毎日が愉しい!

毎日が愉しい!

2003年01月03日
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年老いてからは、旅館の跡地を駐車場にして、生計を立てていたが
病気をして入退院を繰り返した後
身寄りもないので今は故郷の マイ・グリーンヒル という老人保険施設で暮らしている。
(とてもいいかんじのところでした。)

久しぶりに会った大叔母は87歳とは思えぬほどの若さ。
薄化粧をし、爪にはマニキュアを施し、
(この施設ではそういうお洒落もしてくれるそうです。)
髪もきれいにセットして、背筋もまっすぐ。
杖をついて歩くものの歩き振りもまだまだ大したもの。

一番びっくりしたのはアタマがしっかりしていること。
私の名前もすぐ出てきたし、耳も遠くないので
私が何か言うとすぐに返答。
機転が利くというか、お年寄りによく見られるボオッとしたかんじがない。
友達と話す感覚で話せるのだ。
ウチの母なんかよりよっぽどしっかりしてる。

こんなにしっかりした人がこういう老人施設に住むのは
いかがなものだろうかと聞いてみたら
「ボケてる人は多いよ~。お正月だってわからない人が多いんだから。
今日は大晦日だから紅白があるよ。明日はお正月だからね。と言っても
はぁ~そうかい。って言って5分後はもう忘れてるよ(笑)
でもボケてる人のほうが可愛いけどね(笑)」だって。

年寄りだらけの中でこのしっかりした彼女が
さぞ退屈しているんじゃないかと思って
「ここで一日何してるの?」と聞いたら
ニコニコ笑って
「仕事は多いのよ~。ちぎり絵したり、折り紙折ったり、唄を歌ったり踊りを踊ったり・・・。
いろいろさせてくれるよ。」と、
筋金入りの彼女の踊りには皆さんびっくりしたそうです。
昔、割烹旅館でお客さんに踊り(日本舞踊)を見せていたらしいから。

年をとるとどうしても卑屈になったり、暗くなったりするものだけど
大叔母のように自分の与えられた環境で
それなりに楽しむ気持ちでいられるということは幸せなこと。
そういう前向きの明るい性格は持って生まれたものかもしれないけど
結婚もせず一人でこれまで生きてきて、苦労もあっただろうけど
ここで暮らすことになっても、後悔など微塵も感じられないその明るさは
何だかパワーを与えてくれました。

尊敬する大叔母です。





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最終更新日  2003年01月03日 23時18分05秒
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