フリーページ
ヴェルコール(河野與一訳)「海の沈黙」岩波文庫、 1973 年。
語り手(「私」)とその姪、そして将校。緊張した関係にはあるが、直接の「敵と味方」として描かれてはいない。争いは国と国が行っている。それぞれの国の住民(個人)にとっての敵は、相手国であり、相手国の個々人ではない。その状況に、どう対応するか。
ドーデの「最後の授業」のような、一国の立場が善で相手国は悪、という単純な設定による作品ではない。
[追記]
「海の沈黙」と「最後の授業」とでは、作品の意図が全く異なる。前者は戦争否定(反戦)であり、後者は国威鼓舞である。舞台となっている時代も、七十年ほど違う。
『乱歩の幻影』、『完全版 怪人二十面相… 2026年08月23日
『さすらいの沖縄伝承男』 2026年07月21日
沖縄の本 3冊 2026年03月23日
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着