心身健康レシピ(@自宅)byはんなりシェフ

心身健康レシピ(@自宅)byはんなりシェフ

2005年03月03日
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 高い、安い、うまい。素晴らしい、美しい、泣ける。
 色んな表現はあるけれど、それぞれ
 その価値を計ってる、基準みたいなものがある。

 お金だったり、味覚だったり、感性だったり。

 そんな中、ほとんど罠のように思えるほど、
 怖い価値基準がある。

    『正しい』


 人が何かに取り付かれるように頑固になったり、
 周りへの迷惑を考えられなくなったり、
 最終的にケンカになったり。
 『正しい』にこだわることで、いろんな被害が出てしまうから。

 そして、一番被害をうけるのは、実は自分自身。
 これが間違いなくて、とっても怖い。


■『正しい』が作ってしまう争い。

 夫婦喧嘩や口げんか、はたまた組織破綻から戦争まで。
 自分の正しさだけを追求していると、あらゆる戦いが起こる。
 そして悲しいことに、自分の正しさにしがみつけばつくほど、
 『わかりあえる』という感動と成長が、遠のいて行ってしまう。


 人は暴力に出てしまうものだから。逆に言えば、暴力って、
 きっと相手への理解の気持ちが伝わらないからこそ、暴力。

 正しさの怖さ。
 それは、信じる心が強くなればなるほど、
 他の正しさを認められなくなることだ。


■例えば・・・

 自分の仕事の価値と辛さだけを信じていると、妻の家事への
 配慮がなくなる(もちろんその逆も)。
 自分の神様だけを正しいと信じていると、宗教戦争が起こる。

 相手の言い分も聞いてみようかな、という
 理解への努力、できれば工夫が【どちらか一方にでも】あれば、
 半分の争いは解決できるのに。

 『自分が正しいかどうかは、別に問題じゃない。』
 と【どちらか一方が】思うことができれば、
 ほとんどの争いは解消するのに。


■うっかり出てしまう、こんなセリフ。

 「自分が正しいのに、あいつらには理解できてないんだ!」
 「自分の言っていることの方が合っているのに、相手が認めない!」
 「あいつのためにやっていることなのに、どうしてあんな態度を…」

 そんなセリフに心当たりがあれば、要注意。
 僕たちは、すでに、『正しい』という独りよがりな
 おしつけに向かってしまっている。
 それが行き過ぎたものが、怪しい宗教だったり、戦争にまで
 発展していく…つまり、他の人間の言い分を一部も認めない活動である。

 大切な認識として、絶対に忘れたくはないことがある。
 それは、『誰もが自分を正しいと思いたい』ということ。
 自分が正しいのに、と思うとき、きっと相手も
 同じことを同じくらいの強さかそれ以上で、カタく、思っている。

 そのカタさは、譲歩と理解、信頼と成長を犠牲にする。
 その上2人を、妄信と執着、疑念と憎悪に染めてしまう。

 相手の正しさを全く認められない時点で、実はすでに、
 どちらも正しくなんかないのに。 


■無意識にやっちゃってる、さらに怖い『正しさ』

 僕はずっと、自分がどれだけ『自分の正しさ』に
 こだわって生きてきたか、知らなかった。

 「今のうちから、英会話の勉強をしておいた方がいいぞ!」
 『そんなに好きなら、さっさと告白すりゃいいんだ!』
 「体によくないしお金もかかるんだから、タバコなんかやめろ!」

 etc、etc・・・

 僕は、『相手のために』という言い訳をふりかざして、
 正しさという暴力をふるっていた。証拠が2つある。
 【相手が喜ばなかったこと】と、
 【自分が相手の気持ちや立場なんてほとんど理解してなかったこと】。

 「どうして今、あんなに好きだった英会話の勉強をやめてるのか」
 『好きでしょうがないくせに、告白しようとしない理由はなんだろう』
 「タバコ以外に、ストレス解消の手段がないのかもしれない」

 なんてことを、僕は一切考えてなかった。
 ただ、『相手のため』なんだから、『正しいに決まっている』と
 思っていた。

 彼らの事情に注目して、理解しようとしていたら…
 色々なことは、違っていただろう、と思う。
 楽しさも、信頼関係も、思い出も。

■もっと大切な、価値基準。

 『正しさ』を外に主張することで僕らが得るものは、
 そんなに多くない。そして失うものは、たくさんある。

 もっともっと大切なこと。
 それは、

 その人がそれを、必要としているかどうか。
 『理解』という価値基準。

 だと思う。相手のためにも。
 そして、自分のためにも。

 そして、『理解』ということは、
 【相手の言っていることを正確にわかること】をこえて、
 【相手がなぜそう言っているか、その気持ちや事情までを
  わかってあげる努力をすること】である。

 この違いは、とても大きい。

■『正しい』って何だろう?

 それは、独りよがりな押し付け。
 自分の視野と心をせまくして、人を遠ざけてしまう呪いだ。

 食欲のない相手には、
 どんなにおいしいフランス料理も喜ばれない。
 食欲があってフランス料理が大好きでも、
 信用できない相手が押し付けるものは、食べたくない。


 正しさに包むと、あらゆる思いやりが、
 暴力という名札と一緒に相手に届いてしまう。

 僕たちは、理解し、信用している相手からしか
 何も受け取りたくない。そしてそれは、多くの人が
 同じように願っていること。

 だからこそ。

 理解と信用を作ることから、
 コミュニケーションを始めたい。
 理解と信用がないところで、『相手のために』を
 持ち出すのは、暴力になりうることを、知っておきたい。

 その人が、求めていることは何だろう。
 どんな気持ちでいるんだろう。
 その人が、必要としているものは…

 正しさの種類は、人間の数だけ無数にある。
 けれど、
 目の前のその人が、求めていることは1つ。

 『正しいかどうか』を離れて、
 その1つを、一緒になって抱きしめようとすること。

 きっとそこから、
 本当の理解あるコミュニケーションがはじまる。
 感動と成長が、はじまる。



【正しい、って何だろう】

 『正しい』は、仲間との関係をじゃまするトゲトゲ。
 今、自分が正しいかどうか、を伝えるために
 聞いているなら、話しているなら。
 一度、言葉を休めよう。

 相手は、何を求めているだろう。
 それに注目していたら、
 相手も同じことを考えてくれる・・・ことが多い(笑)。





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最終更新日  2005年03月03日 08時25分49秒 コメントを書く


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