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昨日紹介した佐々淳行氏の書かれた「重大事件に学ぶ危機管理」の話を続けよう。まず、「はじめにどう動くかで勝負は決まる」という章で紹介されている、三原山の噴火時の対応の話が秀逸だ。1986年に起きた三原山の大噴火の際、元警察庁長官でカミソリの異名を取った名参謀、後藤田官房長官は、腹心である佐々安全保障室長を呼び出し事態の把握を進める。災害対策の所管として協定で決めた国土庁の動きが鈍いことを察知するや否や、佐々室長に命じて、付近にいたあらゆる船舶を駆使して、島民全員を非難させた。もし、溶岩流が海中に流れ込めば水蒸気爆発で何千人の島民の命が失われるおそれがあったからである。ちなみに、初めから、協定破りを企図していたわけではないが、国土庁にいくら電話しても、「会議中」という回答で埒があかなかったのだそうだ。その国土庁の会議の議題は、何と、1つめが、災害対策本部の名称。2つめが元号を使うか西暦を使うかである。これは、昭和天皇がご高齢であったため万一途中で元号が代わるかもしれないが、西暦は前例がないのでどううべきかを議論したらしい。そして、3つ目の議題が、臨時閣議を招集するか持ち回り閣議とするか、だそうだ。呆れて、開いた口が塞がらない。ちなみに、国土庁の会議が終わって、皆が外に出てきたときには、既に、1万3千人の島民の避難は、ほぼ完了していたと言う。その後、佐々氏の取った行動は、国会等で取り上げられ、非難も受けたそうだが、長い会議をやっていて何もしなかった人たちには、なんのお咎めもなしだったとのことだ。さすがに、今回の震災対応は、ここまでは酷くないとしても、平時のエリート(減点主義の下で偉くなった、年功序列の調整型エリート)は、危機が来て自分で判断しないといけなくなるとパニックになって、会議という安全地帯に逃げ込んだり、それでも駄目なら入院してしまったりするのは、昔から同じようだ。これからの時代は、さすがにこういうリーダーをトップに戴いていたのでは国も企業もあまりにも危険だろう。私も小さいながら組織の長であり、肝に銘じて精進したい。それと、近づく、首長選挙。ちゃんと、危機対応のできる有事のリーダーを選びましょうね。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.31
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危機管理の第一人者であり、危機管理という言葉の生みの親でもある佐々淳行氏の書かれた「重大事件に学ぶ危機管理」という本を読んだ。2004年4月に出された本だが、「もはや水と安全はタダではない」という表題で始る序章から見ても、当に、今読むに相応しい内容である。先ず、挿話の一つ一つが全て現実に起きた話であり、かつ佐々氏は当事者として対応されている。本当にためになる、と言うか、今回の震災対応を見ていても、参考にすべき部分が一杯ある本だ。平時の宰相ではなくて、有事のリーダーでなければ、これからの難局は乗り切れない、という思想が、根底にあって、様々な事例や提言が書かれている。面白いなと思ったのが、「有事に活躍できるトラブルシューターは、平時には、トラブルメーカー扱いされていることが多い」というもの。本当にそのとおりですね。実際、福島原発の津波に対する脆弱性や電源問題なども指摘していた人はいるけれど、トラブルメーカー扱いされて、干されたり辞めたりしていたようですし。自民党の河野太郎さんなんかにも、相当圧力がかかっていたらしいことが判明し始めていますものね。これは、企業なんかでもそのとおりで、何かを成そうとすれば、軋轢も生むし失敗もする。だから、減点主義だと、何もしない人が偉くなって、いざ、何かが起きたときに対応できないということになってしまうのだろう。石原都知事のような言い方はしないけれども、せめて、この災害から、日本人が必要なリーダー像や危機対応の必要性を学んで、飛躍的な進化を遂げなければ、被災した方々は浮かばれないだろうと思う。この本には、他にも沢山重要なことが書いてある。後藤田+佐々コンビなら、今回の震災対応だって、かなり違っただろうなと思わざるを得ない内容だ。また、紹介しようかと思う。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.30
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ただいま!たった今、パリ出張から戻りました。パリでは、重要なイベントに出席して、主催者側の代表者として挨拶をしました。挨拶の内容は、100%自分で考えて、本来の会議の趣旨からはかなりズレるのですが、震災を受けての、海外の日本人社会の支援の動きや海外からの様々なサポートに触れて、「世界は繋がっている。世界は日本を応援してくれている。」そんな話をしました。そして、その後の昼食会で、「我々も、日本のために何かできないかと考えていた。貴方の話を聞いてその思いを深くした。何かアドバイスを頂けないか」と、ある、とんでもない、いや途方もない団体の方から、お話を頂いた。それは願ってもない話、ということで、中期的な支援として、被災地が元気に立ち直るためのサポートをお願いしたいということで具体的なプランについても語ってしまった。・・・本当は、相手が誰なのか書けば、えーーーー!それは凄い。という話なのですが、今の時点では、ちょっと書けません。実際、実現するかどうかは、分からないのですが、やっぱり、本当に必要だと思うことは、熱く語ってみるもんですね。そうすれば、きっと、力になろう・一緒にやろうという人が出来くる。出てこないかもしれないけど、駄目で元々ですしね。今日は、それだけ書いておきたかったのです。ではまた。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.30
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今日は、また、震災被災者支援チャリティ・ガイドウォークに参加しました。ウェストミンスター地区を回りましたが、大変楽しく勉強になりました。その後は、この春に赴任してきた人達のプチ歓迎会。新たなメンバーで再出発です。実は、明日からパリに出張です。重要なイベントに参加し、私が冒頭の挨拶等をやります。というわけで、明日はブログは書きません。 さて、震災発生以降、ロンドンともヨーロッパとも関係のない記事ばかり書いてきました。思いのほか多くの方に読んで頂き、実際、励ます積りが励まされたというようなことさえありました。ただ、明日はパリにも行くことですし、そろそろ、私は私なりに、普段通りの記事を書いてみようと思う。 震災があった日、私は、出張でスペインにいた。詳しい業務内容は書かないが、幾つかの現地企業とのミーティングを行った。その日の朝は、マドリッド郊外にある、サンタンデールという銀行を訪問した。日本では、あまり馴染みがないかもしれないが、総資産で欧州トップのメガバンクである。 ここの本社は、とにかく桁外れだ。はっきり言って筆舌し難い。先ず、どこからが敷地なのか分からないような平原の中に、受付センター塔のような建物が現れる。その建物は本当に受付だけのためにある。ホールには美しい画像が流れ、迎えの車に乗るまでのスペースには、フェラーリの小型のロボット(※大きな円形掃除機みたいに見える)が動き周っていたりする不思議な空間だ。 あっけに取られながら、迎えの車に乗り込み、走り出すと、先ずは従業員向け保育園が現れる。企業の託児所をイメージしてはいけませんよ。明らかに中規模以上の保育園です。そこから進んでいくと、何と、右手にゴルフコースがあるじゃないですか。そう、本社施設内にゴルフコースがあるんです。そして、着いた建物、1階には大きなホールに、見るからに高そうな絵が。そして奥に進むと、何と博物館があるじゃないですか。博物館の受付の人に教わって、やっと目的のオフィスに到着。 とにかく、我々日本人にとって、規格外なのです。皆さん、スペインは経済危機だと認識されていますよね。確かに、かつての主力産業であった労働集約型の産業は、より低コストの東欧などに押されて苦境に陥っているのは事実です。不動産バブルの崩壊で、中小金融機関の中には経営不安がささやかれるところもあります。でも、この王国に潜入すると、そんな話は一体どこの国の話だろうと思ってしまいます。ちなみに、儲けの源泉はかつての植民地である南米です。果たして、日本の企業で、このような王国のような本社施設を持つ企業があるだろうか。もし、日本のメガバンクが敷地内にゴルフコースを持っていたら、預金者や監督当局はどうするだろうか。間違いなく、こてんぱんに攻撃されるだろう。ただ、資本主義の世界で、経済を回して、より豊かな生活を営んでいこうと思うのであれば、こういう"遊び"というか、ラテン系の奔放さ、みたいなものを、もう少し、日本人も見習った方がよいのではないかと感じたのです。もちろん、今、こんなことを言えば、"不謹慎"と非難されることは重々承知していますし、多分、今はそういうことを考えるときじゃないと、99.9%の人が言うでしょう。でも、あまりに自粛・不謹慎モードが漂う、今の日本には、ラテンのノリを少し混ぜるくらいで丁度よいような気もするのです。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ </p><p>
2011.03.28
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久しぶりのイギリス・ロンドンの話を書く。今日、ロンドンの中心地で、25万人(主催者発表数字)参加という空前の規模のデモ行進が実施された。国会や官庁のあるウェストミンスターからピカデリーサーカス・オクスフォードサーカスといったショッピングの中心地を通り、ハイドパークに集合。東京で言えば、永田町・霞が関から銀座を通って日比谷公園に戻るようなイメージだろうか(東京以外の人ごめんなさい)。デモの目的は、緊縮財政による人員カット・サービスカット・給与カットなどに反対することで公務員組合主催だ。既に、何度も書いているが、イギリスは、国家財政の立て直しを目的として、かなりドラスティックな緊縮財政の採用が決定している。初めのうちは、基本的には、和やかでお祭りのようなデモ行進だったのだが、残念なことに、今回も、一部の確信犯的な暴徒(※デモ主催団体とは無関係)が、破壊行為に走った。紅茶で有名なフォートナム・メイソンが一時占拠されたほか、ホテルリッツ、TOPショップ、HSBC等が大きなダメージを負った。それ以外にも沢山の商店などが被害にあっているし、多くの警官や市民にけが人も出ている。今回のデモでもう一つの注目されたのは、これまで「財政立て直しは必要」という基本的立場を与党と共有しており、また、昨今のデモ行為が暴力行為を伴うことが多いこともあって、デモに距離を置こうとしていた労働党(※組合を支持母体としている)の党首であるミリバンドが、デモ後の集会に参加し彼らを支持する姿勢を鮮明にしたことだ。日本の危機に目を奪われて、影は薄いかもしれないが、英国も財政危機、欧州危機の波及、インフレ(5%近いインフレが続いています)、新たな戦争(対リビア)と非常に難しい時期にある。これまでは、自己批判(過去の労働党批判)と国難への対応のための協調姿勢が目立ったミリバンドが、遂に、攻撃的野党へと舵を切ったように見える。どこへ向かおうとしているのか要注目だ。さて、全く関係ない話だが、今日は、毎週恒例で、日本にいる子供達とスカイプで会話する日だ。新中一の息子は、今日から塾の春期講習。「早起きしなければいけなかった」とか「宿題があるんだ」とか言いながら、凄く嬉しそうだった。毎日、家にいるので、こういう日常というか普通に勉強したりできることが嬉しいようだ。新中3の娘は、外国映画を英語で観たり、読書三昧らしい。節水や節電の話をしてくれるのだが、何だか楽しそうでもある(不謹慎と感じた方、ごめんなさい)。子供って逞しいですね。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.26
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今朝、TVのニュースを見ていて、久しぶりに、(少し前のまでの)平和な日常を思わせるニュースに目が止まった。今日、イギリスでは、iPad2とニンテンドー3DSの発売が開始されたのだ。徹夜で並ぶ人達の様子や、待望の品を手に入れて狂喜する若者の姿など、ちょっと前までには、日本でも見られた日常風景であった。ちなみにロンドンのアップルストア旗艦店前の行列に1番乗りした人は、33時間半前に並び始めたらしい。一方、iPad2の日本での発売開始は、震災の影響で延期になったと聞く。アップルは、震災による影響について詳しくコメントしてはいないようだが、震災による主要部品の供給不足も発生しているのではないかとの噂もある。ちなみに、iPad2には、東芝製フラッシュメモリーチップやAKMセミコンダクター製電子コンパスなど日本から供給している部品が5種類使用されているそうだ。もちろん、供給先の分散化もある程度測られているので、実際に何が起きているのかは分からないが、この種の電子機器の製造において、日本の工場は、重要なサプライチェーンの一部となっていることは間違いない。サプライチェーンと言えば、以下は、記事からの抜粋だが、「電気・家電製品の核心部品に用いられるガラス繊維、金属部品、フィルムなどの素材に関しては、日本企業が世界の66%のシェアを占めていて、旭硝子はプラズマディスプレー用ガラス基板の80%、住友金属は液晶パネル用基板の90%、日本ゼオンは携帯電話用カメラレンズ用樹脂で90%のシェアを誇っている」のだそうだ。また、被災した日立製作所の子会社、日立オートモーティブシステムズの北関東の工場で製造されていた、エアフロー・センサーの調達難は、米国のGMの工場を一次生産停止に追い込んだ。エアフロー・センサーはエンジンに送り込まれる空気の量などを測定する装置で、日立オートモーティブシステムズが世界シェアの60%を握っているとのことだ。やはり、世界は繋がっていて、日本企業の復活無しでは、世界経済が上手く回っていかないということである。ある意味誇らしくもあるが、ただ、世界の企業は、これを機に、サプライチェーンの分散・多様化を推進してくるであろう。日本企業としては、強みである先端技術を守りつつも、新興国などでも基幹部品を供給できるような体制を採っていかなければならなくなる可能性が高いのではないだろうか。そして、このことが、結果的に、日本の構造改革・国際化に繋がっていくかもしれない。さて、くだんのiPad2、欲しいな、買おうかな、という気持ちもあったのだが、どうにも今は購買意欲が湧かないので、止めておくつもりです。それに、ロンドンで高額消費しても、日本経済に貢献しませんしね(^^)。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.25
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遂に、原発問題が野菜や水道水にまで波及した。日本にいる皆さんは、本当に不安で一杯だと思う。イギリスから野菜や水を送るわけにもいかず、昨日から、また、何も出来ない無力感の揺り戻しを感じているところだ。私には、妻と2人の子供がいて、東京近郊の(高層)マンションで暮らしている。私は、ロンドンに単身赴任の身だ。ちなみに、震災発生の日には、出張先のスペインにいた。アポイントメントの合間に何度も連絡を試みたが、その日のうちには連絡が取れなかった。正直に言えば、震災以降、仕事があまり手につかず、情報収集などに時間を費やすことが多くなっている。少しでも良質な情報を集めて、必要とする人に届けられればという思いからだ。しかし、情報はあくまで判断のための材料に過ぎず、私が代わって判断出来るわけではない。もちろん、そうすべきでもない。昨日も、「赤ちゃんには、水道水を飲ませないように」との注意勧告があったことを受けて、「一方で、ミネラルウォーターで、粉ミルクを調乳すると、赤ちゃんはお腹を壊すので、粉ミルクメーカーは、注意文を出している」という話を流した。全てのミネラルウォーターが駄目な訳ではないので、政府・自治体に正確な情報提供をお願いしたいという趣旨を添えて拡散して下さった方もいて、少しはお役に立てたのかもしれない。ただ、一方で、「それならどうすればいいんだ!」と不安や苛立ちを感じた方もいらっしゃったようだ。ただの素人で最後まで責任を負うことのできない自分が、センシティブな問題の情報提供をすることに難しさを痛感した。今回の震災では、多くの方が、(おそらくは)善意で、自らが有益だと思う情報を発信していらっしゃるに違いない。中には、危機を煽っているんじゃないかと非難されている人もいるが、彼らは彼らなりの「正義」を感じているのだろう。ただ、気をつけないといけないと思うのは、「危険だ」という立場の人と「安全だ」という立場の人が、共に、自分の立場に不利な情報には目をつぶって、自説に有利な情報だけを発信しようとしてしまうことだ。今は、本当の非常時だ。会議室でディベートをしているのではないので、新たな情報を得て、自分が間違っていたかもしれないと思えば、すぐに訂正する、補足が必要だと感じたらすぐに補足する、そういう姿勢が何より重要だと思う。さて、話を戻すが、私という個人単位の判断においても、家族をロンドンに呼び寄せるという選択肢も考えられる。私にとって家族を守ること以上に大切なプライオリティは存在しないが、今は、家族が日本にいるという判断をしている。子供達曰く、「将来、世界を幸せに出来るような大人になるために、今はここにいて一生懸命勉強する。」のだそうだ。実際、今起きていることに対しては、何が正解かは分からない。世界で起きている問題には、算数の教科書のように答えは書かれていない。これからの日本は、誰かが何処かに答えを持っていると思って、回答ページを探すのではなく、自分で答えを見つける必要があるのだろう。1+1=2と覚えていれば解決する問題なんてなくて、1+1をどうやったら3や4に出来るかを皆で考えていかないと日本は本当の意味で立ち直れることはできないかもしれない。残念ながら、学校では教えてくれないのかも知れない。「世界を幸せにするため勉強する」という頼もしい子供達に、本当に必要な勉強とは何かを教えるのが、私の重要な役目だ。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.24
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本日も、一部の地域で、計画停電が実施されたようだ。計画停電については、様々な経済活動等に支障をきたしているほか、信号が消えた交差点で交通事故が発生して死者が出るなど、様々な形での混乱が生じているようである。通知の不手際などもあり”無計画停電”等と揶揄された。日本でなければ、案違いなく、暴動が起きていただろうとも思われる。既に、使用していなかった火力発電所の利用を再開するなどして、必死の復旧作業が進んでいるとも聞くが、少なくとも電力消費のピークである夏場については、確実に、計画停電が必要となるのだろうと言われているようだ。どう考えても、計画発電は、実施せずに済めば、それに越したことはない。そこで、何とか代替策はないものかと様々な議論がなされている。中でも、有力な代替策の候補として、既にいろんな人が論じているのが、電気料金の値上げだ。モノやサービスの値段(価格)を決めるのは、基本的に、需要と供給である。したがって、そもそも、最も需要が集まる季節・時間帯について料金を高くすることは、ある意味で、自然なことである。もちろん、今回の原発事故に人災的な部分があるとすれば、個人の感情として、料金値上げを受け入れ難いと考える人が多くいることは当然であろう。ただ、残念ながら、大規模停電が発生して困るのも、東京電力が破綻して困る(多分、税金で救済するだろう)のも、消費者(国民)である以上、これらの最悪の事態を防ぐための方策として一定の負担増があってもコスト対効果的に有効であるとすれば、それは選択肢の一つとして検討することもありえると思う。難しい話はともかく、大規模停電を起こさないために節電が求められるのは、特定のピーク時間だと思う。このピーク時間についてのみ、大幅な料金値上げを実施すれば、企業も個人も抜本的な節電に走るのではないだろうか。もちろん、一斉に電気を使い始めないように、地域ごとに少しずつずらすような工夫もいるだろうし、大口需要先には個別の要請も必要だろう。他にも、早稲田大学の野口悠紀雄先生が提案されている「契約アンペア数毎に設定されている基本料金の抜本改定で、低アンペア契約への変更を促す」といのは、秀逸なアイデアだと思う。低アンペア世帯では、一度に多くの電力を使用するとブレーカーが落ちてしまうので、節電せざるを得ないわけですから。それと、これは、もしかしたら暴論かも知れないが、スペインを見習って、シエスタ(昼間に2~3時間、経済活動を停止。基本は昼寝。)の導入を検討してもいいかもしれません。もちろん、職住接近していない人も沢山いますし、いろいろ難しい点もあろうかとは思いますが・・・。計画節電と無縁の場所から、気楽で勝手なことを書きました。お気を悪くされた方がいらっしゃれば申し訳ありません。ただ、イギリスは、普段でも、電気や水道が突然止まり、復旧にも苦労してますので、ご容赦ください(^^)。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。イギリス部門1位独走中! "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.23
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今日は、今話題の「プロ野球セリーグ開幕日問題」について書いてみよう。震災以降、「日本で頑張っている方・苦労されている方が沢山いらっしゃる中で、事情も分からない安全地帯から批判めいたことは言わない」と決めているのだが、まあ、この話題ならよいだろう。軽くおさらいすると、震災後、被災地仙台を本拠地とする楽天を含むパリーグは、早々に開幕日を4/12に延期することを決定した(4月中は、東北電力・東京電力管内はナイターは非実施)。それに対し、セリーグは、当初予定通りの3/25を開幕とすることを一旦決定し、政府からの再検討要請、選手会及び世論の反発を受けて、今度は3/29開幕に変更した。しかも、4/5には東京ドームでナイターをやるといういことでもあった。その後、世論の反発はすさまじく、今日になって、蓮舫節電啓蒙大臣が日程の変更の検討を求めたほか、高木文部科学大臣も、4月中のナイター実施について再考を求めており、再度の見直しを検討するそうだ。私は、ビジネスマンなので、ビジネスの観点から言うが、これは、リスクマネジメント上、最悪の対応である。批判を受けて、小出しに対応するのは、いわゆる、“Too Little too late!”で、結果的に、信頼を失うだけで何も得るものがない。また、初めの段階で、最高実力者がツルの一声を発していることから、結局は、この方の意向に沿ったのだろうとの見方がなされてしまっている。これも最悪なのだ。何でも、このお方は、「開幕延期だという俗説(選手会の反対)もあったが、(太平洋)戦争で負けてわずか3ヶ月で選手や監督は野球をしようと立ち上がった。」と発言されたとか。また、同調された他球団の代表も一様に、「国民に夢を与えることが重要」といったことを仰っていたようだ。太平洋戦争では、日本国民全体が、長期にわたって厳しい生活環境に置かれており、そういう中から自分達と同じ環境の中から一歩前へ踏み出そうとした若者の姿は、人に感動を与えたであろう。しかし、今回はそうではない。あくまでも特定の地域の方々が被災され、普通も生活を奪われて、今後の生活に不安を覚えておられる。そして、皆で、節電や復興に協力しながら、不便にも耐えていこうというステージなのだ。また、プロ野球が多くの人々に感動を与えるものであるという表現に誰も違和感を感じなかったのは、おそらく、長島さんが引退するくらいまでであって、我々の記憶に新しい感動は、サッカーのアジアカップやワールドカップでの日本代表選手たちの奮闘振りなのである。そのサッカー協会は、1ケ月以上もリーグ戦を中断した上で、4月23日開幕(4月中は、東北電力・東京電力管内はナイターは非実施)とすることを決めた。その一方で、3月29日に大阪で、チャリティマッチを実施し、欧州に散っているスター選手たちも皆、集結するのだと言う。そういう時代だからこそ、某W氏の発言は、時代錯誤の上から(勘違い)目線という印象にも繋がったのだと思う。もちろん、私は、スポーツが持つ力は素晴らしいと思っている。やれば感動を覚える人もいるかもしれない。ただ、何が正しいかなんて誰にも分からないのだから、少なくとも、プロ野球は誰のものかという視点から、答えを探さなければ正解には近づけないと思うのです。プロ野球は「ファンに夢を与えるもの」つまり、ファンのためのものだというのなら、(一部の実力者ではなく)ファンの声を聞いて決めるべきなのではないでしょうか。プロ野球は、我々オーナー企業のものだという匂いをぷんぷんさせながら、「ファンに夢を!」なんて言うから、みんな怒っているんだと思う。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.22
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さて、今日は、久しぶりに震災関連と違う話を書こうと思う。こちらの新聞やTVでも、トップニュースが、リビア関連に入れ替わった。と言っても、実際には、世界中が日本に目を奪われていただけで、それをいいことに?リビア情勢は、その間も益々悪化していたのだ。実際、私の知人であるジャーナリストの方も、当に地震のあった日にリビアからロンドンに戻られた。カダフィ軍による攻撃が激化して報道陣の身の安全も確保されない状況となっていたからだ。そして、昨日、遂に、米・英・仏を中心とする多国籍軍によるリビア空爆が開始された。今般の武力行使に際しては、イラク戦争等の反省も踏まえて、出来る限り、国際的な合意に基づいた人道的な見地からの行動として位置づけられるように細心の注意が為されているようだ。航空禁止区域の設定について国連決議を経た上で、軍事介入については、アラブ連盟の支持も取り付けている。また、あくまでも、リビア市民を守ることが目的であって、カダフィ政権の転覆を目的とするものではないということを何度も強調している。しかし、普通に考えてみれば、内政干渉はしないと言っても、カダフィをそのまま残して、平和的に民主政権に移行するなどということは、とてもとても想像できない。結局は、果てしない内戦の継続によって国が分断されるか、カダフィ政権が維持されて反政府運動組織等に対する容赦ない弾圧が繰り広げられるか、反政府組織によるカダフィ政権転覆か、という末路以外に、現実的なシナリオは思い浮かばない。いずれにせよ、軍事衝突が拡大・長期化し、多くの犠牲者とそれに連なる憎しみの連鎖を生み出すことになるのは最悪のシナリオであり、早期の解決が望まれる。つまりは、カダフィを取り除く以外には手がないのではないかと思われる。今回の問題が複雑なのは、問題がリビアだけではないということだ。今回の多国籍軍による空爆にはカタールも参戦すると言っているし、バーレーンなども支持を表明している。しかし、この多国籍軍側に立っている政権も、民主化運動と対峙している最中なのだ。つまりは、仮に、今後これらの国で民主化運動が激化した場合には、文字通り、昨日の仲間が今日の敵になるやもしれないということだ。更に言えば、イエメンなどは、アルカイダの巣窟だと言われており、現政権は、米国のアルカイダ掃討作戦にも協力している親米政権だ。そして、そのイエメンでも、18日に治安部隊の発砲で52人が死亡するなど、民主化運動の弾圧は、臨界点に近づいてきている。今日には、陸軍の重鎮とも言われる指令官ら4名がデモ隊への支持を表明するなど、事態は風雲急を告げている。さて、そのとき、米国を中心とする国際社会(多国籍軍)はどうするのだろうか?アルカイダと戦ってきた政権と戦う等という方策が取りうるのか?世界は、本当に混沌の中に入ったのかも知れない。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.21
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今日は、英国公認日本語ガイド協会が主催されている「チャリティ・ガイドウォーク」に参加しました。このイベントは、英国在住の日本人ガイドの方が、今回の震災の被災者支援のために急遽立ち上げられたもので、参加料(1人10ポンド以上)は、全額、英国赤十字の「東日本大震災基金」に送られる。※イベントの詳細は、以下です。まだまだ、続きますので、参加できる方は是非!!https://sites.google.com/a/jrtga.org/public/news本日のコースは、大英博物館。1時間半のツアーであった。公認のガイド試験といういのは、それ程簡単なものではなく、ガイドの方は本物のプロだ。お話も楽しく人柄も素晴らしく、大変貴重な経験をすることが出来た。大英博物館には何度も行っているが、やはりあそこへ行くとイギリスの奥深さみたいなものを感じる。略奪品の集まりだと言う人もいるが、多くの展示物は、保存・研究を目的として運ばれた来たものであり、(不当だとの批判もあるが)売買契約等に基づいて持ってこられたものだ。例えば、パルテノン神殿の彫像なども、爆破事故の後、そのまま辺りに転がっているのを見て、このままでは地元の人などが勝手にもって帰ってしまう恐れもあるとして、研究目的で買い入れたものだ。他にも、中東(メソポタミア文明)の遺跡などは、実際イギリスに運ばれていなければ、保存されていなかったであろうものが多いと思われる。また、これらの展示は、全て無料で見ることが出来る。世界中の人々が見れるようにという配慮であり、寄付金で運営されている。イギリスは本家本元の格差社会であることは事実ではあるが、若くて多感な時期に、文化・教養に触れる機会について格差があってはいけないという、機会平等の意識も高いのだ。さて、チャリティガイドだが、(許可を得ていないので、名前は出しませんが)本当に素敵な方で、今回の震災で、「自分も出来ることをしたい」という思いから、このツアーを企画されたとのことだ。外国に暮らす日本人の多くは「自分が、安全地帯にいて日本にいる人達と不安等を共有することもなく、何か直接的な支援なども出来ずに、ただただ、状況を見守るしか出来ないことに対する無力感(一部の方は罪悪感)」みたいなものを抱えていました。しかし、少し時間が経って、皆、「日本のために、被災者を助けるために、自分達のできることをやろう。」ということで、次々に様々な動きが始まっています。先日のブログに書いた葉加瀬太郎さんの縦断コンサートもそうですし、あの、世界的バレリーナの吉田都さんも、今日、ロイヤルバレイで踊って下さったそうです(※私も駆けつけたかったのですが、すぐに売り切れたようです)。元気で生きている(生かされている)人間は、自分の出来ることを精一杯やりましょう。私も私に出来ることを精一杯やろうと思う。松山千春さんも言っているように、「知恵がある奴は知恵を出そう、力がある奴は力を出そう、金がある奴は金を出そう、"自分は何も出来ないよ"って奴は元気出せ」 ですね。ps.昨日のブログですが、何故か分かりませんが、2万6千件のアクセスがありました。とても伝えたかった内容ですので、凄く嬉しいです。有難うございました。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.20
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ある方に教えていただいて知ったのだが、日本にから帰国したイギリス人学生のインタビューを読んで、この話は、一人でも多くの人に伝えないといけないと思った。イギリス政府は、今週、日本滞在の英国民に、東京以北からの退避を勧奨した。正確にその勧告文書を見れば、日本政府の発表に対する信頼を示したうえで、生活インフラの不安定などを踏まえて、退避出来る人は退避した方がいいという勧告であったが、「英国政府が自国民に東京退避を勧告!」等という見出しだけを見た人が、「日本政府は嘘を言っている、何故なら、英国は本当のことを知っていて自国民を守ろうとしているじゃないか。」というような風評も流れた。 ただ、(真相は知りようもないが)、帰ってきた英国人の学生たち。彼らの多くは、ギャップイヤー制度で日本に滞在しているだけの軽いノリの学生であるから、それならばとささっと帰ってくるのが普通なのだが、帰ってきた理由は、「本来であれば被災地に回るべき食料や物資を自分たちが消費してしまうのは忍びない。帰るところがある人間は帰るべき」と考えたとのことだ。ほとんどがそうなのだ。これこそが、”地球人”の発想だ。もしや、彼らは、逃げたと思っている人がいるかもしれないと、思いこれを書いている。そして、今日、リビアへの国連軍の空爆が始まった。もっと早くやれという声もあったが、今回は、きちんと国連の枠組みを使って、皆が納得する形で実施することに拘り、カダフィへの国際的な圧力を強めて、カダフィによる停戦宣言違反を機に、出撃した。まだ、評価するには早いが、これまでのイラクやアフガン侵攻とは明らかに異なる対応だ。批判を恐れずに言えば、オバマ、クリントン、サルコジ、キャメロンの言葉を聞いていると、やはり、日本の彼らの輪の中に入れるようになるべきではないかと思える。もちろん、こういう動きの裏で正義とは相容れない行動を取っている人もいるだろう。でも、今、世界は大きな転機を迎えているような気がする。我々日本人こそは、今回の経験を奇貨として、真の”地球人”というものを目指すべきではないかという気がしている。石原都知事ではないが、そうやって大きく踏み出すきっかけにしなければ被災した方も浮かばれないだろう。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.20
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今日は、あのバイオリニストの葉加瀬太郎さんご出演のチャリティコンサートに行き、些少ではあるが、出来る範囲の寄付をしてきました。念のために申し上げておきますと、葉加瀬さんは、NHK連続テレビ小説「てっぱん」のテーマ曲や劇中音楽も担当されている売れっ子で、タレントの高田万由子さんの旦那さんとしても有名ですね。葉加瀬さんは、現在ロンドンに在住されており、今週に入ってからは連日、被災地への寄付を目的とするコンサートを開催されている。場所が押さえられない場合には、デパートや駅の構内などでも演奏されているほどの献身ぶりだ。本当に素晴らしいことだと思う。今日のコンサートも本当に心のこもった素晴らしいもので、特に、最後の曲に選ばれた「ひまわり」は、連続TV小説てっぱんの主題歌でもあるが、日本人の平和な日常を象徴する曲であり、お嬢さんと2人で行われた演奏に心を打たれた。葉加瀬さんは、もちろん、自分のためにやっているわけではないのだろうが、あんな風にして父親の背中を娘に見せられることを羨ましくも思える感動的なエンディングであった。やはり、感性が豊かで、他人に深い感動を与えることの出来るの方の心といういのは、深い愛に満ちているんだな、と感じた次第。また、その逆で、そのような心の持ち主であるからこそ、人を感動させることが出来るのかも知れない。加えて、このような行動力も、彼の才能を際立たせているのだろう。少し話が変わるが、日本で不安な日々、イライラな日々をお送りになられている皆さんも、たまに豊かな音楽を流されてみてはいかがでしょうか。また、日本では、不謹慎、自粛ムードで、コンサートなどは軒並み中止になっていると聞く。現場を知らないので無責任な意見と思われるかもしれないが、音楽には人を勇気づけたり、心を安らかにする効果があるのは間違いない。今日、葉加瀬の演奏を聞いていて、(皆さんのご苦労とは比べ物になりませんが)無力感と焦燥感に駆られていた私の心もすごく安らかになって、自分のできること・やるべきことをしっかりやろう、という前向きな気持ちが沸いてきた。頑張ろう。大丈夫だ。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.18
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今日は、某著名資産運用会社が主催するシンポジウムに丸一日出席をしていた。豪華なスピーカーによる最新の世界経済分析が聞けて大変勉強になった。ただ、今日書くのは、そういう難しい世界経済の話ではない。会場は、超一流ホテルのボールルーム。エリザベス女王も来たことあがる部屋だ。各テーブルには、2種類の水(ガス入りとガス無し)とジュースが1本づつ並んでいる。私が、水を半分程飲んで休憩から戻ると、残りのボトルは下げられ、新しい水がまた並んでいる。普段であれば何とも思わないのだが、それを見て、なんて勿体無いんだろう。この水を日本の被災地に送ってあげることが出来たらどんなにいいだろうと思ってしまった。昼食も、当然、豪華なコースで、パンやケーキは、配膳した後も、お代わりできるように沢山盛られているが、誰も食べる人はいない。あれは、きっとそのまま処分されたのであろう。何ということだろうと思った。普段なら、そんなことは考えもしないのに・・・。と、そこまで考えて、ふと気づいた。よくよく考えてみれば、今でこそ、私は、そんなふうに感じているが、今まで何も感じずに暮らしていたときにも、世界のどこかで、災害に苦しみ、飢えや病気と戦っている人がいたはずなのだ。人は熱しやすく冷めやすい。もちろん、辛いことを忘れるからこそ明るく生きていけるのも事実だが、今回の大地震において、それぞれが感じたこと、世界とのつながりや日本人としての誇りなども含めて、忘れずに胸に止めておく必要があるな、とそんなことを考えた。ちなみに、そのランチだが、普段は、見ず知らずの外国人とランチをするときには、話題探しに苦労するのだが、さすがに今日は、いくらでも話すことがあった。ただ、「原発は、実際どうなっているのか?」という質問には、日本語でも答えられないので、困ってしまったが。それと、何故、こんなに円高が進んでいるのか?と聞かれ、こっちが聞きたいと思いながらも、一般に言われているとおりに答えておいた。それでも相手の頭の上には?が浮かんでいたようだ。最後に、前向きなことを書いておく。多くのエコノミストや経済・運用の専門家が登壇したが、皆、日本経済の実力(底力)を高く評価しており、必ず立ち直る、と言っていた。世界も日本の力を信じている。我々も信じて頑張りましょう。 お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.17
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私が、今、地震・原子力発電所事故等の情報について、最も有効に活用しているのが、ツイッターだ。各自が重要だと思われる情報を流し、それがリツイートされるため、極めてタイムリーで実際的な情報が入手できる。実際、被災地でも各自治体などが避難情報などをツイッターを活用して流しているという。寄付などの動きにも有効で、ツイッターは、社会的インフラとしての地位を固めつつあるように思う。ただし、ツイッターには、やはり、デマ・怪情報の類が流れて、人心を惑わすという副作用もある。今日も、鳩山前総理や仙谷民主党代表の発言とやらが何度も周ってきたが、全くのデマらしい。私が昨日とても気になったのが、外国人の日本からの関東地方からの避難や国外退去といった方法に対する一部のツイートだ。簡単に言えば、「原発事故の状況に関し、日本政府は、大丈夫だと言っているが、外国人はどんどん逃げている。これはおかしい。日本政府は何かを隠しているに違いない」という趣旨のツイートだ。私は、何の情報も持っていないので、確たる根拠は何もないが、この発想は明らかにおかしいと思う。自分が海外に住んでいるので分かるが、言葉が理解できず、習慣も違う国で、災害等に遭遇するのは、想像を絶するほどの不安である。また、母国にいる家族などには、日本の詳細な情報は分からないので、尚更に不安であり、一刻も早く、少しでも危険だと思われるところからは離れて欲しいと思うのが普通である。そもそも、彼らにとっての日本語は、我々にとってのアラビア語のようなものです。言葉が通じない国で、パニックに遭遇したり事故にあって病院に運ばれることを想像して見てください。英語圏であるイギリスでさえ、同じようなことが仮に発生すれば、私は部下やその家族を日本に帰すと思う。だから、差し迫った危機でなくても、外国人が危険かも知れないと思われる場所(そして、生活も不便となっている場所)から離れるのは、いたって普通のことだと思う。だいたい、地震に慣れていない外国人は、震度3くらいでも、震え上がるんですから。それに、停電で電車が止まっても必死で何とか会社に行こうとするメンタリティは、日本人に特有のものでもあり、彼らの場合、祖国でもない土地で仕事に執着して土地を離れようとしない人の方が普通じゃないと思われるだろう。と、ここまで書いたところで、今、英国政府が、イギリス人に日本国外退去を命じたという噂が入る。BBCニュースでやっていたという。・・・今、ニュースで、確認したが、国外退去退去せよとは言っていない。不要不急の日本への入国は控えること、30キロ半経の外であれば健康に問題はないこと、ただし、状況は複雑化しており今後の状況が分からないことと交通事情・食料等の物流事情に鑑みて、南部への移動等が好ましいこと、を説明していた。これも、間違いなく、BBCニュースを見てもいない人が、BBCニュースの話として言いふらしているに違いない。多分、イギリスは本当のことを知っているんだというような尾ひれ付きで。だから、外国人の脱出を理由として、日本は本当はもう駄目だ(日本政府は、何か隠しているんだ)などと言ういのは、本当にやめて欲しい。私は専門知識も特別な情報もないが、こういうことは言い続けていこうと思う。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.16
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今日も、やっぱり、震災・原発事故のことが頭を離れず、他のことを書く気にはなれない。電子力発電所の事故の情報は錯綜し、そして静岡でも震度6強の地震。眠れる夜を送る人々も多いのだろう。繰り返すが、安全地帯にいて、苦しみや不安をリアルに共有していない者としては、そんな場所から偉そうに頑張っている人達の批判めいたことは一切言わないことを誓い、あやふやな情報は避けて、少しでも応援となるメッセージを発することが出来ればと思っている。さて、昨日から関東地方で計画停電が実施され、電車の運休などで、大きな混乱が見られたようだ。計画が二転三転し、被災者の避難所にまで停電が及ぶなど、無計画停電という批判も受けているようだ。ただ、一説によれば、日本人の類稀なる団結力・自己統制力によってか、かなりの節電効果が見られたために、計画停電の必要性が薄れたことが、計画変更の理由とのこと。何とも評価し難い問題だ。どうやら、出社こそしたものの、帰宅難民になってしまった人も多いとか。ここは、日本人のある種の(愛すべき)欠点だと思う。“不要不急”の業務に従事している人の場合には、休めばいいものを、とりあえず、出社してしまうのが多くの日本人の習性だろう。まあ、物凄く意地悪な見方をすれば、「そんなbことを認めたら、自分の業務は、毎日、丸ごと不要不急になってしまう」と言う人もいるかもしれない。正直に言えば、私も、以前であればそういう行動に出た可能性が高い。でも今は、組織を預かる身ともなり、本当に自分でなければならない仕事の場面と言うのは少なければ少ないほど良いのだということが分かってきた。今は、普段の業務は”不要不急”であっても、本当に自分が判断をし行動をすべきときに正しい選択をするための準備活動みたいなものではないかと思っている。もちろん、経済活動を止めてしまうのは、今後の日本経済の建て直し(ひいては、被災者支援や復興支援)へのマイナス影響を及ぼすものであるから、働ける人は働いて、消費できる人は消費すべきであるが、節電必要な地域の方で、仕事等を休める方は休まれて、色々なことを考える機会とされるのも悪くないのではないかと思う。そして、状況が落ち着いたら、被災者方々の分もバリバリ仕事しよう。そして日本の復興の力となろう。今日は、結局、少し偉そうなことを書いてしまいました。兎に角、今日も、ただひたすら、多くの方の無事と事故対応の成功を祈っています。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.15
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今、私がこうしている間にも、多くの方が、不安や失意の中にあり、また、多くの方が人命救助や原発事故防止等のために必死の働きをされている。おそらくは、瓦礫の下や海上で助けを待っている人もいるかもしれない。私は、このような安全地帯にいながらにして、誰かに偉そうなことを書く積りなど到底ないし、プライベート日記や海外情報を暢気に書く気にもなれない。しばらくは、そういった気持ちを持ちながら感じていることを書き続けることになると思う。まず、原発関連のニュース。イギリスのニュースでは、今は、この話題がメインで、専門家による丁寧な解説が続く。噂では、日本では、計画停電や救助活動のニュースが中心で、あまり詳しく報道されていないとも聞く。一方で、デマと思われる情報・流言飛語も飛び交っているようだ。私は専門家でも何でもないので、何とも言えないが、少なくとも、英国のニュースを見る限りでは、日本の技術力・対応力は、驚異的なレベルであり、大きな危機とはなっていないとと言われているようだ。安全地帯から、能天気なことを言っているとしか思われないかも知れないが、今は、文字通り命懸けで対応に当たっている方々の勇気を賞賛しつつ彼らを信じ、危機対応の成功と彼らの無事を祈りたい。そして、私が、心が震えたニュース。ユニクロの柳井社長が、個人で10億円の義捐金を寄付、企業グループと従業員から4億円、そして商品7億円相当を寄付すると言う。中でも、ヒートテックを30万点寄付するとい内容に感動を覚えた。そもそも企業の社会的な意義とは、世の中の役に立つ商品やサービスを生み出すことである。寒さに震える被災者を思えば、自社の看板商品であるヒートテックを、送れるだけ送って使ってもらおうという心意気は、当に、起業家の鏡だと思う。とにかく、まだまだ、不安や苦難が続くだろうが、どうか希望を持って頑張って欲しい。命懸けで働く人たちや決断力溢れる起業家のニュース等を見ながら、日本は大丈夫、きっと乗り切れる、そんなことを考えている。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.14
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兎に角、言葉を失いました。昨日の夜遅くにスペイン出張から戻り、久々の更新であるが、そんな話は何も書く気がしない。先ずは、お亡くなりになった方のご冥福、安否が分からない方のご無事をお祈り申し上げます。被災して不安の中で暮らしている方、ご家族や身近な方々の安否が分からずにいる方々に対して、少しでも早く希望の見える状況がくることを願っています。さて、地震発生時、私がいたスペインは早朝であり、目が覚めてホテルでTVを付けたら、既にニュースは日本一色だった。慌てて、東京近郊に住む日本の家族に電話するも、全く繋がらず大変心配な中で出張用務をこなした。最近購入したスマートフォンが、どういうわけか海外では上手く作動せず、このようなときのために購入したことを思えば、どうにも情けない失態であった。夕方にホテルのビジネスセンターに駆けつけてメールを確認しようとしたのだが、家族からの連絡があるのは分かるのだが、日本語対応していないPCであるため、中身が読めないという最悪の状況。悶々とした一日を過ごした。結局は、翌日に電話は繋がり、メールも某日系組織にお願いをしてPCを使わせてもらうことでやり取りが出来た。娘が家に帰れず学校で宿泊するなど、それぞれに大変な事態ではあったようだが、とにかく無事でよかった。今日も朝からずっと、BBCニュースを見ているが、殆ど日本一色。今は、原子力発電所の問題がと復興支援の話が中心。地震発生の当日には、未だ事態の深刻さが分からない中では、「略奪等に走らない日本人の整然とした振る舞い」への驚きや、「近所で助け合うコミュニティ力」への賛辞なども聞かれた。一報を聞いたときのキャメロン首相の「出来ることは何でもする。我々の心は常に日本の皆さんと一緒にある」と言う言葉には、正直、心が震えた。今日も、日本一ついた世界の救助部隊の姿や「(日本は豊かな国だが)子供達を救わなければならない」として寄付を募る声に、世界は繋がっているのだということを再認識した。日本人は、これまでもいくつもの危機を、克服してきた。今回の未曾有の国難を乗り越え真の成熟した国家へと成長するためのきっかけにしなければならない。少なくとも、日本は自分達だけで生きているわけではない。世界の中で助け合い、尊敬される国であらなければならない。自分に何が出来るのか、自問しながら、答えを探していきたい。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.13
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さて、実は、今日は少しピンチなのです。明日の早朝出発で、スペインに出張なのですが、資料の読み込みも含めて未だ全然準備が出来ていません。これから、荷造り他をしますので、今日は、手短に書こうと思う。ちなみに、出張中は、ブログの更新はしませんので、今度書くのは、早くて日曜日かな。今日は、私が個人的に、勉強になったな、と思った話です。例の、京都大学他のカンニング事件について、東京大学の玉井教授という方が書かれた記事が話題を読んだ(※そんなことしているから、出張の準備ができていないという噂も・・・)。もとい。教授は、警察に捜査を依頼し、犯人逮捕までしたことは行き過ぎだとする世間の声に対して、当初より、捜査・逮捕は当然で、批判は全く的外れであるという論陣を張られていた。私も、初めのうちは、何となく聞きかじって、この先生は一体何を言ってるんだろう、と思っていたのだが、偶々、先生が書かれた記事を読んで納得がいった。要するに、先生が仰っているのは、「事件発覚当初は、犯人像が特定されておらず、大学内部の犯行、試験制度に批判的な組織の犯罪などの可能性もあったのだから、内部調査などでなく、警察に捜査を依頼するのは当然。証拠隠滅・逃亡の恐れや、共犯者の存在の可能性もあるなかで、(保護的な意味も含めて)逮捕は当然。」という話である。要するに、カンニング犯人を逮捕したのではなくて、業務妨害の犯人を逮捕してみたら彼の動機はカンニングだった、という話だというのだ。私は、この先生の意見に完全に同意するわけではないが、正直、このような発想は持っていなかったし、考えもつかなかった。多面的な物事の見方が大切だと、常に、自分にも周りにも言い聞かせているが、まだまだ、修行が足りないと感じたところだ。心に刻むために今日は取り上げました。というわけで、これから資料読んで・荷造りへ。 では、少し早いですが、行ってきます! また、スペインから戻ったら書きますのでよろしくお願いします。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.09
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さて、今日はロンドンにおける親友と食事。あー楽しかった。その話は書きません。のっけから反省の弁であるが、どうも最近の私のブログは、日本の政治や社会情勢を憂うような内容が多くなってしまっている。元々は、毎日、前向きなことを書いて、元気の源にと思って始めたのだが、どうも風向きが変わってしまっている。修正しなくっちゃ。最近、またアクセスが増えてきたっことだし、今日は前向きな話にしよう。野村ホールディングスが、4月1日付で執行役財務統括責任者(CFO)に中川順子氏(45)が就任すると発表した。私と同世代の女性が、世界の“NOMURA”のCFOに就任するわけだ。CFOと言うのは、要するに、決算関係の責任者で、決算発表の記者会見やアナリスト向けの説明会を取り仕切る企業の顔である。この方(及びこの方を指名した方)が素晴らしいのは、夫の海外転勤で一度退職した後に復職し、現在の地位まで上り詰められたことだ。並大抵のことではない。日本の会社もやればできるじゃないですか。と言うか、ロンドンで“NOMURA”を見る限り、彼らはグローバル企業であって、既に日本企業ではないのですが・・・。図らずも、今回、そのことも証明されたようだ。そう言えば、昨日読んだ記事では、英国のFTSE 100を構成する代表的企業でも女性役員の多い会社の方が、明らかに株価の上昇率が高いそうだ。ちなみに、現在のFTSE 100構成企業における女性役員の比率は、12.5%とのこと。実際、機関投資家の団体からも、「女性役員を増やすべきである」とのレポートがなされたりしているので、筋金入りだ。ちなみに、明後日から、またスペインに出張に行くのだが、前回の出張でお会いした(※見ただけで私が面談したわけではない)外務大臣は女性だった。聞けば、閣僚の構成は、男女一方が40%未満となってはならないと法定されているとのこと。ちなみに、防衛大臣も女性で、防衛大臣でありながら、ちゃんと産休も取ったそうである。なお、スペインは危機じゃないかと言われそうだが、財政危機は、不動産バブルやポルトガルの影響であって、スペイン経済に特に問題はないのだ。どうやら、日本の閉塞感を打ち破るのは、女性パワーなのではないかと思い始めているところだ。ちなみに、冒頭に書いた親友も、ロンドンで長年活躍するプロフェッショナルの女性。ロンドンにいると、女性CFOなんて別に何でもないのです。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.08
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このテーマは、物凄く微妙なので、書くべきかどうか逡巡したのですが、やはり、気になることは書いておこうと思う。前原外務大臣が、昨夜、辞任を発表した。「別件辞任」等と揶揄する声もあり、本当の理由かどうか分からないが、在日外国人の支持者の方による政治献金が、政治資金規正法に違反している恐れがあることの責任を取ったということのようだ。私は、前原氏の人柄も業績もよくは存じ上げないので、全体として、彼の辞任の是非を判断する材料を持ち合わせていないが、本件だけを基準とすれば、果たして、日本の顔である外務大臣を辞任する必要があったのかどうかは疑問だと思える。(もちろん、政治資金規正法違反を構成する「故意性」があったとすれば、論外であるが、一応、それは本人が否定しているので、故意性はなく、犯罪ではなく、事務ミスだという前提での話。)おそらくは、小沢一郎氏について、「政治とカネ」の問題、というやや意味不明のレッテル貼りを行い、その実情はと言えば「政治資金報告書の期ずれ」という事務ミスのみであるという状況にあって、今回の問題を、事務ミスだから辞任するほどの問題ないという整理が出来なかったという面が少なからずあるのではないだろうか。そうだとすれば、完全な呪縛の世界だ。日本は、本当に、イジメ社会だなと感じる。結局は、こいつは悪い奴だ、となれば、とことん追い込む。カンニングした学生を家庭まで追いかけて素性をばらしてしまうくらいだ。前原氏は、小沢氏へのマスコミ報道などを見ていて、ここで辞めるという決断をしなければ、結局は、とことんまで追い詰められることを本能的に理解していたことが、今回の即断に繋がった面もあるのではないだろうか。こんなやり方で、大臣がコロコロ変わる社会というのはどうなんだろうか。いじめと同じで、対象が転校・退学してしまったら、また、次の新たな追い込み対象を探すのだろうか。我々国民が政治家に求めているものって、こういうことなんだろうか。日本社会が持つ、このような空気をもの凄く空恐ろしく感じる。今は、個人攻撃や権力闘争ではなくて、もっと違う方向にエネルギーを結集すべきときなのではないだろうか。日本にそんな余裕があるのだろうか。さて、怒ったまま終わるのは嫌なので、話を逸らす。昨日は、偶々、直前に、番組告知を見つけたので、私もロンドンにいながらにして、Ustreamで前原氏の緊急記者会見を初めから終わりまで、生中継で見ていた。本当に便利な世の中だ。しかも、ニュースのように編集もない。あー、TVって別になくてもいいな~、という思いも強く持った次第。 お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.07
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皆さん、こんにちは。今日は、このブログ「ロンドン新(米)所長日記」の300号です。昨年の春に、ロンドンに赴任(単身)して暫くしてから書き始め、出張・一時帰国時を除いて、ロンドンの自宅にいる日は、欠かさず毎日更新してきました。今日は、何故、私が毎日ブログの更新をしてきたのかについて、後付けの理由も含めて書いておこうと思う。1つ目は、「書きたいことが沢山あること」だ。日本を離れ、英国・欧州の国々で、日々色んな人に会い、色んな事象を眺めていると、様々なことを感じたり考たりする。そのことを自分なりに整理して記録しているわけだ。よくそんなに書けますね、と言われることもあるが、どれを書こうかと思ったことはあるが、書くことがないな~と思ったことは(多分)一度もなかったと思う。それと、これは勉強とか仕事とかでも言えることであるが、人間はインプットしようと思って情報収集するよりも、アウトプットしようと思って情報収集した方が、圧倒的に効率的で意味のある情報収集が出来る。だから、私は、書きながら勉強しているわけです。2つ目は、「習慣化して、書かないと気持ち悪いこと」かな。歯磨きみたいなもので、書かないと何んとなく落ち着かない。ただ、習慣化するというのは、とてもいいことで、ブログを書くためにというわけではないが、色んなところに出て行って色んな人の話を聞いたり、様々なことに興味の幅を広げようというインセンティブになっていることも間違いない。ずっと書いているとどんなことが起きるんだろう、と思って書き続けていると、実際、ブログを通じて、色んな前向きな出会いなども生まれており、これも有難い。3つ目は、「親孝行」(※これは完全に後付けです)。元々書き始めた頃は、日本にいる子供達に読んでもらおうと思っていたのだが、ちょっと、内容が難しいらしくて、今のところは彼らには不評だ(涙)。その代わりと言っては何だが、母親が携帯電話で毎日読んでくれているらしい。内容はともかく、毎朝(※時差の関係で、日本の夜中)起きて、更新されているのを確認すると、私が元気で暮らしていることが分かって安心するんだそうだ。昔の人間で田舎者の母にとっては、異国はあまりに遠く、こんなオッサンでも、一人暮らしの息子のことが心配なようだ。とても有難い。・・・お母さん、ありがとね。あとは、いつの間にか、「楽しみにしている」、「勉強になった」、「元気が出た」などと言って下さる方、応援して下さる方がいらっしゃるお陰だ。この機会に感謝を申し上げたい。本当に有難うございます。これは全くの誤算というか計算違い。正直なところ、毎日更新に拘るのがいいのかどうか思案している部分もあるのですが、今しばらくはこんな感じでやっていきますので、よろしくお付き合いください。 お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.06
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今日は、前から書こう書こうとと思っていたネタについて書きます。キャメロン政権のキャッチフレーズである「ビッグ・ソサイエティ」について、多くの英国民は、認識すらしてないという調査結果が示された。某誌によれば、ビッグ・ソサイエティ構想を知っている(Aware)と回答した人は、56%に過ぎなかったとのことである。「ビッグ・ソサイエティ(大きな社会)」というのは、「大きな政府」、「小さな政府」に対する用語で、より多くの権限を(中央)政府から、ボランティア団体や地方に移管して、政府ではなく、社会を構成する人々によって、社会的な課題に取り組んでいくという考え方を示している。より受給者に近いところで、より実態に即したサービスを、提供できることがポイントであり、自分達の問題を自分達で解決するという社会参加を促す施策でもある。日本では、ボランティア、チャリティと言えば、あたかも、無償で奉仕する慈善事業のような印象を持つ人が多いと思われるが、英国のボランティア・チャリティは、対価を貰ってもいいし、構成員が報酬(給与)を得ることも当然のことである。要は、営利団体のように、収益を投資家に分配したりせずに、目的に応じて再投資などを行う非営利法人であればよく、事業目的に照らして行政の認可を得られれば、税制優遇を受けることのできるチャリティとなれるに過ぎない。一方で、チャリティ団体等からは、ビッグ・ソサイエティ(大きな社会)」はよいのだが、小さな政府(財政カット)と同時に実現しようとすれば、これらの団体への資金援助が減ることが予想されるため、そもそも運営が成り立たないという批判もある。不足が懸念される予算の資金源としては、休眠口座の資金を原子とする「ビッグソサイエティ・バンク」が構想されている。話が逸れるが、日本にも休眠口座は存在する。特に多いのが、ゆうちょ銀行で、1千万円という預け入れ上限があったために、他人名義での加入が後を絶たないと聞く。ご本人がなくなって、遺族が知らないと休眠口座になりますよね。案違いなくゆうちょ側とグルだから、これを没収するのは社会的に大きな問題だな~。すいません。話が逸れました。まあ、正直に言って、「ビッグ・ソサイエティ」は、まだ、各論が見えてきていないので、分かりにくいことは事実である。うまく行くかどうかも不明だ。ただ、やりたいこと、目指す方向性みたいなものについては、共感できる部分が大きい。少なくとも、「友愛社会」、「最小不幸社会」よりは、ずっと共感できるので、応援しながら注目していきたいと思っている。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.04
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今、イギリスでは、自動車保険や年金保険などの保険料率に男女差を設けることの是非で議論が百花繚乱の状態にある。と言うのは、3月1日に、欧州司法裁判所が、「男女別の保険料率は違法」という判決を出したからだ。ちなみに、欧州司法裁判所は、EUの最高裁判所に相当するため、控訴や上告が為されることはない。これは大変な事態である。一般に、自動車保険については、男性の事故率が女性の事故率よりもかなり高く、特に、若年男性の事故率が圧倒的に高いことから、統計的な事故率に応じて、男性の方が女性より高い保険料を求められることになる。一方で、年金(終身年金)は、生きている限りもらえるものなので、平均寿命の長い女性の方が男性よりも高い保険料を求められる。従来は、このような考え方が、合理的な慣習として、(おそらくは世界的に)認められてきたのだが、欧州司法裁判所は、「男女平等の原則に反する」として、EU域内の保険事業者に対して、2012年12月までに従来の慣習を改めること求めた。これに対して、いくつもの概算が示されているが、一説によると、若年女性の自動車保険料は3割程度高くなるという。当然、男性の自動車保険料は若干下がる。保険料引き上げの対象となる人たちからは怨嗟の声が上がる一方、「自分は男性だが安全運転で何十年も無事故。」、「事故暦や運転距離に応じるのは分かるが、男女差は関係ない」と言った声も聞こえてくる。更には、「そんなに男女差別は駄目だ、平等だ、と言うなら、年齢別に保険料が違うのだって、年齢差別だ。」として、男女別料率の合理性を訴える意見もある。保険というのは、基本的には助けあいのための社会的なツールであって、なるべく多くの人が加入し、公平に運営されることが大切だ。あまり保険料が高すぎて、保険に加入しないドライバーが増えたりすれば、無保険車との事故に遭遇した人は、金銭的賠償を受けられないという可能性も出てきてしまう。だから、ある程度、リスクの高い人も加入できるように料率を均す必要はある。だが、明らかに統計的にリスクが異なる者に、同じ保険料を求めるのも合理的でなく、そうなれば、危険の高い人しか加入しなくなって、結局は保険制度が成り立たなくなってしまう。だからこそ、保険料の決定(さじ加減?)というものは、全員が100%納得するのは無理であろうが、皆が合理的だと思える水準というところに落ち着ける必要があるのだろう。私は、個人的には、この司法裁判所の判断は適切ではないと思っている。と言うか、これは商品・サービスをいくらで売るかという企業判断の話であって、裁判所が介入して企業に是正を求めるレベルの話ではないだろう。 例えば、30分間食べ放題のおすし屋さんがあるとする。男女同料金だと、多分、少食の女性は殆ど来ないので、結局、大食い男性ばかりが来て利益は薄くなる。男女別料金にして、女性の方が安い状況にすれば、女性も増えて、お客は増える。これと同じではないだろうか。違うかな~。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.04
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さて、昨日、アップルが、IPad2を発表しましたね。多分、日本でも大いに話題になっていると思います。詳しくは、書きませんが、薄さといい、性能といい、デザインといい、かなり絶賛されていますね。さすがです。私は、iPadは持っていないのですが、実は、年末に、買おうかどうかと、結構真面目に考えたことがあります。その時の結論は、「もう少し待ってみよう、きっと、近いうちに、もっといいものが出そうな気がする」というものだったので、(まだ新機種を買うかどうかは決めていませんが)とりあえずは、あの時、買わなくてよかったな、と思っているところだ。それはともかく、昨日の発表会における最大のサプライズは、ステーブ・ジョブズCEO自らが、登場しプレゼンを行ったことだ。聴衆は、驚きと喝采で、彼を迎えたようであり、その時点で、アップルの勝ちだ。がん治療のため病気療養中であり、重病説などが流れていたが、映像で見る限り、痩せたとはいえ、元気そうに見えた。スティーブ・ジョブズは、現代の偉人でありカリスマであることは間違いない。彼の生き様は、現代の日本人に、重要な何かを示してくれていることは間違いない。以下は、あまりにも有名なスピーチだが、もし、読んだことがない人がいれば、お読み下さい。絶対、損はしません。私も、時々、思い出しては、読み返します。スティーブジョブズの伝説のスピーチhttp://bit.ly/aXHDQm我々は、あと何回、彼の雄姿を眺めることが出来るのだろう。そして、あわよくば、彼の遺志を継ぐような日本人が、早く現れてくれないだろうか。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.03
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今日は、リビアについて書く。やはり、現代を生きているものとして、1度くらいは、書いておかねばなるまい。リビア情勢に関しては、最近になって、リビア政権が外国メディアを招き入れる方針転換をしたこともあって、かなり具体的な情報が入ってくるようになった。「デモなんて全くない。皆、私を尊敬している」、「アルカイダに毒を盛られてテロを企てるものを取り締まっているだけ」というガダフィ大佐の演説や、チュニジア・エジプトとの国境地帯に大挙押しかけて亡命を図らんとする人達の姿など、各メディアが様々な情報を伝えている。私の見る限り、現状は、民主化デモではなく内戦状態と言った方が正確だろう。国際社会としては、人権・人道的観点から、デモ参加者などに対する武力行使などに抗議することは出来ても、内戦となれば、調停に乗り出すことは出来ても、どちらかに肩入れするには、極めて慎重な判断が必要となる。少なくともカダフィによれば、反乱軍を扇動しているのは、アルカイダだと言っているわけで、そうだとすれば、欧米が味方出来ようはずもない。そもそも、リビアの反政府組織については、統一的なリーダー・組織がいるわけでもないため、ガダフィ側に大きな動きがない限りは、内戦状態が長期化し、不安定な状態が続く可能性が高いと思われる。内戦が終結したからと言って政治的安定が訪れるかどうかも別問題だ。イギリスのキャメロン首相は、いち早く、NATOによる武力行使の可能性に言及し、リビア政権による空爆等を禁止する観点で、飛行禁止区域の設定を提案した。米国のクリントン国務長官も、そのような選択肢を否定しない、との後追い発言を行ったことから、一気に展開するかとも思われたが、現在は、国連の安全保障理事会での決議が前提との方針となっているようで、内政干渉を嫌うロシアと中国が反対の意向を示していると言う。飛行禁止区域の設定は、これを担保するために、違反時の武力行使のための戦闘配備が求められることなどから、言ってみれば、戦争を覚悟しなければ取れない方策である。できれば実際に発動することなく、市民への攻撃が沈静化すればそれに越したことはないが、カダフィは、正義は我にアリ、と信じて疑わない様子であることから、望みは薄いと思われる。NATO軍による介入を求める声もあるが、彼らが本当に正義の軍たりえるかも、実は疑問だとする声もある。先日、アフガニスタンで9人の子供を誤爆によって殺害したばかりでもある。いずれにせよ、武力と経済政策などで牽制しながら、カダフィの退場を早めるしか方策はないように思えるが、そうなったとしても、混乱が収まり民主国家が築けるのかは疑問だ。とにかく、相当に非常に時間のかかるプロセスとなることは間違いなかろう。さて、テロ支援国家として国際的に孤立していたリビアを、国際社会に迎え入れるためたのは、ここイギリスだ。その後、イギリスは、石油開発事業に従事し大量の武器も輸出してきた。今回、リビアで流された多くの血は、イギリス他の国から輸出された武器によるものだ。イギリスには、特に大きな責任があることを最後に書いておく。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.02
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昨日の続きと言えば続きで、昨日・は書かなかった入試のあり方そもそも論について書きます。今回の大学入試ネット流出事件に関して、・そもそも入試問題がカンニングできるような画一的な問題であるのがいかんのだ、・記憶力を競うような試験がそもそも独創性のない日本人を生んでいるのだ、果てには、・そもそも世の中に出て必要なのは、自分で全部やることじゃなくて、いろんなツール駆使して協働することなのではないのか、とか、まさに、議論が百花繚乱状態である。そして、予想通り、海外(特に米国)留学経験のある人などから、エッセイや面接に基づいた入学者選抜を行うべきだ、との声が聞こえてくる。まずもって、多くの方に誤解があるかも知れないが、こういう面倒な選抜方式を取っているのは、一部の名門校だけである。そして、私自身、幸いにも米国の大学院を卒業させて頂いているので、分かるのだが、エッセイの中で必ず書くべきこと・面接で聞かれることの中に、自分がこの学校に行くことによって、どのような貢献が出来るのか、という項目がある。美しく言えば、これまでの経験(異文化・ビジネス等)とかそういうものを指すのだが、人脈とか寄付というものも当然に含まれてくる。と言うか、大学だって経営をしているわけだから、当然過ぎる事実である。もちろん、あからさまに過ぎれば、大学の評判が下がるので、そこは経営判断としての歯止めはかかる。ちなみに、リビアのガダフィ大佐の次男は、イギリスの名門ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で博士号を取っている。背景・実態は分からないが、ガダフィ開発基金なるところから2億円の寄付を受けている。日本の大学入試は、今の試験体系であるからこそ、努力すれば、貧乏でもトップ校に入学できる可能性があるし、合格できなければ、自分自身の力不足・努力不足の結果として納得できる。日本人は、本当に、エッセイや面接という抽象的な評価で合否を決める方式を採用し、貢献度によって合格する人もいるような方式を甘受できるのか?彼(女)はコネや賄賂で入学した、と噂したり、文句を言ったり、環境を恨んだりしないだろうか?私は、残念ながら無理だと思う。 お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.03.01
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