浦島にきーたin Italy

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ねこ級@ 2014年 あけまして おめでおとうございます かなり前にイタリアの綺麗な景色をこの ブ…
カーサン4452 @ 。゚+.謹賀新年゚+.゚(○゚∀゚)(○。_。)ペコッ お元気ですか~? 今年もよろしくお願いい…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 逃亡者38号さん♪ おにーさま、病の床か…
逃亡者38号 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 少々 情報を。 フィリピン人は その知…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) satomama8799さん♪ おっしゃるとおりです…
satomama8799 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 後進国ゆえの、無知・無教養・思想・思考…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) カーサン4452さん♪ なんだかね、次元を超…
カーサン4452 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) もう、こうやって外国人をサポートしよう…
lovetoknit @ Re[1]:真夜中の嵐(05/12) satomama8799さん♪ 登山は楽しかったです…

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Jan 29, 2010
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カテゴリ: イタリア生活




今日はイタオヤの抜糸の日だった。



朝11時の予約だったので、10時ちょっと前に出かける。

外は霧が出ていて、なーんとなく嫌な予感。



町や村を通るのには構わないのだが、郊外に出てしまうと畑だらけなので

雪で真っ白。

そして霧で真っ白でどうも運転しずらい。



それでも10時40分頃着き、予約は11時だから余裕だなと思っていたら、

整形外科で番号の券を取り、そこで退院時にもらった書類などを提出して

番号が呼ばれたら治療室に入っていくというシステムだった。







で、今治療しているのは・・・・?


30番だった・・・・・(>_<)




これなら11時に診察してもらるわけないじゃん~~

こういうシステムだとわかっていたら、9時頃出てきたのに~~~



しかしながら、入院生活で待つことに慣れてしまった私達。


そんなに苦痛でもなかった。




病院内は相変わらず暖房がガンガン入っている。


コーヒーを飲みに行ったり、トイレに行ったりしているうちに

少しずつ時間が経っていく。




着いたときには混みあっていたのに、11時半になるとさすがに待っている患者も

わずかになってきた。







なにやら男性2人が話し合っている。

イタオヤの横にいた60歳くらいのおばさんも途中で話合いに参加する。



声が低かったので、何を話しているのか分からない。


イタオヤが、ひじで私に合図して、

「何について話しているのか、耳をそばだててみな。」





2分じーーーーーっと聞いていたら、この3人が何を議論し合っているのか分かった。




イタリアの首相、シルヴィオをめっちゃくちゃに批判しているのだった。



それを聞いていたイタオヤ、こういう機会は逃したくないんだろう、

早速議論に参加する。



男性2人のうち、1人は40歳くらい、もう1人は30歳くらいだった。


30歳くらいの方は熱血とでもいうか、意見も激しい。



そんな中に議論大好きオヤジ、イタオヤが入ってしまったので

声も次第に高まり、意見をバシバシ言い合い

これじゃ病院の待合室というより、政治討論の場になってしまった。




30歳くらいの男性は、イタオヤのどちらかというと激しいアプローチがかなり気に入ったようで

喜びのせいか目がランランとするし、

60歳くらいのおばさんも、イタオヤのスタイルがたいそう気に入ったようで

うん、うんと頷いている。



40歳くらいの男性は、話合いを始めたはいいものの、

ついていけなくなってギプスをはめた左手の指を眺めているだけ。



そして私はこういうシーンに慣れているので、

あくまで傍聴人。




4人の患者、それぞれがギプスをはめたり、片腕を肩からかけたヒモにぶらさげながら

シルヴィオ首相を叩き斬る様子はなんとも楽しく、そして奇妙な感じだった。



話合いがエスカレートして10分経った頃、イタオヤの番号が呼ばれたので

私達は治療室に入る。




ガーゼの下に貼ってあった絆創膏をとると、なんと縫い合わせた糸がない。

創はしっかりとふさがっていたので、問題はなかったが

私達は抜糸するんだと思ったのでちょっと拍子抜けした。


そして今晩からシャワーを浴びてもいいといわれた。


3月2日にレントゲンを撮り、また治療室に顔を出すようにという事で5分で終わってしまった。





治療室から出てみると、さっきのおばさんが廊下にいて、

イタオヤを見るなり近寄り、


「意見の合う人と話し合えて、本当にうれしかったわ。」


と握手していった。




30歳くらいの男性はもっと話をしたそうに、近くまできたのだが

イタオヤはもう早く帰宅したかったので、私達は挨拶してその場を離れた。




先週木曜日に退院した時点では、このくらいの元気もなかったイタオヤだが、

この待合室で憎き政治家を他の同士とブッタ切りにするんだから

創だけではなく、体調もかなり回復したという事だろう。



ちなみに、帰りの運転はイタオヤがしたがったが

もちろんそれは押しとめて私がノロノロと運転した。(-_-;)


まずは

めでたし、めでたし~~~~星







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Last updated  Jan 30, 2010 04:11:08 AM
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