PR
ルーちは大のコーヒー好き。
ルーちが4ヶ月入院していたてんかんセンターで患者達は最低二ヶ月の療養(発作型を見極め、合う薬を探し調整する為、一時的に発作の確率が高くなる事があるので) 期間を、作業療法(あの頃は木工・園芸・陶芸・切り絵 etc.があった) や、運動療法(「あれしちゃダメ、これしちゃダメ」で体力がない患者は大勢いた) などで過ごします。
しかし…残りの膨大な時間を(6時起床、9時消灯。ついでに夕食4時!)血気盛んな若者達は為す術もなく、コーヒーを飲んでしゃべる事に費やすわけです。…ま、お陰様でいろいろな発作の友達とつきあい、お互いの家族や社会に対する思いなども情報交流できたのですが。 (^-^;A
入院しているだけで親にかかる経済的負担は厳しいものがあるので、コーヒーは一番安いインスタント。小遣いだってそうそう無駄遣いはできませ~ん。
そのせいでルーちは結婚以来コーヒー中毒。確かにルーちはフェノバールというバルビツール系の抗てんかん薬を飲んでいるけど、これで眠気が来たためしは一回もない。だからコーヒーは眠気覚ましというわけではなく、男の人の手慰みのタバコのようなもの。…それにルーちは寝がけにコーヒーを飲まないと安心して眠れない…。
もうこれだけ飲むと自分の中で味が決まってしまうらしくてコーヒーはネス○フェエク○ラ、砂糖はス○ーン印のグラニュ糖、パウダーはマ○ーム(一番安い奴は味がどうしても合わなかった) 。グラニュが切れると三温糖を使いますが、ちょっとくどくなる。パウダーが切れると牛乳、それも無い時は『無し』。
時たまマーマレードやイチゴジャムを入れて飲みます。ケーキを作っていた頃は余った生クリームを入れてウインナコーヒー(ウチの母は御多分にもれずシャウエッセンが入っているコーヒーなんて美味しいの?と言いました) 。
最高に美味しかったのは高知のお義母さんが送ってきてくれた文旦でマーマレードを作って入れたヤツ。香りがもう、ウットリ~…。しばらく普通のマーマレードは使えませんでした。
高知の実家に行った時、お義母さんをびっくりさせてしまった事があります。
東京に帰る日の朝、ちょうどコーヒーが切れて、
「大丈夫、あと少しですからもちます」とにこやかに言ったルーち…。
三時間後に険悪そのものの顔で 「もうダメ!」
と叫び、血相を変えて外へ飛び出したルーちにお義母さんは「なんだ、なんだ、どした?」 (O_O;)
実家のすぐ前の自販機で缶コーヒーを6本買ってくると、その中身を立て続けに胃の中へ流し込む…。隣でダンさんがにやにやしながら説明。
「コーヒーが切れて禁断症状よ。」
以来、高知へ行くたびにお義母さんはエ○セラの大瓶を一本買いおいて迎えてくれます。
………恥…
インコから見たバレンタイン 2010年01月30日 コメント(4)
ひっさしぶりの安くて肥えたサンマだぁ! 2009年09月05日 コメント(6)