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家族が到着してから目が回るような忙しい日々を過ごしている。自身の研究は勿論だが、それと並行して住環境の整備、子供の入学手続きを進めなくてはならない。不器用な性格である自分はマルチタスクに苦手意識があり同時に進めようとするといずれかが疎かになってしまう。焦り出すとどれから手をつけていいかわからず戸惑いさらに効率が悪くなるという悪循環に陥ってしまうのだ。いつかこんな忙しい日々を懐かしく思える日がくるのだろうか。家族が入国するだいぶ前に子供の入学手続きをするために住んでいる地域のschool registration officeに連絡を入れた。兎に角全てオンライン化しているからそこから手続きを開始しなさいと指示を受けて電話を切られてしまった。ホームページを確認するとどうやら以下の書類が必要になるらしい。・居住を証明する書類2通・免疫摂取証明(英文)・健康診断書(英文)・歯科検診診断書(英文)・成績証明書(英文)「居住を証明する書類」はその地域に住み始めていないと発行できないため、手続きはその後でないと開始できないことが判明した。それ以外の書類については妻に連絡をとって日本の医療機関、子どもが通う学校に発行を依頼することになった。ワンオペ育児で大変な中、書類発行のために奔走してくれた妻には感謝に耐えない。なお、必須書類は州や学区によって異なるため各学区の必要書類を確認されたい。4月の1週目に手続きをしたのだが、1週間経過しても何の音沙汰もない。督促のメールを出すとようやく返事が返ってきて、こちらのlease agreementにlandlordの署名欄にサインが書かれていないことが判明した。急いで最新版のlease agreementをお送りして手続きが完了となった。上の子どもは今も「アメリカの学校には行きたくない」と言っているが、行き始めたら楽しくなるのではないかと思っている。先日は学校の体育館で開催された催しに家族で参加して各国の伝統料理を楽しんだ。このようなイベントを開催できるのも世界中から人々が集まるアメリカだからできることである。(イベントについては後日詳細を書くこととする。)先日いただいた校長先生からのメールの最後にはこのように記されていた。When you can’t find the sunshine, BE the Sunshine!(光が見えなければ自らがその光となれ)他人が照らす光をあてにすることなく、自分自身が未来を照らす希望の光であり続けたい。写真:校長先生から送られてきたWelcome Letterの冒頭今日も良い一日を。きたろう
2024.04.19
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最近のキャンパス:あと1ヶ月ほどで春学期も終わろうとしている。円はその後も下落を続けていていよいよ155円に到達しようとしている。(2024年4月17日現在)この円安水準で留学をするとどれほどの出費が見込まれるのか計算してみたいと思う。勿論、進学する大学院によって学費は異なるため、あくまで私の例は一つのサンプルにすぎない。また、ドルと円の為替レートも日々変化しているのでご注意いただきたい。秋学期の学費内訳Tuition $22,242General Fee $1,901Clinical Fee $344Health Insurance $2,105Meal Plan(Optional) $700秋学期合計 $27,242春学期の学費内訳Tuition $29,656General Fee $1,901Clinical Fee $344Health Insurance $2,105Meal Plan(Optional) $700春学期合計$34,706秋学期と春学期合計$61,9482024年4月17日現在のドル円の為替レートは1ドルあたり154.35円であるため、$61,948は9,561,673円(小数点切り捨て)となる。日本円で約950万円近くの学費がかかっていることに驚きを隠せない。実際にはこの金額の上にさらに生活費が上乗せされる。続いて1年目に私が受給している奨学金の内訳をご紹介したい。大学院からの奨学金(merit-based scholarship)$25,000スポンサーからの奨学金(stipend from a sponsor)$40,000奨学金合計$65,000(2024年4月17日のレートで10,032,750円)幸い一年目は奨学金が学費を上回ったため現時点で自己負担額はないが、2年目に関しては奨学金が激減する予定だ。それなりに貯蓄はしてきたが、この物価高騰と円安のダブルパンチは正直想定外であった。関係各所と連絡を取り合いながら、資金不足で強制送還にならないように最後まで足掻き続きたい。これからアメリカに留学を予定されている方は奨学金獲得が非常に重要になってくることを強調したい。留学の2年〜3年前から奨学金獲得も含めて計画的に進めることをお勧めしたい。繰り返しになるが、上記の金額は現在のレートと私の大学院の学費をもとに算出したものである。その時のレートと通う大学によって学費は大きく異なることを留意していただきたい。今日も良い1日を。きたろう
2024.04.18
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3月下旬から目まぐるしい日々を過ごしておりブログの更新がなおざりになってしまった。3月21日〜24日までフルブライトのエンリッチセミナーがジョージア州のアトランタで開催された。このセミナーについては時間が確保できたらゆっくり綴ることにしたい。アパートの退去日が3月29日(金)となっており、アトランタから戻ってきてそのまま引越しの準備に取り掛かった。引越しをしてから一週間後の4月5日(金)に家族と8か月ぶりの再会を果たした。税関でトラブルに巻き込まれないかずっと心配していたが、ゲートから笑顔で出てくる家族を確認できて今までの不安が一気に吹き飛んだ。きっとこれから数えきれないほどの苦労が待ち受けているだろうが、この笑顔を絶やさないようできる限りの努力をしようと心に誓った。アメリカで仕事の用事があった義父がわざわざスケジュールを調整してアメリカまで家族の付き添いをしてくれた。羽田空港には私の両親、義母も家族のお見送りに駆けつけてくれたという。改めてこの家族留学は多くの人々に支えられて成り立っているのだと痛感した。沢山の声援を力に変えてアメリカでの研究の原動力にしていきたい。4月5日〜7日まで車をレンタルして土日で必要なものをIKEAとTARGETで購入した。右側交通、左ハンドルということを除いて日本で毎週見ていた光景が蘇った。家族がいると常に会話が溢れている。上の子は入国初日に不安から「アメリカが嫌い」と言って泣き出してしまった。きっと本人なりに心労が蓄積していたのだろう。このマイナスの状態からどうプラスに持っていけるだろうか。言葉の壁よりも心の壁の方がもしかしたら厚いのかもしれない。週末家具を揃えていたら課題が山のように溜まってしまった。日曜日の夜にまとめて文献を読み込んだが、疲れと眠気で内容が全く頭に入ってこない。ページだけなんとなくめくっているような状態になり諦めて布団に入ることにした。そんなバタバタの日々を過ごして今日を迎えている。義父には別れ際に「まぁ長いアメリカでの家族旅行だと思って楽しんでください」と声をかけてもらった。義父は約30年ほど前に家族を連れて米国西海岸の大学院でMBAを取得された人生の先輩のような存在だ。家族留学の計画を打ち明けた際も「いいんじゃない?楽しみですね」と前向きなアドバイスをくれた。普通であれば「何を考えているんだ!家族の養育費は?働かないでどう生活するんだ?」とお叱りを受ける場面だろう。この年になっても挑戦を容認してくれる家族と両家の両親には感謝してもしきれない。何もない空白の家から我々の生活が始まった。ここから「自由」を獲得するために奔走する日々が幕を開けようとしている。歴史的な円安と物価高で家族留学を取り巻く環境は非常に厳しいものがある。けど、どんな厳しい場面に直面しても生き抜いてやろうじゃないか。この厳しいサバイバルゲームに生き残れることを身をもって証明したい。このブログはそんな旅を続ける家族の様子を書き記した記録である。ようやくタイトルである「家族留学奮闘記」に沿った内容を書けそうだ。写真:超大型スーパーのTARGET。かなり安く日用品を購入できる。それでは今日も良い1日を。きたろう
2024.04.10
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