子66kg級でアテネに続き金メダルを獲得した内柴正人と一緒に。勿論 中村だって「おめでとう」と言われるわけで、それに対して一応「ありがとうございます」と答えるものの、実はハラワタ煮えくり返っているんだろうな…。格闘技系の銅メダルって、そんなに「要らない」ものなのだろうか。谷とともに銅メダルを獲得したアルゼンチンの選手は敗者復活戦を勝ちあがった選手だったが、勝った瞬間飛び上がって喜んでいたけどな。単に目指すレベルが違うってこと?アテネでの浜口京子だって、金メダルを目指していたけど準決勝で負けてしまい、銅メダルだけは死守せねばと奮闘し、勝った後は笑顔だったけどな…。オリンピックに出るような超一流選手の過酷な努力の積み重ねは、所詮 凡人には計り知れないものであり、金以外いらない、くらいの気持ちでないと優勝できないのかもしれないけど、物は言いようだと思うし、個人的には 浜口みたいな謙虚な選手が好きだ。
2008/08/10
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北京オリンピックが開幕した。カウントダウンから登場したのは、紀元前2000年頃から使われていたという、青銅器でできた中国最古の太鼓。なんとその数、2008個!2008人が一糸乱れぬ演奏を繰り広げ、「朋あり 遠方より来たる」と歓迎。世界中からの選手たちを歓迎しますということか。孔子の言葉を使うとは、いかにも中国4000年の歴史だな!今大会は、史上最多である205の国と地域が参加するという。入場行進が楽しみだ。知らない国が登場した場合は、地球儀で確認する。3ヶ国語で国名が紹介されるのを聞くのも楽しい。さて、直前の特集番組では、メダルへの期待、連覇への期待が云々とまたしてもメダル至上主義な報道をしていたが、テーマソングの「GIFT」を歌う桜井和寿が曲にこめた思いは違っていた。彼の心に焼き付いているのは、シドニーで金メダルをとった柔道の井上康生が表彰台に立った時に母親の遺影を掲げていた姿らしい。今まで支えてくれた周りの人たちへの感謝の気持ちが、そこに見えたという。確かに、選手にとって結果を出すことは大切である。そしてメダルが獲得できれば嬉しいことである。しかし、それだけがすべてではないはずだ。マスコミは(お茶の間のにわかファンも)すぐメダルメダルと騒ぐけどまったくもって無責任きわまりない。負ければ見向きもしないくせに。私はメダルなんて関係なく応援したい。それが外国の選手であっても。だから北島康介だろうが野口みずきだろうが、正直 何着でもいいし「ママでも金」とか言っている誰かさんなんて もっとどうでもいい(笑)。ただ1人だけ例外がいる。浜口京子である。アテネの準決勝で破れ3位決定戦に回った時、気持ちを切らすことなく戦い、「私は本当にレスリングが好きなんだと改めて思うことができました、メダルの色は銅でも、金メダル以上の経験をさせていただきました」と話し、周りの人々に感謝していた。人間性がすばらしい!相手がある競技は、金メダリスト以外は全員敗者になるわけで、銀は勿論、銅でもムッとしている選手もいる。その点、彼女はすがすがしかった。彼女には是非、今度こそ一番輝くメダルを…と思わずにはいられない。開会式の出し物は依然続いている。それにしても、中国は「人権の改善」「自由の回復」を約束したんじゃなかったのか?チベット、新疆ウイグル、内モンゴルでの人権弾圧問題…。これがオリンピック開催にふさわしい国と言えるだろうか。何が平和の祭典だ、程遠いじゃないか!テロなど起きず、無事に終わることを祈るのみである。
2008/08/08
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おめでとう、植田ジャパン!念願の北京オリンピック出場決定!いや~、連日 手に汗握る熱戦で肩がこってしまったわ(笑)。今日のアルゼンチン戦は、勝てば北京というプレッシャーのかかる試合だった。第1セットをジュースの末に落とし、第2、3セットは取ったものの、第4セットは奪われ、なんともイヤ~な展開。そして運命の最終セット!これまたジュースにもつれ込んだ。19―18から、最後のスパイクを決めたのは、バルセロナを知る最後の戦士、38歳の荻野だった。少し前までの全日本男子は、フルセットになると必ず負けていたような気がするが、こんな極限の状態でも戦い続ける精神力が身についた。タフになったと思う。「日の丸を背負って戦う」重責に目覚めた選手たちに敬意を表したい。なんとなく、このチームは4年前の柳本ジャパンに似ている。オリンピックを知る選手が主将として全日本に戻ってきた(荻野=吉原)。オリンピックに行けない悔しさを味わった選手がチームの中心となった(山本、山村、宇佐美=高橋、杉山、竹下)。そして若い選手が躍動した(越川、石島=栗原、大山、木村)。久しぶりに夢を与えてくれる全日本男子が見られて嬉しい!ところで、一つ気になったのは、試合後のインタビューで監督が「メダルを目指します」と言ったことである。目標を高く持つことに異論はないが、メダル云々まで公言する必要はないのでは?だって、16年も出場から遠ざかっていたチームが、いきなりメダルを取れるほど甘くないでしょうよ。それこそ、メダルを取るようなチームはワールドカップ等で早々に出場権を獲得して準備万端で臨んでくるのだ。いずれも高さとパワーで勝る国が。うむ、やはり浮かれ気分で飛び出した監督のリップサービスに思えて仕方がない。TBSやフジの過剰なまでの実況の悪影響が選手や監督まで犯し始めたのだろうか?個人的には、北京は「参加することに意義がある」というレベルで構わないと思う。アジア予選を勝ち抜く力はあっても、ヨーロッパやブラジルなどの強豪と互角に渡り合えるかといえば…。北京は、世界との力の差を認識する絶好の機会である。次のロンドンでは、荻野は全日本にはいないだろう。中心となるのは越川や石島。それに、越川や石島だけでなく、清水や福沢といった将来性豊かな選手が控えている。ロンドンでメダルを狙うためには何が必要かを北京で学んできてほしい。さぁ、ここから新しい歴史の1ページが始まる。16年ぶりの夜明けである。協会や指導者の方々には、過去の栄光に拘ることはせず(植田監督の第一声は重鎮への感謝だったが…)、新しい全日本男子チームを作っていくことをお願いしたい。
2008/06/07
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かねてより夫が、Wii fit を買いたいと言っていた。「スポーツクラブに行くより確実だ」と。ろくに知らなかった私は、テレビ相手にエクササイズだなんて…と最初はあまりよく思わなかったのだが、毎晩遅くまで働いているのに、買いたい物を買わせないなんて酷いじゃないかと「ボーナスも近いし、買ったら」と同意した。土曜日、雨が降っていたので子ども向けの室内遊び場(ゲーセンの一角)に行った。そこはイトーヨーカドーが隣接している。混んでいて、奥のほうの駐車場しか空いていなかったので、ヨーカドーの横を通って目的地に辿り着く形になったのだが、その時「Wii 入荷」というポップが貼られていることに気がついた。TSUTAYA等、何軒か見たが どこも売り切れで入荷待ちだと嘆いていた夫は目を輝かせ、フードコートで小姐と坊にクレープやドーナツを食べさせている間にサッと行ってサッと買ってきた(おもちゃ売り場に子どもたちを寄せつけないため)。帰宅後、早速 Wii fit に家族4人分登録した。小姐と坊もキャーキャー言いながら楽しんでいた。子どもたちは「お父さんがいる時=休日しかやらない約束」。私?毎日やりますよ!(何よ、最初は買うことすら乗り気じゃなかったくせに)いや~、いろんなメニューがあっておもしろいわ。体の歪みがわかるし、毎日やることで体重チェックもできる。ジョギング(or ウォーキング)しようと思ったら、化粧して それなりの服装して…と行く前から手間がかかるし、雨だったら行けないし、でもこれなら何の心配もなく気軽にできるわ。ヨガなんてやったことなかったけど、これ、かなり効くわね!骨盤を締める効果があるらしいから毎日続けよう。筋トレはまだやっていないけど、夫が相当きついようなことを言っていた。167cmで50kgないから 痩せてはいるのだが、お腹まわりは気になる。2度出産していては仕方ない…と思っていたけど、引き締められるものなら引き締めたい。よし、頑張るぞ!今日で3日目。運動した時間によってポイントがたまるような感じで、どんどんメニューが増えていくのもおもしろい。さぁ、夫が帰宅するまで独り占めだわ(笑)。
2008/06/02
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北京オリンピック出場権をかけた男子バレーボールの世界最終予選が開幕した。初日の今日、日本はアテネオリンピック銀メダルのイタリアと対戦した。第1セットはイタリアが取り、第2、第3セットはいずれも30-28で日本が取り、第4セットは日本が24-17とリードしながら、逆転を許してしまった。その流れのまま最終セットに入り、7-15でジ・エンド。まったく信じられない光景だった。あと1点取れば勝ちだというのに、明らかに皆ガチガチになっていた。7点もリードしているのだから、普通にやればまず大丈夫だろうに…。コートサイドには控え選手がいる。キャプテンの荻野が写ったが、イタリアが20点に達した頃、彼の顔は笑っていた。普通に考えれば、24-17から負けるなんて思わないだろう。ましてや、世界選手権3連覇のイタリア相手に金星となれば…。そして明日以降の戦いに弾みもつく。北京が見えてくる。笑っている場合じゃなかったのよ。どんなスポーツでもそうだけど、勝負というのは本当に最後の最後までわからない。ゲームセットのその瞬間まで、気を緩めてはいけない。あの笑顔は、ちょっと早かったんじゃないのかな。あと1点が取れなかったのは、バレーの技術云々より、精神面が大きかったと思う。それにしても痛すぎる敗戦である。残り6試合 全部勝つくらいでなければ北京切符はつかめないだろう。1点の怖さ、1点の重み。流れというのは恐ろしい。これで気落ちしたら、ズルズルいってしまうよ。ガンバレ、ニッポン!
2008/05/31
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春の陽気の中おこなわれた名古屋国際女子マラソン。実質残り1枠となった北京五輪出場の切符を目指した高橋尚子は、惨敗した。なんと、9km辺りで早くも失速してしまったのだ。「諦めなければ夢は叶う」と言い続けてきた高橋にとって、まったく異質の悪夢だった。こんな高橋は見たことがない、見ていて気の毒になるくらいの姿だった。もしかしてこのまま棄権してしまうのでは…とも思った。しかし、沿道やスタンドの声援に励まされ、もがき苦しみながらも完走した。トップから遅れること18分。27位でのゴールだった。レース後の会見で、高橋は一つ一つの質問に丁寧に答えていた。公の場になんか姿を見せたくないだろうに、明るく振る舞っていて…。この会見で、昨年8月に右膝の半月版を50%除去する手術を受けていたことを明かした。一部の関係者しか知らなかったという(彼女の お父さんでさえ知らなかった)。練習不足は隠しようがなかったということか…。怪我をしていても、選考会であるこのレースを走ることの重要性をわかっていて気持ちだけで走っていたのだろう。しかし体はついてきてくれなかった。どんなに無念だったことか。怪我を理由に、途中で棄権してしまうことは簡単だ。高橋に、くだらないプライドがあったら おそらく棄権していただろう。しかし、手術後リハビリに励みながら、大会直前まで練習しながら、「諦めちゃいけないと何千回も自分に言い聞かせた」高橋が、簡単に棄権するはずはなかった。その心情は察するに余りある。引退はしない。マラソン選手として、まだまだやりたいことがあるという。所属先の社長に「もう少し走らせて下さい」と頼んだとのことである。「諦めなければ夢は叶う」を実現することはできなかった。しかし高橋は、それよりもっと大切なことをまざまざと教えてくれた。諦めないこと、最後までやり抜くこと。夢のかわりに、しっかりと伝えてくれたのだ。
2008/03/09
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今シーズン4度目の雪山。前回は2月上旬で、大雪に見舞われエライ目に遭ったが、今日はピーカン。3月ともなると日差しが温かいので 雪はベトベトだが、まぁ仕方ない。今回は、小姐にスキーをやらせようと考えていた。正月に行った時(今シーズンの第1回目)にスキーをやりたいと言っていたがちょっとした気まぐれかもしれないと思って見送った。2回目(この時は坊の体調がすぐれなかったため、実家の父と母が連れて行った)も、吹雪の3回目もスキースキーと訴え しつこいことこの上なかった。そんなに言うなら本気だな…。今日で今シーズン最後だし、叶えてやるとするか。初めて板をはくのだから、まともに滑るところまでいかないだろうと思い、私は自分の板を持参しなかったのだが、これが結果として失敗だった。なんと小姐は、板をはいた瞬間から怖がりもせず歩き始めたのである。普通、初めて板をはいた人なんて体がのけぞって転びそうなものだが…。そして、いきなり10mくらい滑ったのである。「膝を曲げて、体を少し前に倒す感じで」と言ったら、すぐに実践できた。いくら斜度が緩いとはいえ、本当にまったくの初心者である。横では、似たような年齢の子どもたちがスッテンコロリンしているのに、小姐は楽しそうな顔でスイスイ滑ってくるではないか!最初の3回は、下で待っている私が小姐を捕まえて止めたのだが、うまく板に乗っていれば自然に止まる斜度だし捕まえなくても転ばないだろうと判断し、近くにはいるが手は出さないことにした。すると本当に私の助けはいらなかった。はぁ~、たいしたもんだ!回を追うごとに距離がのび、30mくらい滑れるようになった。もう少し練習したら、今度は人にぶつからないようによけようとしてターンとまではいかないが、少し軌道を変えることができるようになった。おいおいおい…。スキーってこんなに簡単だったっけ?何しろ初めてだし、ずっとやっていると疲れるだろうに、休もうとしない小姐。とにかく今日は楽しさだけを実感してほしくて カニ歩きは教えていないので、交代で上まで連れて行く私と母のほうが疲れてきた。「ぶっ通しでやって、疲れて転んでもいけないから休憩しよう」と無理矢理休憩させたほどである。小姐が休んでいる間、坊がやればちょうどよかったのに(それを見越したのに)、坊ときたら、やりたくないという。ソリすらやる気がないらしい。アンタ、何しに来たのよ。小姐は得意げになって「リフトに乗れる?」ときたもんだ。いや~、さすがにそれは気が早いってもんだ。しかし何だね、まさかここまでやれると思わなかったから私は板を持参しなかったけどこんなことなら、私が板をはいていれば一緒にリフトに乗せてやれたのになぁ。一番平らなコースなら、小姐を抱えて滑ってやれたのに…。今シーズンは残念ながら今日で最後の予定だけど、来シーズンが楽しみだわ。今日は板に乗って体のバランスを保つことを覚えたから、次はハの字にしてエッジをきかせて止まる技術だわ。それができれば、もっと長い距離を滑ることにも挑戦できる。あんなにやる気がある小姐だもの、見込みがあるわ。ろくに休憩もしないで練習しようとするあたり、さすが ※筋肉スキーヤーの娘だわ。 ※ 筋肉スキーヤーとは 周りが、ビールを飲みながら雪見酒~などと言う中、 昼の休憩も惜しい、リフトの上でカロリーメイトでも食べればいい、と豪語し ロングコースもノンストップで滑り続ける私につけられた名前 夫は仕事で来られなかった。撮った動画を見せたら感動していた。そりゃ~ビックリするよね、まさか最初からこんなにできるなんて思うはずないもの。
2008/03/08
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昼から雪という予報は知っていたが、まさかこんなに降るとは…。そんな日に無謀にも雪山へ出かけた私はアホか?ログハウスは長野県の最南端にある。普段はそれほど積雪量は多くない。それが今日は、まるで豪雪地帯だった。国道はともかく、ログハウスの前の道(私道)は除雪されていないので、タイヤがスタックして怖かった。最初は、せめてログハウスのまわりで雪遊びをするだけにしようと思っていたが、昼食が終わった頃 それほど雪は降っていなかったので、ゲレンデへ出かけた。坊は、ソリで2回滑ったらもういいとグズり出して、早々に車に引きあげた。しかし小姐は降る雪をものともせずソリに興じており、転んで頭をぶつけて泣いても、まだやるという。なんという根性…さすが筋肉スキーヤー(私)のDNAを受け継ぐだけのことはある。って、感心している場合じゃなくて!寒さに耐え切れなくなった私が、無理矢理 打ち止めにした。雪で真っ白になった道(轍さえ白い)をノロノロ帰った。道のりの前半半分くらいは雪が降る地域だが、後半になっても雪景色は変わらなかった。よほど寒いんだな…。それもそのはず、自宅に着いても2~3cmの雪があったのだ!帰ってきた気がしなかった(苦笑)。私の住む市は温暖で、雪など滅多に降らないし、ましてや積もったなんて記憶にない。そんなところで2~3cmの積雪とは異常事態である。なんだ、これなら家にいても雪合戦くらいはできたかも…。
2008/02/09
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父のログハウスを拠点に、スキー(というより子どものソリ遊びがメイン)に行った。雪の量はそれほど多くない南信州だが、年末年始に冷えたおかげでまとまった積雪量になったようだ。昨シーズンは、ソリはすぐに飽きてしまって雪だるまづくりに精を出していた小姐だが、今年はうって変わって、ソリに興味を示した。ソリは持参したが、その他に 貸出用のこんな乗り物を発見!これが結構な勢いで滑るので、小姐も坊も大はしゃぎ!ただし、2人で乗ろうとするとバランスを保つのが難しく、途中で前後が逆になって転倒、落下して泣く羽目になることもしばしば…。雪だから転んでも痛くないんだけどね。ただビックリするだけよ。小姐が「虎だよ!お母さんも乗ったら!」と言うので―――。2年半続けてきたこのブログで、私の姿 初公開です!(たぶん最初で最後です)
2008/01/03
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バレーボールのワールドカップ男子大会もいよいよ今日で見納めである。ここまで3勝7敗と、いわば想定内の成績である日本だが、最終戦の相手は21世紀に入って世界大会をすべて制している王者ブラジル!もう失うものは何もない日本男児たちが、最強のカナリヤ軍団にどう挑むか注目された。驚いたことに、第一セットを奪った。ブラジルは、初戦のアメリカ戦で負けた以降はすべてストレート勝ちしていたというのに!!!ロシアもブルガリアも、ブラジルからはセットを奪えなかったというのに!!!ブラジル、まさか日本をナメたのか?まぁそれは置いておくとして…。第二セット、第三セットはブラジルが取り、第四セット。日本は「プリンス・オブ・ニッポンバレー」と呼ばれる越川の弾丸サーブを軸になんと7-2とリードした。このまま突っ走れ!と思ったその時である。副審が試合を中断した。セット開始前に提出したメンバー表と、実際に出場している選手が異なっている違反として(松本ではなく富松が入っていた)、7得点の取り消しと、サーブ権の移動(1失点を追加)で0-3からの再開だって?!シンジラレナーイ!怒り心頭、怒髪天を突くとはこのことである。あのブラジル相手に、5点もリードしていたのに、こんな許されないミス!今大会で一番というくらい、チーム一丸となって戦っていたのに!そんなルールがあるなんて知らなかったわ…。確認作業を怠ったのは誰?切腹しなさい。しかし、7点入っているところまで気づかないなんて、酷いわ!死に物狂いで取った得点を、こんな形でゼロにされてしまって、士気が下がるに違いないと思ったら、試合再開後の選手たちの気迫はすさまじかった。ゴッツ石島の闘志あふれるスパイク。そして吠える吠える!決めた後に越川と抱き合う姿なんかはもう言葉にならなかったわ!負けたけど、まったく歯が立たない負け方ではなかった。試合が終わった後の越川の涙には、思わずもらい泣きしてしまいそうだった。7点のうちの6点が越川のサーブの時、うち2点はサービスエースだった。悔しいのは皆同じだと思うけど、越川の涙、お察しします…。あの神がかり的な連続ポイントは記録には残らなかったが、私たちの記憶には残った。ブラジルにだって通用するんだと自信になったはずだし、今日の試合は来年5月の世界最終予選で必ず生きてくると信じている。本当にお疲れ様!スポーツは、必ずどちらかが負け、どちらかが勝つ厳しいものである。「負けたけどよくやった」では済まされないというのも重々承知だが、 弱い弱いと言われ続けた全日本男子バレーは着実に前進していると思う。
2007/12/02
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「本当にあったアタックNo.1」という番組を見た。女子バレーボールのワールドカップもそろそろ大詰めだが、柳本ジャパンの原点ともいうべき、春高バレーを目指す少女たちを追ったものだった。まさに「スポ根」そのものの泥臭い場面も何度もあったが、悔し涙を流しながら懸命に頑張る彼女らは皆 立派だった。最近は無気力な若者が増えていて、頑張るなんてダサイとか平気で言うようだが、だから尚更、青春のすべてをバレーにかける彼女らに拍手を贈りたくなった。怪我の影響で満足なプレーができない子に監督は容赦ない言葉を浴びせた。「迷惑だ!出るだけ恥だ!お情けで試合になんか出すわけないだろ。オマエが出て負けるのと、オマエが出なくて勝つのとどっちがいいんだ?オマエ1人の自己満足にはつき合わん!」そこまで言うことないのに…と思う厳しい言葉だが、言われた彼女は「先生は私に期待しているのに、応えられない自分が歯痒い。今の状態で出せる力を全部出し切りたいのに…」と言って泣いていた。そんなにボロクソに言われたら、プイッと膨れてしまってもおかしくないのに、監督は自分に期待しているからこそ厳しく言うのだ、とわかっているなんて…。スポーツは、体だけでなく心も鍛えることができる。社会生活や人間関係について学ぶのにもスポーツはいい機会なのだ。いろいろな性格の人や、年の違う人とつきあうことで、どういう時に我慢しなければならないかを体験を通して学ぶ。皆で練習するには、まず集合時間を守らなければならない。チームワークも一から学ぶ。チームというのは、それぞれが分担するポジションで最善を尽くすことを求められる。練習が終わったら、道具の片付けも皆でする。その中からリーダーが選ばれ、リーダーの言うことを聞かなければならない。団体競技では、その意味合いがさらに強くなるだろう。スポーツに取り組むことで自然に根性がついて、少々のことではへこたれなくなる。だからスポーツをしている人(または長年やった人)は明るくて強いと思う。ところで、番組では川合俊一や中田久美、吉原知子が臨時コーチとして呼ばれていたが、全日本の中心選手だった人たちから直々に教えてもらえるなんて、高校生たちにとってはこれ以上ない喜びだろう。あるセッターは、バラエティ番組で見た中田久美に恐怖をおぼえながらも、「私なんかが教わっていいのかな…」と目をキラキラさせていた。テレビ番組の企画だけにとどまらず、これからもどんどん指導してあげてほしい。それが底辺拡大につながり、新たなバレーファンも増えそうではないか。
2007/11/13
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先日、バレーの中継を見た母が「今の選手って きれいな子が多いわね~。東洋の魔女の頃なんて不細工ばかりだったわよ」と言っていた。相変わらず毒舌だな…というより、東洋の魔女と聞いてハッとした。その昔、オリンピックで金メダルをとったことがある日本女子バレー。当時はまだバレーをやっている国が少なかっただけじゃないの。その後、体格で勝る国々が台頭してきたら日本は勝てなくなった。それなのに、やたらにメダルメダルとうるさいことこの上ない。地元でやるため、日本に都合のいい組み合わせで自己贔屓なのはわかるが、冷静に実力を考えてみよ!何がメダルだ!今回はおそらく、ブラジル、イタリア、アメリカ、キューバに次いで5位というのがやっとじゃないのかね。さらに、ロシア(信じられないことに、欧州予選で敗退のため今回は不参加)が入ってくることを忘れないでいただきたい…。今日のイタリア戦。セットカウント3-0、しかも大差。それなのにアナウンサーは「決して悪いバレーをしていません」などと言っていた。本当かよ…。テレビでこんな大それた嘘を言っていいのだろうか。あれやこれやと奇麗ごとばかり、どうせ視聴率を上げることしか頭にないんでしょうよ。私は、真実を知りたい。視聴者をバカにしないで!悪いところも言って下さい、そのために解説者がいるんでしょう?毎回毎回、解説者が言いたいのを我慢しているような気さえする。まぁ 逆に言えば、最初から「強豪国には勝てません!」と言うような選手がいるとしたらモチベーションが低すぎるし、そんな選手が代表としてコートに立てるはずもない。背は高くなくともバレーに懸ける情熱なら高橋みゆきだって負けないぜ!アゲロって誰だ!ボールを回してほしい時、「ワタシにアゲロ」って言うのか?気に入らないな。高橋よ、フィレンツェまでぶっ飛ばしてやってくれ!(笑)しかし何だね、フジもよく飽きないね。え?中継の最初に下手な歌を口パクで下手な踊りをしている人たちのことよ。外国人選手から見たら、バカ?と思われているだろうに!神聖なコートの上で何やってんのよ。この後 選手が試合するなんて不愉快きわまりない!試合中はボーッとしていて、カメラに映る時だけスティックバルーンをたたくな!たまに いきなり映る時なんて無関心さが見え見え。バレーの試合がメインだぞ、ガキども!それと会場でのDJ、ニッポンチャチャチャの音頭は見苦しい。試合はショーではない。昔は、観客が自発的に発し、熱狂したものだった。はぁ~、しらけるねぇ。でもバレーの試合そのものは大好きだ。頑張れ、ニッポン!
2007/11/07
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ボクシングの亀田大毅が、内藤大助に判定負けを喫した。試合そのものは見ていないが(見たくもない)、結果を知ってビックリ!亀田は、判定負けを動かし難くなった最終ラウンドで、ヤケをおこしたかのように内藤を力任せに押し倒したり、タックルを試みたというのだ。何ですか、ドサクサに紛れて そのみっともない行動は。目に余るレスリング行為で減点を取られたとのことだが、こんなマナー違反をする選手は失格にしてはどうか。所属するジムの会長は「熱くなった」とコメントしているようだが、自ら試合を捨てるような行為を擁護する必要はないと思う。ボクシングを冒涜しているではないか。対戦前「負けたら切腹する」などと、またいつものビッグマウスだったらしい。いや~、穴があったら入りたいんじゃないのかね。これで亀田一家も少しはおとなしくなるといいけど、それこそ腹を切ったつもりで再起に命をかけてくるだろうか…。
2007/10/11
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オリンピックではなく世界選手権だが「ママでも金」が実現したらしい。いわずと知れた谷亮子のことである。妊娠・出産を経ての第一線復帰、そして世界の頂点に立つということは並大抵の努力ではないわけで、そこは素直にすばらしいと思う。だが、しかし…。まぁ私はアンチ谷なので余計に、そこに至るまでの経過が気になるのだ。この方、前回の世界選手権では代表に選ばれていながら 妊娠して辞退した のよ。そして今回、国内選考会で負けたのに代表に選ばれた のよ。試合会場には子どもを連れてきて授乳していた。母乳育児にこだわること自体は立派だと思うけど、競技に復帰すると決めていたならどうしてそれに合わせて早めに断乳しなかったのだろうか。母であることをこれ見よがしにして、アナタ何様ですか。ヤワラ様ですか。(っていうか いつまでそんな呼び方するのよ、まったく気持ちが悪い!)その後、代表選手の合同合宿に子どもを同伴するかどうかで協会と揉めて子連れで行っても大丈夫なような環境づくりを求めたところ「子離れ勧告」を出されたんですってね?当たり前じゃないの。仕事と育児の両立をナメんじゃないわよ!(え?専業主婦が偉そうに言うなって?すみませんね)世の中の働くママさんたちは、復帰を見据えて早めに断乳しているのよ。母親でありたい、子どもがかわいいから離れたくない、でも金メダルも欲しいって?相変わらず欲が深いこと。どれもこれも中途半端じゃないの。勧告されて慌てて断乳したら今度は乳腺炎でダウンですか?いや、協会もアホだな。最初からそんな選手なんか選ばなければいいのに。まぁ、経緯はともあれ、短期間でアスリートの体に戻すことに成功して、しっかり結果を出すあたりは さすが谷、超人だ。負けたのに代表に選ばれるというあたりも強運の星の下に生まれたというこでしょうな。北京でも金ですか?流行語大賞でも狙いますか?(笑)
2007/09/17
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世界陸上の最終日、女子マラソンで土佐礼子が銅メダルに輝いた。常に先頭集団を引っ張ってきた土佐は、38キロ地点で一度は脱落しながら、驚異的な粘りを見せ40キロ過ぎで再び盛り返した。気温32.6度という、レース中で最も過酷な時間帯に迎えた最高潮のシーンであった。本番1ヶ月前に転倒して膝を強打するというアクシデントに見舞われ、今回ダメなら引退するという覚悟で臨んだ土佐が、見事に北京五輪内定を手にし、さらに、メダル0の危機寸前だった日本を最後の最後で救った。ところで、最終日でもたらされた日本の初メダルという話だが、トリノ五輪とて同じだったではないか。勝手にメダル何個と皮算用しておいて、出てくる選手は皆ボロボロだった!最後に荒川静香が金メダルの舞で列島を感動の渦にまいたからなんとか面目を保ったようなものの、実力以上の過大な期待で煽っていることが気になって気になって仕方がない。どうせマスコミは、視聴率をとろうと必死なんだろうけど、見る者は 期待させられた分、結果が出ると惨めさが倍増するというものだ。「まさかの予選落ち」ではなく「順当な予選落ち」というのが真相ではないのか。それに、芸能人が画面で一人盛り上がっているのも場違いだと思う。メダル至上主義には、毎度のことながらウンザリさせられる。
2007/09/02
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女子バレーのワールドグランプリ3日目、日本はアテネオリンピック3位のキューバを相手にフルセットまで持ち込んだが残念ながら負けてしまった。いいところまでいったんだけどなぁ…。やはりカリブの鳥人軍団(!)の高さは圧倒的だった。バレーボールを見るのは楽しくて大好きだが、実際にやると とんでもないことになる私。いや、バレーボールだけじゃないんだけどね。バスケットもドッジボールも鉄棒も跳び箱もマット運動も、走ることも幅跳びも高飛びもぜーんぶダメよ!クラスマッチが嫌で嫌で仕方なくて、欠席したかった。(でも無遅刻無欠席無早退が自分の中での密かな自慢だったから 休めなかった)全然楽しくなかった。どんなに頑張っても活躍なんてできっこないし。 でも皆が盛り上がっているから楽しそうに振舞わなくてはならない気がしてつらかった。運動会も然り。万国旗とか、スタートのピストルの音とか、クシコスポストとか、懐かしくはあるが、ちっともいい思い出じゃないわ。クシコスポストなんて、リレーでビリを走っていたシーンがフラッシュバックするだけだわ。(あ、でもオクラホマミキサーは嬉し恥ずかしの思い出だ!運動会で唯一普通に参加できたのがフォークダンスだったから)足が絶望的に遅い。 両親は運動会なんて見に来てもつまらなかっただろうなぁ。 でもお弁当は豪華だった。あれは私を元気づけるためだったのかもしれない!?体が硬いのもすごく恥ずかしかった。体育の授業の最初に柔軟体操をする時、よく先生に叱られた。「まじめにやれ」と。立位体前屈は言うまでもなくマイナスだし、 開脚前転はうまく起き上がれず必ず尻餅をついていた。 回る勢いが弱くバランスも悪かったから。 後転は怪しくて、大抵 斜めに回ってマットから外に出たこと多数。跳び箱は、6年生になっても4段が飛べなかった。とにかく怖くて…。ぶつかったら痛いじゃん、と思うとダメだった。全員跳べるまで終わらないとかいって、皆の前で恥をかいて、惨めで泣いた。怖がらずに飛べる人は想像力がないんだわ…と自分を慰めていた。 他の教科は黙っていればわからないが、体育は皆の前で恥をかかなければならない。 でも、どう頑張っても、どうしてもできない子に「頑張れ」とは残酷な話だ。 涙が流れるのみである。疎外感と劣等感。精神的な苦痛のほうが大きかった。運動能力テストでは測定不能項目があった…。それでも、個人種目はまだよかった。自分が恥ずかしい思いをするだけだから。これが球技となると!団体競技だからヘマしたらみんなに迷惑かかるし…と思うとますます悲惨なプレーになってしまってつらかった。 バレーにバスケ、とにかくボールが来ませんようにと祈っていた。そしてドッジボール。あれは危険から逃げる訓練だったのかねぇ?ちなみに「dodge」を直訳すればそのまんま「逃げる」とか「よける」なんて意味だな。 (ってことはメジャーリーグのドジャースは「よける人たち」なのか?)もう少しボールが軟らかければ まだマシだったかもしれないが…。とにかく目立たないようにしていた。怖いからキャッチしようなんて思わないし、逃げることも下手で、背中を向けて当てられるだけ…。早目に当てられて外野に出られたらホッとしていた。しかし、最初に当たるというか、相手チームが一丸となってまず最初に狙ってくるのが屈辱だったわ~。みんな知ってるってことだもんね、私がドンくさいって。あぁ、そういえば 小学校の時、ドッジボールのチームの決め方が リーダー(運動ができる子)が何人か前に出て、自分の班のメンバーにしたい子を順番に引き抜いていくというやり方だったような。 当然、運動が苦手な子は残ってしまう。当然私も残ったわよ。最後の何人かは皆涙目だった。先生の思いやりのなさや無神経さに怒りを覚えたわ。 体の成長のためには、ある程度の体育の授業は必要だと思う。しかし、運動が苦手な子いじめまがいの授業なら要らない。 算数の授業で、九九のできない子のさらしあげなんかないでしょう?他の教科は頑張り次第で結果が出せた。でも体育だけはどうしてもダメだった。 頑張っても頑張っても努力が足りないとか怠けているように思われ、クラスでの序列は下のほうに…。 他がどんなによい成績でも体育ができないと最初から話にならないのが悔しかったなぁ。 体育ってどうしてあんなに偉いのよ?音楽や美術だって、体育と同じ「5教科以外」なのに。私は音楽や美術は得意だったけど、それで誇らしい思いをさせてもらったことなんてほとんどない。 得意でも どうってことないのよ。逆に、下手だからって激しく恥かいたりしないのよ。音楽や美術は芸術的なものに触れるとか、楽しくやれればよい、という程度に終始しているが、体育だけはそうではないのだ。 優劣がハッキリ表に出て、できない子は見下される傾向が強かった。 本当に、恐怖と屈辱しか味わえなかった体育。 一度でいいからゴールテープを切ってみたかったわ…。 <おまけ>水泳は、スイミングスクールに通った(嫌々だけど)おかげで人並みにできた。テニスは、部活でやったからなんとかできたが体育の種目にはなかった。スキーは、父の趣味につきあい3歳でゲレンデデビューしたが雪国ではないため、これも皆に披露する機会はなかった。
2007/08/05
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4月末に、テニススクール内でやったレベル別対抗戦で優勝したので、同じ系列の浜松のスクールとの本戦に進んだのだが、結果は8チーム中6位。私も他のメンバーも力を出すことなく終わってしまった。甲子園には魔物が住んでいる、と よく言われるが、似たようなもので、試合には魔物が住んでいる。独特の雰囲気があるのだ。妙に硬くなってしまい、練習では簡単にできることが 試合では難しくなる。でも、どんなに上級者でも試合となれば多かれ少なかれ緊張はするものだろうからそこでいかにリラックスして普段どおりにできるかが分かれ道だと思う。悔しいが、まだまだ未熟だということだ。しかし、一つだけ苦情を申し上げるとすれば…。何故 最初にこちらの1位と浜松の1位を対戦させたのだろう。2位は2位どうし、3位は3位どうし、4位は4位どうしがそれぞれ対戦した。トーナメントなので、最初に負けたら その時点で5位以下が確定となる。予選で下位だったチームにもチャンスを、という配慮だろうけど、これじゃ予選を1位で通過した意味がないね。シードもなかったし。まぁ、相手が誰だろうが 勝てばいいのだけど(紛いなりにも私たちは1位通過だ)。でも同じ1位どうしといえど、明らかに力の差があった。完敗である。常に相手のペースで試合が進行し、こちらは防戦一方だったのだ。スクールは3ヶ月で1クールとなっており、7月から新しいクールに入る。中級に昇格することになっているが、これで本当に中級に行ってもよいものか?厚かましく自分から中級に行きたいなんて言って恥ずかしくないのか?いや、コーチがいいと言うんだからいいのよ。この人は中級ではついていけないと判断されれば、いいなんて言わないでしょ。とりあえずスクール内では優勝したんだし、いつまでも同じ級でやっていても馴れ合いになるだけで、ハッキリ言って進歩は望めない。それに、テニス歴からいったら とっくに中級になっていなければいけないのだ。健康維持のためにやっているわけではない。勿論それもあるが、やはり一番の目的は上達することである。試合で勝てるようになりたいのだ。同じ1レッスン、同じお金を払うなら、うまい人の中でやって刺激を受けたい。私の場合、人の倍かそれ以上練習して やっと人並みに達する運動神経の鈍さだから、中級で足手まといにならないレベルになるには週に1回やるだけでは まったく足りないんだけどねぇ…。とにかく1回のレッスンに集中するしかない。頑張るぞ!!!
2007/06/16
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阪神ファンの私は、PCを立ち上げてネットのアイコンを押すとデイリースポーツが表示されるようにしてあるが、「浅尾・西堀組は敗退」という見出しを目にし、またか…と思ってしまった。記事は以下の通りであった。――― ビーチバレーのワールドツアー女子第3戦、ソウル・オープンは30日、ソウルで予選を行い、佐伯美香(ダイキ)楠原千秋(湘南ベルマーレ)組が2、3回戦をともにストレート勝ちし、3戦連続の本戦出場を決めた。ドーハ・アジア大会銀メダルの田中姿子、小泉栄子組(フリー)は3回戦でメキシコ組の高さを攻略できずに敗れ、33位だった。浅尾美和、西堀健実組(ケイ・ブロス)は2回戦でオーストラリア組に逆転負けし、浦田聖子、鈴木洋美組(レオパレス)とともに41位で終わった。浅尾・西堀組は、国内でもまだ優勝できていない。それでもマスコミの扱いは優勝者をはるかに凌いでいる。理由は簡単、浅尾がかわいいから。先日の国内大会を制した佐伯・楠原組は、簡単には認識されない。男子の試合もおこなわれていたなんて、ほとんどの人が知らないだろう。確かに浅尾はかわいいと思う。ビーチの妖精と言われるのもよくわかる。ビーチバレーという競技をメジャーにしようと、オフにはタレント活動もしているという(写真集も出したそうな)。しかし、この「かわいさ偏重」の激化はいかがなものだろうか。スポーツがスポーツであるためには、公平でなければならないと思うのだが…。もう一つ気になるのが、浅尾の所属事務所の社長でもある日本ビーチバレー連盟会長の川合俊一である。オリンピックの代表選考、そこに至る道筋において徹底的な公正は保たれるのか?
2007/05/30
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朝、新聞を読んで目を疑った。開いた口が塞がらないとはまさにこのことだ…。全日本選抜柔道体重別選手権で 2年ぶりの実戦に臨んだ谷亮子が決勝で敗れたにもかかわらず、9月の世界選手権の代表に選ばれたというのだ。負けた選手を選ぶなんて、聞いたことがない。何のための代表選考試合だったのだろう。連盟は、谷の実績を重視したようだが、「世界選手権やオリンピックのプレッシャーは、他の国際大会とは違う。我々は金を獲らなければならない。谷なら確実にメダルが獲れる」だなんて、何か大きな見えざる手が働いたとしか思えない。金金言っているのは谷だけじゃないんだね。連盟もそうってことだね。あーあ、まったく。そんなに金が大事かね。優勝した福見は筑波大4年生。若手が伸び悩んでいるといわれている現在の柔道界、世界大会で福見に経験を積ませることも必要ではないだろうか。優勝したのに世界選手権に出られないなんて、そんなに試合内容が悪かったのだろうか。私は実際に見ていないのだが、新聞には、 福見が出足払いで有効を取り、そのまま逃げ切ったと書いてあった。最後まで攻め切らなかった(組み合わなかった)ということか。本当に逃げ切ったのだとすれば、攻撃重視の国際ルールの世界大会では福見は通用しない、やはり谷を出すべきだということになってもおかしくない。結果的に有効一つでも、終始圧倒的優位を保っての優勢勝ちなら、代表は福見だったに違いない。 選ぶ側からすれば、出産までしてかなりブランクのある選手相手に有効一つはないだろ、と福見を苦々しく思ったのかもしれない。そうなれば逆に、ごく短期間でここまでコンディションを上げてきた谷が際立つ。 でもねぇ…。実績といっても、随分前の話でしょ。 話題づくりのために選んだといわれても仕方がないよ。 まぁ私は アンチ谷 ですが何か?
2007/04/09
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世界水泳のシンクロナイズドスイミング、ソロのフリーでは今大会のためだけに復帰したフランスのデデューが99.500点という高得点で優勝し、3大会連続のメダルを獲得した。途中までトップに立っていた日本の原田は4位。原田の後に登場した3人が、群を抜いていた。デデューは2005年の大会で連覇した後に引退していた。トップに戻るのは並大抵ではなかっただろう。そんな中、スペインの審判を除く4人が芸術点で10点を出すのだからアッパレである。技術のイーシェンコ(ロシア)か、芸術のデデューか、新旧女王の対決と言われていたが、素人目にもデデューのすばらしさはありありとわかった。解説の田中京は声が裏返るほど絶賛していた。テレ朝のスタジオでは、おなじみ松岡修造が絶叫していた(相変わらず暑苦しいわ)。小谷実可子は「魅せようと思ったら魅せられないと思いますよ。無の境地で演技をすることによって、皆さんを感動させることができるんです」。なるほど、その通りだろうな。邪念があったらダメなんだわ。スポーツに限らず、何にでも言えることだと思う。しかしシンクロの化粧というのはどうしてあんなに強烈なのかね。濃いを通り越して、怖いですよ…。化粧の域を越えていますよ。特にイーシェンコなんか夜中に会ったら妖怪かと思いますよ。その点デデューはシンクロにしてはさっぱりしていたねぇ~。あのくらいでいいんじゃないの、外国人は元々彫りが深いんだし。魅せるといえば、世界フィギュア男子で高橋が銀メダルを獲得した。これまで日本人男子は銅が最高だというから、まさに快挙である。4回転トーループの着氷で僅かに手をついてしまったようだが、観客の声援に後押しされて「オペラ座の怪人」を演じきった。こちらもアッパレだ!
2007/03/22
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来月おこなわれる柔道の体重別選手権で、谷亮子が復帰するという。一昨年大晦日に長男を出産し、母乳育児にこだわっているらしいのだが、なんと、試合会場にも長男を連れてきて、試合の合間に授乳するというから仰天である。ジョギングを開始したのが10日前、柔道着を着たのは1週間前だが、本格練習にも「久しぶりという感覚はない。精神的にも体力的にも不安はない」らしい。さすがオリンピック2連覇中の人は言うことが違うね。心配事といえば、長男の授乳があるのでどうリズムをとるかということだけだってさ!でもさ~、母乳を与えるとエネルギーを吸い取られて体力を消耗するんじゃないのかね。後輩の日下部基栄によると、谷は超プラス思考だというが、授乳がハンディとは露ほども思っておらず、長男が遊んでいる姿などを見ると頑張ろうという気持ちになるらしい。しかし…。長男ってもうとっくに1歳過ぎているでしょ?そんな子が頻繁におっぱい欲しがるのかね?そりゃ試合は1日がかりかもしれないけどさ。なーんか「ママ」であることをこれ見よがしにして嫌だわぁぁ。まぁ私はアンチ谷ですから、彼女が何をやっても気に入らないんですがね。だいだい「ママでも金」って何なのさ、既に北京切符はもらったかのような物言いで吐き気を覚えますことよ。その台詞、妊娠した当時から言ってましたね。無事に生まれて、産後の経過も順調だったからよかったようなものの、自分か子どもに もしものことがあったりしたら、オリンピックどころじゃないでしょ。でもまぁ、母乳育児にこだわって頑張っているのは認めてあげようじゃないの。どうせ金金言っていて、産んだらあとは人まかせなんだろうって思っていたけど失礼をばいたしました。ボロクソに書いた けどさ、ちょっとは見直したわよ。今でも夜中に3回起きて授乳するって慢性的な寝不足だよね…。谷にとっては競技が 一般人でいう仕事のようなもの。仕事と家事と育児の両立という意味では、世のワーキングマザーたちに与える勇気は大きいのかな。
2007/03/20
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先月に引き続き、父のログハウスの近くのスキー場 へ行った。今日は私も夫も板(ショートスキー)を持参しており、両親が小姐と坊をソリや雪遊びさせてくれている間に 滑ってくることにした。私は実に5年のブランクがある。それまではシーズンに10回は行っており、スキー歴も長いため自信があったのだが、さすがに5年も離れてしまうと不安であった。テニスだって、3年のブランクの後 初めてコートに戻った日はボロボロだったから…。ゲレンデに到着し、愕然とした。何だ、この3月後半みたいなシャビシャビの雪は!スキー王国長野県といってもここは南のほうなので豪雪地帯ではないが、やはり今年は暖冬なのだろう。そりゃ雪も溶けるだろうよ。先月、小姐が雪だるまを作った場所は完全に土だけになって、柵で閉鎖されていた。あいや~。2月前半といえば最高の雪質であるはずなのに、目を疑う光景だわ。この雪質で、しかも短い板では足をとられることは確実だな!ただでさえブランクがあって心配しているのに、最悪のコンディションだ…。まぁ今日はリハビリみたいなものだし、とりあえず転ばないようにのんびり滑るとしよう。1本目のリフトを降りた時はさすがに緊張したが、いざ滑りだしてしまえば全然どうってことはなかった。頭で考えるまでもなく、体が覚えているようだ。久しぶりでも自転車に乗れるのと一緒か。久しぶりでも泳げるのと一緒か。それにしても、普段は使わない筋肉を使ったから明日は間違いなく筋肉痛になるだろう。コースは短いし、上級者向けの斜度もない、失礼を承知でいえばつまらないゲレンデだが、すいているので人にぶつかる心配はない。来シーズンは小姐や坊にも板をはかせてレッスンするぞ~!(鬼コーチ?)相変わらず、キャーキャー言いながらソリ遊びを満喫していた坊です。
2007/02/10
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