The Life is Safari : 旅みたいな人生を スキルス胃癌と歩む道のり
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友人とインドに行く予定でワクワクしていた28歳の夏休み、胃がんの診断を受け、治療生活が始まりました。 胃も無い、衛生面も不安、とか行かない理由を考えて、自分を納得させてきたけど、行こう!と思える時が来たので年末から北インドに8日間行ってきました。 考えられるリスクへの最大予防接種を受け、お水を大量に成田で買って安全優先で挑んだけど、ハプニングは沢山あって笑える毎日でした。 1番興奮したのは、ランタンボール国立公園のサファリでトラに会えたこと。吹きっさらしジープで、デコボコ道を回るのは覚悟できていたけど、朝の山の上でトラの鳴き声を待って猛ダッシュで向かい、ホントに会えた時は感動でした。 会えたのは先に着いた4台だけとガイドは誇張してたけど、ホントにラッキーだったなぁ。 1番足を引っ張られたのは、霧。この時期、インド北部は霧が凄くて、サファリのあと10m先も見えない中、牛や自転車も走る道路をクルマで、タージマハルのあるアグラまで行くコトは生命の危機だと、ノロノロ運転になって夜が深まる中ドライバーさんの判断もあり、旅を中断しました。 多分、一泊50円位の寒い寒いお宿に、超高騰霧プライスで泊まったのは怖かったし、不安や疲れもあったけど、次の日の霧の中のタージマハル見たときはホッとしました。 霧で飛行機もインド人もイラつくほど遅れ、弾丸でバラナシに行って、ガンジス川で見た景色やボートで考えたことは、やっぱり生きること、生きてて良かったなあと。 これまで何度となく考えてきたけど、今回はふたりでインドに行って、見たり経験できたことは、考えたことはもしかしたら違うかもしれないけど、病気を経験して考える生とまた少し違うもので、これからの糧になったと思います。 治療生活は、まだまだ続きますが、 今年もよろしくお願いします。 カレーはほんとに美味しかった。
2018.01.21