おはようございます。
LIBROさんのように毎日しっかり勉強できないのが情けないですが、図々しくもLIBROさんのブログは欠かさずしっかり読ませていただき勉強させていただきます(そう勝手に決めました)。
LIBROさんの関心がおありのことは多岐にわたり、その範囲ははかりしれないですね。農薬についてもも農薬栽培かそうでないかしか考えたことがありましたが、永田農法についてはじめて知ることができました。

そして昨日のコメントすみません。まだ先入観があったのかも。私よりずっと年下の方かもしれませんよね。本当に一緒にしてすみません。色々な意味で。
(2006年09月09日 07時35分44秒)

安心生活研究室

安心生活研究室

2006年09月08日
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カテゴリ: 農業
みなさんの温かいコメントを読んで 、ふつふつとやる気が沸いてきました!

。。。私、本当に単純な性格なんです。

ご心配をおかけして申し訳ありませんでしたm(_ _)m

私らしいブログ、、、そうですよね!

中立、公正にばかりこだわって、主婦の視点がなくなってしまったり、学者の論文のようになってしまっては意味がないのですよね。

いたらないところがあっても、「1人の主婦が何をもとに、どう考え、どう選択・実践しているのか」を伝えることが大切なのだと気づかせていただきました。

これからは、みなさんのおっしゃるように、やる気と体力、家庭のバランスを取りながら、もっとゆったりと??がんばろう、と思います♪

疲れを感じたら、気分転換に、また「日記」を書いたり、悩みがあったらこの場でみなさんに相談させてください。

どうぞよろしくお願いします(*^_^*)




エネルギーのこと、個々の食材のこと、衣料、医療、出産関係、介護、教育、防災、、、

まずは、最近メールで頂いた質問へお答えしようと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

永田(ながた)農法は、永田照喜治氏(1926年生)が創始したのでそう呼ばれています。

永田(えいでん)だと思い、持続性の高い農法だと勘違いする人もいるようです。

(持続性が低い農法というわけでもないのですが。。。)

私が初めて知ったのも、有機農法を紹介していた雑誌の中でだったので、うっかり自然農法の1つかと、誤解しそうになりました。


永田農法は、「断食農法」「スパルタ農法」「緑健農法」「ルーツ農法」と呼ばれることもあります。

なぜなら、必要最小限の水と肥料しか与えないこと、根を大切にすることを特色にしているからです。

「祖先を意味するルーツ」、「野菜の根」そして「農業の根本を考える」この3つのルーツ=根を大切にすることが、基本理念です。

野菜の栽培は、なるべく、原産地の気候条件を再現して栽培するようにします。



野菜が飢餓状態になることで、植物が本来持っている力を最大限引き出すことができ、おいしい野菜ができるのだそうです。

永田農法では、植物が枯れる手前で、必要最小限の 液肥(化学肥料) を与えます。

そのため、硝酸塩濃度は非常に低く、栄養価は高く(トマトで、糖度が3倍、ビタミンが10倍)、アクの少ない野菜ができるのだそうです。

詳しくは→ りょくけん ルーツ農法
おいしさのつくり方
食は土にあり―永田農法の原点



さて、、、

永田農法はお勧めできますか?という内容のメールだったのですが。。。

いくつかの点で、よく考える必要があると思います。


1.液肥(化学肥料)の使用について

永田農法で使用される液肥は、リン・窒素・カリしか入っていません。

人間で言えば、食事で足りない栄養素を、サプリメントで補っているようなものです。

人工のものを与えることで、植物本来の力を奪っていないのか?

純度の高い液肥を与えることで、土の中の他のミネラルバランスが崩れ、植物体内に吸収される栄養にも偏りができてしまうのではないか?

本当に、液肥は必要なのか?

液肥がないと枯れてしまう植物の生命力というのは、もともと弱いのではないか?

そんな疑問が頭をよぎりました。

自然農法は、このサプリメントさえ利用しません。


2.ビニールハウスとマルチの使用について

環境と農を切り離して考えることができない時代になっています。

ビニールハウスやマルチでも、生分解性のもの、石油製品でないもの、再利用できるものなど、今では選択することができます。

しかし、自然農法では必要のない、これらの資材の分、どうしてもコストがかかってしまい、価格にも響きます。

だからといって、石油製品を使用すると、その破棄の問題が出てきます。


3.農薬について

永田農法は、結果的無農薬をうたっています。

植物本来の力を引き出すことで、農薬を使わずにすむそうですが、、、

実際は、無農薬でないことが多いようです。

永田農法=無農薬だとは思わないように、、、

中には、永田農法だと謳えば購入してもらえると思って、単なる減農薬・減化学肥料栽培でも、永田農法だと言っているものもあります。

また、永田農法では、使用する農薬の種類を限定していないようです。

こだわる方は、購入前には確認をする必要があります。


4.持続可能性について

永田農法では、ビニールハウス、マルチ、液肥を使用することが前提です。

食料自給率の話に出てきたように、全ての輸入がストップした時、、、この農法は続けることができるのでしょうか?

また、環境に与える影響を考えた時、使い捨ての資材を前提とする農法は支持できるでしょうか?


5.人為的ミスについて

高純度の液肥を使用していても、土壌の残留窒素濃度の計測などをしっかり行い、緻密な計算に基づいて液肥が最小限使用されているのならば、硝酸塩の問題を気にする方でも、非常に有効な農法だと思います。

しかし、計測がされていない農地で、経験不足の栽培者が、少し欲をだして液肥を多めに使用してしまったら、、、

見栄えも生育も非常に良い作物はできるでしょうが、有機農法や自然農法と比較して、肥料が植物に与える影響は非常に大きくなります。

もちろん、希釈倍数を間違えて散布されれば、硝酸塩濃度も高くなります。


6.農家の立場から、、、

管理の必要性の高い農法なので、慣行農法や自然農法と比較すると、農家の労力は増えると思います。


今回の質問は、私が、農法を検討する時に、どのような角度から考えているか、、、

それをお伝えするよい機会だと思いました。

永田農法は、慣行農法に代わるには自然農法より非常に論理的??で理解されやすいのだと思います。

また、味も非常においしいそうなので、味にこだわる方は、試してから考えてみるのも良いかもしれません。

永田農法の理論に基づいて、無施肥・無農薬にこだわった農産物なら、安全なのですけれどね!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

明日もメールの質問への回答をする予定です。

回答が終わったら、報告がのびのびになっているあの話題について、、、

その後に、農薬の話に移ります!





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最終更新日  2006年09月08日 23時18分59秒
コメント(17) | コメントを書く


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Re:永田農法のLOHAS度(09/08)  
るん3  さん
情報たっぷりの日記をたくさん書かれながら、3人のお子さんをお持ちなのですね!
そのバイタリティーにびっくりです。時間の使い方お上手なのですね。

先日、地元のかぼちゃから禁止農薬が検出されて大変な騒ぎになってます。それも無農薬栽培に頑張ってる農家から検出されたため。今年は水不足で根が地中深く張ったためとか色々原因を探ってるようです。
何が原因にしても、20年以上前に使われていた農薬がまだ地中に残ってるということ、恐ろしい~。 (2006年09月09日 01時34分26秒)

Re:永田農法のLOHAS度(09/08)  

↑訂正  
5行目考えたことがありませんでしたが、・・・
です。お恥ずかしい。 (2006年09月09日 07時37分55秒)

Re:永田農法のLOHAS度(09/08)   
永田農法って言葉だけは聞いたことがありましたが
よく知りませんでした。
化学肥料を多少でも使うのならあまり私はかいたいとは
思わないなあ。。。
それとビニールハウスも、どうなのかなあ?と
いつも思います。
それって、自然じゃないですよね。。。
寒い地方ではしょうがないといわれればそれまでなのですが。。。 (2006年09月09日 15時33分28秒)

Re[1]:永田農法のLOHAS度(09/08)  
gemu さん
>それとビニールハウスも、どうなのかなあ?と
いつも思います。

もちろんその通りですね。しかし、これがなければ食べたい野菜食べれませんよ?
全国に無肥料農家がいればホントに旬のものだけ作ればいいのですがね。経営上そうもいきませんが。

文明を活用することは決して不自然なことではないと思います。今まで自然じゃないことをやってきたのにいきなり自然にするのこそ不自然です。
徐々に変化していくのが自然なことなのでは?
(2006年09月09日 23時00分32秒)

Re:永田農法のLOHAS度(09/08)  
gemuさん
我が家は自然農法のおまかせの野菜しか
買っていないので、旬のものだけで、
食べたい野菜食べてないですよ!
まあそれでいいという人が世の中にはほとんどいないので
やっぱり必要だろうなあとは思うのですが。。。
自然についてはその通りかもしれないですね。 (2006年09月09日 23時33分26秒)

Re:永田農法のLOHAS度(09/08)  
「永田農法って何だろう?」と、以前から気になっていました(多分、ガーデニングのサイトで何度か目にしたのだと思います)。
今回もまたLIBROさんの詳しい説明でスッキリしました☆

ところで、窒素・リン酸・カリの「カリ」は何のことでしょうか?「カリウム」ですか?それとも「カリ」というものがあるのでしょうか?初歩的な質問でスミマセン!
母がいつも得意げに「窒素・リン酸・カリが…」と言うので、「カリって何?」と聞てみたのですが、結局わかっていませんでした(笑)。

(2006年09月10日 00時13分31秒)

自然  
mai さん
旬じゃない野菜、形のきれいな慣行農法の野菜を求めることで、健康と環境にどのような影響があるのか、ということを多くの消費者が知った上で、利便性や価格との折り合いを考えて行動するのが大切なのだと思います。

「不自然」という意味では、確かに森を切り開いて農業を始めた時点で完全な「自然」ではあり得ないですね。今問題となっているのは、「どこまでの不自然」であれば持続可能なのかと言うことなのでは無いかと。このブログで以前述べられていた塩害や砂漠化、健康に及ぼす影響などの問題を考えると、やはり現在の慣行農法は持続不可能で、見直さなければいけない時が来ているのだと思います。 (2006年09月10日 01時41分30秒)

Re:永田農法のLOHAS度(09/08)  
焼酎小僧子  さん
難しいねぇ・・・なんて書けばいいのか解らないけど・・・生産者は利益を出さなくちゃ駄目だしねぇ、なるべき労力を使わないで儲けたいしね。需要と供給のバランスがとれれば農家もやるだろうけど、まだまだ日本にはLIBROさん達みたいな人が少ないんじゃない?
買う側も安い物がいいに決まってるから、高い野菜を買うには経済的に余裕もなくっちゃ駄目だしねぇ。人間も元来持ってる自然治癒力に頼らず、すぐに薬を使うじゃないですか?誰かが言ってたけど、クスリ=反対から読むとリスクだって。僕ねぇ、先週畑と庭の草抜きしたんですね。で、水遣りしてた野菜や花と雑草と比べたら、雑草の方が根が深くまで張っててね・・・そこで、人間が水や肥料をやることって植物が本来持っている何かを失わせてしまってるんじゃないか?って思ったんですよ。田舎はね、自分達が食べるだけだから無農薬でほっといていいけど・・・難しいね。都会の人で畑が無くって買う事を考えたり、無農薬で育てて売る側の農家の事を考えるとね。LIBRO達の輪がもっともっと広がれば、共感する農家も増えますよ。頑張ってね~。 (2006年09月10日 11時56分01秒)

るん3さんへ  
LIBRO  さん
3人の子どもの笑顔に、いつも元気をもらって、がんばって続けることができています♪時間の使い方、、、やりたくないことはさっさと、やりたいことにはたっぷりと、、、最近睡眠が冬モードに切り替わってきて、時間に余裕がなくなってきています(^_^;)

地元のお話、どうもありがとうございます。オーガニック産業にとって、残留農薬の問題は、非常に大きな課題ですよね。土中の残留肥料・農薬を1mの深さまで、1反につき何箇所と決めて、測定することも、検査項目に入れて欲しいと思うのですが、そうすると、さらに認証費用がかかるようになり、商品価格に転嫁され、、、それにしても、無農薬のかぼちゃから、残留農薬が発見、、、根からの吸収??、、、怖いですね。。。 (2006年09月10日 23時36分31秒)

らくだ210さんへ  
LIBRO  さん
こんばんは!
復活してからのらくだ210さんのブログの充実ぶり、、、時間がなくてコメントが書けないのが残念なぐらい、勉強になっています!最近、毎日見に来てくださるのがとても嬉しかったのですが、私の方こそスローダウンしているのでお恥ずかしい。。。

興味は、ライフスタイルが変化するにつれ、少しずつ広がって、今のようになってきました。大切な友人達の影響をたくさん受けています!

私がらくだ210さんを傷つけていないなら、一緒だと思ってくださって、ぜんぜん構わないのですよ!!仲間意識を持っていただけたほうが嬉しいです♪

コメントを書くときに、私も間違えて後悔することがあったので、なるべく、メモパッドに書いて、何度か読み直してから投稿するようになりました☆ (2006年09月10日 23時45分09秒)

ゆっきい1104さんへ  
LIBRO  さん
永田農法は、慣行農法と比較すれば非常に無駄が無く、硝酸塩濃度を気にする方には、きちんと計算されている農家のものであれば、メリットがあるとは思うのですが、、、私達のポリシーとは、ずれてしまうのですよね。

ハウス栽培は、エネルギーを使わないタイプであっても、気になりますよね。身土不二を実践したくても、ハウスなしでは食べられるものが限られてしまう、、、悩ましい問題です☆ (2006年09月10日 23時50分55秒)

みらのプリンさんへ  
LIBRO  さん
永田農法は、家庭菜園で、とても人気がありますよね。手をかけるところが、真面目な日本人受けするのかもしれません。

カリは、加里と書くこともありますが、ご想像のとおり、カリウムのことです。根の発育を促すので、根肥(ねごえ)と言われています。(植物の細胞内の浸透圧調整にも関係するそうです。)結構、言葉としては知っていても、意味がわかっていないことってありますよね☆ (2006年09月11日 00時02分29秒)

maiさん  
LIBRO  さん
>旬じゃない野菜、形のきれいな慣行農法の野菜を求めることで、健康と環境にどのような影響があるのか、ということを多くの消費者が知った上で、利便性や価格との折り合いを考えて行動するのが大切なのだと思います。

そのとおりだと思います。本当に健康な体ならば、旬のものを欲するはず。夏には体を冷やす食べ物、冬には体を温める食べ物、、、マクロビ実践者なら当然なのですが。。。形のきれいな野菜、、、これは、消費者ではなく、形・大きさが揃っていると流通に便利だから、という理由で選ばれているような気もします。自分の消費行動が、地球規模でどのような影響を与えているのか、、、学校教育で学ばないといけないのは。このようなことである気がします。利便性のための選択肢も残しつつ、より持続可能性の高い選択肢を広げていく必要があるのでしょうね☆ (2006年09月11日 00時20分46秒)

焼酎小僧子さんへ  
LIBRO  さん
今回のコメントに、焼酎小僧子さんの律儀さをかいま見たような気が(失礼!!)しました♪

自然農を実践する農家がしっかり利益をだせるような仕組みが必要なのでしょうが、自然農がもうかることがわかったら、また、それを悪用する人もでてくるでしょうし。。。難しいですね。

我が家はごく平均的な家庭だと思うのですが、食材にこだわると、外食をしなくなってプラスマイナスがゼロ以下になるので、こだわれるのかもしれません。医療費もまったくかかっていませんし。。。長い目で見たら、お得なのですけれどね♪

焼酎小僧子さんの水遣りのお話、とても共感します。結局、自然に育てた野菜なら、慣行農法の野菜より栄養も凝縮されているし、生命力も強いのですよね。。。だからやっぱりお得♪

有機農家は草取りなど大変ですが、自然農までたどりつければ、それらの負担から開放されるのに、、、農薬の薬もリスクなのだということに、慣行農家の人も気がついて!!結局、農家の方が必要なのも質の良い情報なのですよね☆ (2006年09月11日 00時40分37秒)

野菜の形  
mai さん
>形のきれいな野菜、、、これは、消費者ではなく、形・大きさが揃っていると流通に便利だから、という理由で選ばれているような気もします。

アメリカに来て、野菜を買うのに苦労したのが、量り売りの野菜が多いこと。
「ドル/ポンド」とどちらも慣れない単位のため、一つ買ったらいくらくらいするのかさっぱり検討のつかないまま買っていました。

一方、野菜の形を見ると日本よりも不揃いで、量り売りであるお陰で(?)、不揃いの野菜が売りやすいのでは無いかと思います。(品質にもむらがあり、これは問題なのですが。)

宅配なら良いのですが、スーパーで不揃いの野菜を売るためには、アメリカのようにレジに秤を導入するか、一つ一つ量って値札をつけなければならず、なかなか難しそうですねえ。 (2006年09月11日 07時45分47秒)

maiさん  
LIBRO  さん
量り売りは、ぜひ導入して欲しいですよね!少なくとも、自然食品店など、オーガニックの小売店では可能な気がしますが。。。できる範囲から徐々にでも変わっていくと良いですね☆ (2006年09月12日 00時59分00秒)

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