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桜よ桜 散らないで
貴方の色は美しすぎるから
枝から離れてなお、美しく
風よ風、あの者たちをもっていかないで
あなたは時に優しく私を包むのだから。
ふわりとした見えない光で
わたしを包むのだから。
僅かな命
一瞬の輝き
どうぞ 風よ 奪わないで
まだ その 淡く深く優しくも哀れな色を
心に留めておけずにいるから。
奪うなら届けて
あの人の元へ美しいその色を。
雨よ雨 どうかもう少し優しく降り注いで
淡雪のような花をいたわって
包み込むように
もっと優しく
降り注いで。
そして太陽の光が出たら
透き通るダイヤモンドで
その色をもっと輝かせて。
月の光が出たら
濁りのないあなたの一粒で
その色をもっと儚くさせて。
―桜の花の散る様子によせて―
灯りを消すと、少し寂しくなってしまってつい書きたくなりました。
RS関連、書かなくってごめんなさい(;´Д`)
紫苑