山田理沙のカナダ看護活動日誌。

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2008/01/13
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カテゴリ: 勤務。
一夜目は9月から当院に入院しているガルジボンさん(仮名)。深夜にコンビニ強盗を働いたところ、店番中のおじさんの方が強くて、ナイフを取り上げられて反対に腹部を刺されてしまったガルジボンさん。刺されどころが悪く、その後手術を繰り返し、合併症による悪化を繰り返し最終的には腸の一部とともに胃を全摘される。胃全摘後は経過が良かったものの1週間程前に嘔気が激しくなり、今回はこれの治療目的で胃の再建術後、2度目のICU入院。すっかり状態も落ち着いて、担当した金曜日の夜半過ぎに胸部外科観察病棟のベッドが空き、転棟。一晩中、同僚のお手伝いに駆り出される羽目に。

土曜は出勤すると、担当病室の前に救急カートが駐車してある。嫌な予感的中で、部屋の中は医師と呼吸療法士、看護師で満員御礼。オタワ近郊の街の病院で、老人ホーム入居待ち中に、古い気管支カニューレ痕から大量出血をして、挿管、簡易止血後、飛行機で緊急搬送されてきたレヌイさん(仮名)。半時間ほど前に病室到着と同時に酸素飽和度が急降下。レントゲンを撮ってみたら、挿管チューブが右肺に入ってて、左肺は真っ白。しかも出血が持続しているため、緊急気管支鏡中。胸部外科、耳鼻咽喉科、ICUのチームでごった返す病室を覗くと、まだ結構な量の血液が吸引されている様子。とにかく日勤のキャサリン(仮名)を解放してあげなくては、と、処置介助を手のあいている同僚に依頼して、室外で申し送りを聞く。と、申し送りが終わるか終わらないかのうちに、緊急呼び出しされた胸部外科のスタッフ医師が駆け込んできて、気管支鏡の処置を見たところ、「このままでは危ない。すぐに手術室に運んで!」と、病室に居合わせた医師全員で、あっという間にレヌイさんとカルテをさらって行ってしまう。

結局開胸したものの、明らかな出血原因は分からず、午前2時に帰室後は、出勤時の喧噪と打って変わって、レヌイさんの血圧が許す限りの鎮痛剤と鎮静剤を使用して、手術部位と胸腔ドレーンチューブの管理のみ、のとっても静かな夜に。





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最終更新日  2008/01/18 03:16:17 PM
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