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2010.12.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
   来年2011年以降どのような世界の流れが出来ているのかを妄想してみたくなった。中高生の頃に地球儀を眺めながら、文明の中心は、漠然と自転の向きに沿って潮流のようにゆっくりゆっくりと大海に向かって一周りするのではないかと思っていた。地中海のエジプト、メソポタニア、ギリシャ、ローマ、から大西洋に出て、ポルトガル、スペイン、大英帝国、それから太西洋を渡りアメリカへ、その次は太平洋を越えて東アジアへ、それからインド洋を巡ってインド・メソポタミアへと。これは南半球の国々を無視しているので公平な見方とは言えないが。
また成人式の頃は、国のサイズが3億人を超えてしまうと政権が末端の構成メンバーの気持ちや不満を充分に汲み上げることが出来なく、発展スピードが遅れ、国分割の運命が待っているのではないかと思っていた。13億4千万人の中国は、共産党内の権力闘争が続き文化大革命等の混乱が続いた。希有な革命家である陶(鐙)小平氏が改革開放路線を定着させ、やっと安定成長に向かった。しかしチベット問題や少数イスラム系民族問題に頭を抱え、周りの国も南沙諸島問題はじめその中華思想(中国が中心)には頭を悩ませている。11億98百万人のインドは、普通選挙が行われる世界最大の民主国家だが、新興国BriCSの中核で英語公用語が世界に通用し発展は期待するものの、まだ食糧自給問題やエネルギー不足の問題やイスラム・キリスト教徒Vsヒンズー教徒問題等も抱え波乱含みだ。1991年に2億93百万人のソ連が崩壊し、ロシア1億42百万人等の元の鞘に納まった。旧ユーゴスラビアが崩壊した際もほぼ建国前の姿に分かれ、落ち着くサイズになって肥大化の流れは止まった様だ。2002年通貨統合した7億人のEU共同体は、ラテン系の放漫経営とゲルマン系の勤勉で堅実運営の気質が相容れず、イギリスが通貨統合せずスターリングポンド(Stg£)を独自継続した様に、共通通貨Euroから脱退しよう等の不協和音が聞かれる。アメリカもつい最近12月にヒスパニック系住民の急増により3億人を超えた様だ。でも情報通信の格段の進歩も成されており、理想的な統治サイズと考えた3億人未満は、3億3千万人に上げても良いのではないかと思っている。
安保と言う観点から述べてみると、第2次世界大戦でナチスドイツ等ファシズム国家を撃破したのは、民主主義で成り立つ近代資本主義のアメリカと社会主義政権のソ連だった。その2カ国中心のイデオロギーが、1991年のソ連崩壊まで世界を2分し、ソ連崩壊後はアメリカの一人勝ち=民主主義的な運営(人権を守る)による近代資本主義の勝利という構図で推移した。その間に、ベトナム戦争(1960年~1973年)、湾岸戦争とイラク・フセイン政権転覆戦争、アフガン戦争と続いた。世界の警察官として君臨するアメリカが、日本は簡単に料理出来たものの、ベトナムでは前宗主国フランスに次いで撤退を余儀なくされた。アメリカとしては失敗と言えるだろう。湾岸&イラクでは近代兵器の威力を如何なく発揮したが成否としては五分五分だろう。アフガンでは旧ソ連の実質占領時代にアメリアが支援したオサマビン・ラディンが、「アルカイダ」を組織して9.11テロを企てる等皮肉な流れで、アフガン戦争は泥沼の苦戦と言わざるを得ない。
このような状況下、北朝鮮の核兵器開発が進み、後押しをする中国が経済発展で自信を持ち一気に軍事力を拡大している。一方アメリカは2ヵ所で同時期に戦争を続行する兵力保持を避ける、核兵器含めた軍縮の堅実な方向性を示し、アフガン・アルカイダ掃討作戦が完了するまでは、北朝鮮に圧力を掛けながら外交交渉で対応する方針に変わりはないだろう。
菅首相が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加に前向きの意向を表明した。参加出来たとしても既にトラック一周遅れの感がある。びっくりするのはあのベトナムが、アメリカ、NZ、シンガポール等と共に、既にTPPの枠組み作りに参加し、アメリカと歩調を合わせていることだ。ベトナム戦争後37年目の和解が現実のものとなっている。中国の国力拡大を意識した対中国等東アジア共同体化への牽制包囲網とも受け取れる。アメリカや欧州(もちろん日本も同じ立場だが)が、何故中国人作家「劉暁波」氏のノーベル平和賞受賞絡み等で、人権を盾に中国政府を牽制する側に回っている。之はソ連崩壊後のアメリカの一人勝ちの立場を揺るがす様な、‘’共産党独裁‘’中国が着実に成長し国力を就けているのに合点がゆかないと言うことかも知れない。人権と北朝鮮核廃棄の弱腰姿勢位しか文句が付けられないと穿った見方も出来る。
日本も主要新聞等で報道されている様に、2010年日本は、自動車等の中国市場と、工場としての仕入先、加えて急増した中国人観光客等でリーマンショック以降の景気回復を成し遂げた。しかし2011年以降は脱中国でベトナムやインド、タイ等へ一部シフトする流れは加速するだろう。戦後の1950年代~1980年代までは東南アジアの方が中国より貿易高・投資額は多かったので、その時代とインド傾斜の傾向が更に強まると言うことだろう。既に玩具や衣料等では、10年位前から委託先の脱中国シフトは始まっている。
それでは、最初に述べた「文明の中心が太平洋渡って東アジアへ」の話は、可能性はあるかと言うと、有り得るのではないかの意見だ。日本は米中の間で埋没するかと言うと、そんなことは無い。大戦後62年経過、中国内歴史教育の徹底は継続されるものの、中国進出日系企業で働く中国人、ビジネス来日中国人、在日本出稼ぎ中国人、留学生、中国人観光客等は、平和で和やかな良品質高品質製品にあふれている日本・日本人を見て、巧く仲良くなれるという認識になると思う。日本人は山崎豊子さんの小説‘’大地の子‘’ではないが、戦後引き揚げの際泣く泣く遺棄した残留孤児(国費帰国)約2,500人を、中国東北地区等の方々が、自らも貧しい中にも拘らず育ててくれた恩人の国だ。 1,300年前~遣隋使・遣唐使の時代から中国の文化を取り入れて文明を築いた日本は、心のどこかに中国含めた東アジアで巧く協力し合おう為に、知恵を出そうと考えている。その為には日本の良さである勤勉さ、誠実さ、(ついでに‘’おもてなし‘’の温泉文化)を誇りに思って更に磨きをかけておく必要がある。
埋没するのではないかの論拠に円高もあるが、人民元高も同じような傾向で続く。これは輸出が難しくなる、輸入品が安くなりデフレ等の欠点だけとは言えない。1ドル、1ユーロに換金するのに沢山の円が必要だったのが、極めて有利に換金出来るのだから、海外の企業や資産を購入する場合、非常に優位性があると言うことだ。心配無用だ。初夢は近い将来の北朝鮮問題を解決し、朝鮮半島の非核化含めた東アジアの発展を夢見ることとしよう。





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Last updated  2010.12.30 00:01:37
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