2010年03月26日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
講談社のKANSAI一週間/TOKYO一週間が、6/8発行の刊をもって休刊するらしい。

internetの普及、が原因の様だ。

特に上記の雑誌に思い入れがあった訳ではないけれど、やはり時代の流れを感じる。

個人的には、なんでもかんでもネット、特に携帯での情報検索、というのには慣れない。

何かを捜す時、見出しが出るのは同じだけれど、本/雑誌の場合なら、同種の情報はだいたい固まったページ群にあるのでその辺りを捜せば良いのだけれど、ネットで捜す場合、いちいちクリックして次項に進まねばならないし、元に戻って複数を比較したりするのが不便だ。まだPCからなら別ブラウザを拡げるとかの方法もあるけど、携帯ではそうも行かない。

地球温暖化に鑑みて紙の使用を控える、という主旨もわかるのだけれど、このままでは印刷/出版文化は衰退の一途を辿ってしまうのだろう。勿論、単純に旧いものだから大事にしなければならない、と思っている訳では無いけれど。

現代、あまりに沢山の情報が提供され過ぎている様に感じる。
受け手の情報処理能力は、果たしてこの「情報のデフレ」に追いついているのだろうか?
僕だって既に(まぁもう若く無いし、イマドキの若者と比較するのは意味が無いかもだけれど)飽和状態だ。


それ以外にも聴いてみたい音楽、見てみたいパフォーマンスは一杯だ。
ネット上はもっと凄い。
各バンド毎のホームページ、My Space、YouTube、ニコ動、mixi、これらを全部把握する事は不可能に近い。
毎日PCの前に貼り付いていたって、無理だ。
おまけにライブがある度に、e-mailが来たりする。嬉しいけれど、処理し切れない。

メジャーな情報誌という存在は、ひょっとしたら僕達に「自然なリミッター」を与えてくれていたのでは無いだろうか。
一般大衆紙はさして面白くは無いのかもしれないけれど、マニアックで特殊な情報は世の中それほど沢山は必要無いのかもしれない。そういう所に興味ある人は自然に、自分からそこに手を出す訳だし。


「鮮度が命」の情報誌は、取材/編集/印刷/配送という時間が必然的にかかる為、ネット配信の情報に比べてどうしても鮮度は劣ってしまう。最近ではtwitterが人気で、followerが「つぶやく」事で情報の伝播は加速度を増している様だ。鮮度では、これには敵わない。

ただ、情報というものは常に表裏一体。誰かの言葉を「鵜呑み」にする事の危険性はいつも感じていないといけないと思う。そのソースが新聞であれ、雑誌であれ、ネットであれ。

僕には、印刷メディアにかかってしまう「時間」、これは実はある意味「冷ます」時間でもある、そんな風に思う。


僕は今twitterが本当に不安だ。いきなり放たれるデマや流言が簡単に信じられてしまう、そんなシステムになってしまうのでは無いだろうか。発言者に悪意が無かったにしても、誤解や間違いは誰にでもある。それを文字上で単純に信じてしまったら、恐ろしい事になりかねない。


このtwitter、政治にも利用可能の様だ。既に首相や政治家の「つぶやき」が影響を与え始めている。

誰かの意図がダイレクトに自分の中に入って来る。そしてそれが、世の中を動かす。これは、恐い。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年03月26日 13時29分31秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

W_Barrows

W_Barrows

カレンダー

コメント新着

W_Barrows @ れすれす >NANAさん ありがとうございます! …
NANA@ Re:あたらしいブログ ブックマークします!!
W_Barrows @ れすれす >あわもりさん 書き込み、ありがとう…
あわもり@ 初コメです それにしても何でもやられるんですね~^^ …
W_Barrows @ Re:大変おそくなりましたが…(05/11) >HiDEさん こちらこそ、お返事遅れて…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: