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受験勉強の大敵と言ってもいいでしょう。
いえ、世界中の親御さんの悩みのひとつに、
子供のゲームの時間が長すぎるということがあります。
ここでは、そのゲームについてお話ししたいと思います。
当然、そこからお子さんの「やる氣」について考えてみます。
男の子は本当にゲームが好きですよね。
熱中しだすと、声をかけても返事もしないでしょ?
このゲームのメカニズムには、
人間の「やる氣」を多いに刺激する要素が隠されています。
知りたいすよね?
これを知っておけば、
逆に勉強に応用すればいいのですから。
何気なくハマっているようですが、
ゲームのプレイヤーは次の事を意識しています。
いえ、意識しているというより、
作り手から意識するように仕向けられています。
直近目標 → 中間目標 → 最終目標
アレアレ?
これって、
いつもミスター・ツカムがメールマガジンなどで言っている、
やる気をキープさせるコツと同じじゃないですか?
その通りです。
ゲームは、
お子さんのやる気を継続させるように作られているのです。
「最終目標」っていうのは、分かりますよね。
ロールプレイングゲームだったら、
最大の敵を倒すなどです。
「直近目標」っていうのは、
「次に何をしてください」という指令がだされます。
それをクリアしていきます。
このとき、難しすぎたらやる気を失うし、
易しすぎても飽きられます。
そのあたりを作成者はウマく作っているのです。
そして、
次の「中間目標」っていうのが、
最も重要なのです。
ゲームプレイヤーに、自分で決めさせているんです。
「これぐらいのレベルに挑戦しよう」とか、
「先にこの相手を倒しておこう」とか。
そうしていくうちに、
ゲーム自体を自分がすべてコントロール
している気になります。
自分で立てた目標をクリア。
そして達成感。(よっしゃー!)
また目標を立ててクリア。またまた達成感。(うぉっしゃーー、ガッツポーズつき)
人間は達成感に快感を感じますから、
もう止めることできません。
やる気をキープさせる、最も重要な要素は、
「小さな達成感を積み重ねる」
ことなんです。
このように、
自分で立てた目標が小さいながらも達成し続けていれば、
やる気を失うことはありません。
ですから、
日々の学習の中で達成感を味わうにはどうしたらいいのか?
それをご両親は考えてあげて下さい。
ここでひとつ気をつけていただきたいのは、
「偏差値が55になったら達成」というような目標は、
あまりよくないと考えてください。
基本的なことなので、
ここでもう一度押さえておきますね。
「偏差値」というのは、全体に対する成績の位置づけです。
だから、
お子さん個人の学力・理解力・正解力がアップしていても、
偏差値が上がらないこともありえます。
わかりますか?
つまり、お子さんは努力して理解力がアップしたけれど、
他のお子さんも同じようにアップしているなら、
偏差値はアップしないかもしれないということです。
でも、模試などで合格判定に使われるのは偏差値ですね。
ミスター・ツカムは多くの お子さんの大逆転の合格の報告
を受けています。
そこから言えることは、
「偏差値で合格するのではありません」
「志望校の問題が解けたかどうかが基準です」
お子さんの達成を決める評価は2つあります。
「相対評価」と「絶対評価」です。
つまり、
相対評価というのが「偏差値」であり、
絶対評価は「自己ベスト」です。
あのイチローが、
2004年米大リーグの年間安打記録を258本のヒットを打って更新しました。
彼は、シスラーの257本を抜いたときのインタビューでこう言ってます。
「自分にとって、満足できるための基準は、誰かに勝ったときではない。
自分が定めたものを達成したときです」
常に、
今の自分より少しだけ高い目標をかかげて、達成していくことが、やる気をキープさせて、
自分自身も満足できるのです。
■ポイント
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