お正月の暖かい日、ウォーキング中に、田んぼ沿いの道路脇に咲いている白い花をじっと見ながら、これが我が家の花なら、季節外れに咲くのは枯れるサインだと、後で写真を・・・
子供の頃、カイウ(海芋=海を渡ってきたサトイモ)と呼んでいたので、以前に友人宅の白いカラーをついカイウと言って、呼び方が古いと笑われたことがあります。
100104 湿地性カラー
毎年5月頃になると、白い一枚の紙をくるりと巻いて、ロウトにしたような仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた黄色い花が、実家の庭に咲いていました。
カラーの花は肉穂花序(多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生するもの)だそうです。
湿地性のカラーと畑地性のカラーがあり、実家のカイウは緑色の葉に、真っ白い花が咲く、湿地性のカラー(湿り気のある土壌を好む)でした。
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畑地性のカラー(水はけのよい場所を好む)は、6~7月に黄色やピンクの花を咲かせ、花が終わった後、地上部が枯れます。
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10~11月頃に球根を掘り上げ、乾燥させて保存し、翌年の4月中旬から5月に鉢に植えますが、暖地なので、掘り上げずに鉢植えのまま、冬越しさせています。
夏に黄色のカラーの球根が腐ったことがあります。最近は咲き進むにつれて、花色の変わる球根などがあり、最新の花色をと・・・
湿地性のカラー(カイウ)は、宮沢賢治の「雨にも負けずのように」、雨にも、暑さにも、寒さにも強く、植えっぱなしで何の心配もない花ですが、大きくなるので、ご近所ウォッチングで楽しんでいます。
カラー(湿地性)の鉢植えでの育て方
サトイモ科ザンテデスキア属、南アフリカ原産の半耐寒性の春植え球根
別名:オランダカイウ、カイウ(海芋)
●置き場所:日当たりと風通しのよい場所に。真夏は半日陰や明るい日陰で。梅雨のときは軒下など雨に当たらない場所に。
●水やり:鉢土の表面が乾いたら。多湿を嫌うので、与え過ぎに注意します。秋になって葉が黄色くなってきたら、水やりを中止します。
●用土:市販の培養土、水はけのよい土に。赤玉土4、腐葉土3、パーライト3の混合土に緩効性肥料を適量。
●肥料:芽が出て花が咲くまで、月1回、緩効性肥料を置き肥します。
●花がら:花が咲き終わったら、球根を太らせるために花茎を根元から切り取ります。
花言葉:乙女のしとやかさ、夢のように美しい
ほのかな甘い香りで春を先取りする芽出し… 2010.12.22
香りを漂わせ、春の黄花の旗手をつとめる… 2010.10.27
秋にスカーレット色の花を咲かせて、冬に… 2010.10.11
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