美作的日々

今朝の１時過ぎに、登録が決まったようですね。

「平泉、価値は十分」　
ユネスコ委員会参加者ら、復興の象徴に賛同

というニュース。
先日、先に登録が決まった小笠原諸島とともに、
これで日本には自然遺産４件、文化遺産が１２件、となります。
（複合遺産はなし）

今朝、というか夜中ですね、１時ですから。
それでも報告を待ちわびていた地元の平泉町役場の担当者さんたちが
報告を受けてとても喜んでいたのが印象的。
随分前から申請していたと思うんですが、このタイミングでの登録は
東日本大震災で被害を受けた県内の被災地にも大きな希望を与えそうな、
そういう効果も本当に期待できると思います。

ちなみに、私は中学の修学旅行で一度行きました･･･



さて、こちらも一足先に世界遺産登録が決定してました、
小笠原諸島 。

以下、内容抜粋。

小笠原諸島は都心から約１０００キロ南の太平洋上にあり、
南北約４００キロに及ぶ大小３０の島々で構成される。
登録地は、自衛隊基地がある硫黄島などを除く陸海合わせて
約７９４０ヘクタール。
大陸と地続きになったことのない「海洋島」で、
動植物が独自の進化を遂げ、「進化の実験場」「東洋のガラパゴス」と呼ばれる。
カタツムリなどの陸産貝類１０６種の１００種（９４％）、
植物４４１種の１６１種（３６％）、昆虫１３８０種の３７９種（２７％）が
他では見られない固有種だ。
特に、陸産貝類はガラパゴス諸島（エクアドル）など他の海洋島と比べて
面積あたりの固有種率が高く、絶滅率は２２％と低い。
国際的に貴重で絶滅が心配される野生生物は、
オガサワラオオコウモリやクロアシアホウドリなど５７種に上る。
同委員会では、現地を調査した国際自然保護連合（ＩＵＣＮ）から
「固有種が多く、一つの種から多様な進化を遂げている点でも
他の海洋島と異なる」と説明。
固有種の生息を脅かす外来種対策では「島民と行政など関係機関が一体となって
取り組んでいる」と評価した。その上で２１カ国の委員が審査し、登録を決めた。
小笠原諸島を訪れる観光客は年間約１万５０００人。登録に伴って、
地域の活性化が期待されるが、外来種持ち込みの危険性は高まる。
政府や村は外来種の駆除を継続するほか、検疫を検討していく。


とのことです。


この小笠原、２０数年前の学生時代に、実習の一環で訪れたことがあります。
ゼミとか就カツとか、いろんなことがあったけども
無理してでも行っておいて正解だった、と本当に思います。
学生料金と団体料金で船とか乗れたし、先生含め３０名ほどの大所帯での
実習だったので、民宿も借り切ってでしたし。
みんなで行ったので、長時間の船旅もとりあえず酒飲んだりして
なんとか乗り切ったし・・・
あんなきっかけでもなければ、特に関西に越してしまった今、
訪れるのは至難の業ですから･･･

実習だったんで、自然や生活の調査はもちろん、水質などの調査も
いろいろしたんですが、、、実際は教授・助手の先生、院生の先輩はじめ、
やっぱり長々と船に揺られてやってきた先の、壮大な自然を
純粋に楽しんだ、、、、感があります

到着後は、　
大村にあるビジターセンターで地図やら資料を手に入れ、
父島（船で到着する、一番中心の島）をあれこれ歩いてまわりました。

左が父島の地図、右は母島。　
他に、兄島、向島、南島など、大小３０あまりの島々から構成される小笠原諸島。

以下、写真はですね、もうネガとか無いし、
スキャナーの調子も悪いんで、写真を写真に写しての画像で、
状態が悪くて申し訳ないんですが・・・当時の写真をいくつか御紹介。

　父島中央部の中央山にのぼり、

初寝浦海岸を見下ろしたところ。

こっちは、枕状溶岩という　　　　　
↓の四角い物体は、実習で持ち歩く野帳（フィールドノート）です。
大きさを見るためにおいてあります。
これ、一つ一つの丸が、かなり大きなものです。父島南東部の海岸には
この状態がよく見られます。

　それから多く見られるのが
太平洋戦争時の、多くの痛々しい名残。
手前に頭のない二宮金次郎像がありまして・・・霊感鋭い友達は、
この建物付近ではずっと鳥肌たってました・・・
中央山には、高射砲のあともあり、そこから亜熱帯農業センターにおりていく
道中で、このようなトーチカとか防空壕的なものがいくつもあったと思います。

訪れたのは確か６月頃。
でも、日差しはとても強烈で、帽子と日焼け止め、タオルは欠かせません。
実習なんで、どんなにキレイなビーチを見つけても、一応調査もあるんで
泳げなかったのが辛かった
その日の予定を終わらせて、宿に帰ってから近くのビーチで泳いだり、
船で沖に出たときにちょっと泳がせてもらったり、、、はしましたが

このときは、コペペ浜方面に下りていった工程だったんで
宿のある大村から移動して、中央山へ登山して、ぐるっとコペペ浜まで回りこむ、
という灼熱登山だった印象が・・・・


もうちょっとネタがあるので、
続きます。