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2007.01.19
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カテゴリ: Freude am Fahren

洋菓子の不二家がここのところ世間を騒がせているが、
私にとっての不二家は、憧れのお店だった。

神戸元町にあった不二家は二階建てのお店で、
1階が洋菓子店と喫茶室、2階はレストランになっており、
まだファミレスなんか無い時代、
不二家の洋食レストランでナイフとフォークを使って
洋食を食べるのは、子供心に贅沢な感じで、
1年に一度、特別な日、つまり誕生日連れて行ってもらえる
私にとっては、不二家で食事するのは憧れであり、
特別な店でもあった。

私のように、不二家が子供の頃、特別な存在だった人は
少なくないと思うし、昔も今も、ペコちゃん人形の
不二家の店は子供にとっては憧れの場所だと思う。

そんな子供の憧れる気持ちを今回の事件はぶち壊した。

私はこのブログ上で不二家バッシングをするつもりは無いが、
私の憧れの存在だった不二家は、私だけでなく、
多くのそんな不二家ファンの期待を裏切ったことだけは
確かな事実だと思う。


しかし、今回の不二家の起こした問題は、
前々からいろんな企業不祥事と全く同じで、
何だか見ていて滑稽だが、この不祥事の裏側には
不二家の話だけで片付けることが出来ない
根深い問題があるように思う。


不二家、三菱自動車、日本航空、雪印などなど、
大企業と言われる会社の不祥事は後を絶たない。

何故、同じような不祥事が、起きては消えて行くのだろう。

一連のこれらの問題は、単に一企業の問題を超えたものが
あるのではないだろうか?


どの事例を見ても、共通することは、
安全よりも企業利益を優先している点だ。

更に言えば、適正な利益がでていないから、
無理に利益を出そうとして、さらに無理をした結果、
このような最悪の事態を招いている。

そこには企業家の倫理観や道徳観は全く見えてこない。

自分さえ良ければ、儲かりさえすれば、
会社さえ守れれば・・・

何か間違っていないだろうか?

損益だけを盲目的に追求した結果、
顧客不在の経営になってしまってはいないだろうか?


私が感じるのは、どの会社の例でも
ちょっとだけならいいだろう・・・ 解らなければ問題ない・・・
そんな気持ちが見え隠れすることだ。

品質を落として利益を出そうとする、
見えなければ良いと言った、消費者を欺き、
自分だけが良いと言った考え方。

これは、今の日本では標準的な考え方かもしれない。

消費者が無知なのか、それとも消費者も個人主義なのか、
自分に損が及ばなければそれで良いと考えていないだろうか?

経済大国になり、景気が後退したと言いながら、
実際には、それを理由にして個人主義が加速している。

つまり、消費者も自分さえ損しなければ良いと考え、
犯罪とも言える会社で、犯罪行為に加担する。

何が正しいのか、何が正義なのかも
麻痺してきているのではないだろうか?

大勢が間違いに傾いているときには、
間違いが間違いに見えなくなり、
やがてそれが正義になってしまっているのではないか?

拘りを捨て、正義を捨て、自分を捨て、
自分の利得のために、大切なものを失いかけている。

それが日本の現状のような気がする。


これでいいのだろうか?


自分に嘘をついてはいけない、
自分だけの利得を考えてはいけない、

企業とは営利が目的ではある。
しかし、企業利益とはファン投票のようなもので、
正しい企業活動や拘りや感動がファンの心を動かす。

そのファンを動かす最大の理由は、
あたりまえの事をあたりまえにすること。

そのあたりまえの事とは、
顧客に対する絶対的な安全の提供や
頑固なまでの拘りではないかと思うのだが、

今の時代、拘りは疎ましく思われ、
懸命に努力する事は馬鹿げているなんて風潮もあった。
その結果が今あるのではないかと思う。


子供の夢や憧れを、愚直なまでに守る姿勢。

安易な利益を出そうとするのではなく、
拘りの中から、顧客感動を生み、
そこから本来の利益を出せる企業が必ず勝ち残る。


今、消費者はゲームのような企業を求めているのではなく、
本物を求め始めているのではないだろうか?




ペコちゃん







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Last updated  2007.01.21 20:31:46


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