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サクラ0709

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しおん@ ヤホヤホぉ★ こっちゎ今2人なんだけどぉ アッチの話…
ヒゲメタボ@ クマたんと呼ばれてます(^^; 最近はこれが流行ってるって聞いたので …
2004/10/02
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カテゴリ: 言の華のお造り
愛されたいと思った。

一人で勝手にやきもきするだけで、
安心なんて全く得られなかったから。

ジンバックを飲みながら、
目の前の男の話に耳を傾ける。
身長183センチ、体重75キロ。
形作られた筋肉の線は確かに男のものだけれど、
それを覆う肌は透き通ったように白い。


そして「トゲ」も「女の影」も。
終電もない午前二時。
行き場所を失ったあたしは、
ビデオを一本借りて目の前の男の家に行く。

メイク落とし、化粧水、ピンクの歯ブラシ。
いつもあたしを都合のいい女に仕立てる、そんな見慣れたものは何もなかった。

遠慮がちにあたしを抱き寄せる腕。
男の唇は行き場所を定めることができずに宙を彷徨う。

愛されたいと思った。
この人ならあたしを愛してくれると思った。
あたしに悲しい思いをさせることなく、

それをつかむことができる夜がそこにはあった。

なのにあたしの心はちっとも動かなかった。
その空間から逃げるように眠りについた。

愛されたいと思った。
寂しい夜はまっぴらだった。

誰でも埋められるわけではなかった。

ごめんね。
あたしはやっぱりあの人が好きみたい。
ぜんぜん会えなくて、
電話もメールもたまにで、
何をしてるかわからない人だけど。

何度も押し寄せる寂しさも、不安も、切なさも、
抱えて生きていくしかないの。

好きに理由なんかなくて、
あたしにはあの人しかいない。
そんなことを再確認した夜。

幻を愛し続けることを心に決めた。





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Last updated  2004/10/02 03:49:56 PM
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