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自閉症関係の本としてはあまりにも有名な本である。著者ドナ・ウイリアムズは自閉症の当事者で、世界で初めて自閉症を内側から綴った人。
友だちのナミさんは、1巻だけ読んで頭がおかしくなりそうだったと言う。
私も確かにおかしくはなりそうだ。でも訳がわからないからではない。
私はものすごくわかるところがあって、引きずり込まれそうで恐かったのだ。
自閉とは、なんという困難であろうか。
テストで満点がとれても、目の前にいる友だちとのおしゃべりが出来ない。
言葉はただの音の羅列として聞こえてはいるが、意味が聞こえてこないのだ。
「テレビの音量のツマミをぐるぐる回す遊びをしているような聞こえかた」
私は自分の学校時代を思い出した。班ごとに自己紹介して、というような時間が私には恐ろしかった。急に耳が聞こえなくなるときがあると思っていたが、これだったんじゃないだろうか。「兄弟はいる?」といった簡単な質問なのに、緊張すればするほど意味がわからない。私は曖昧な笑いを浮かべて黙って時間をやりすごした。
「あんた、ときどき白昼夢見てるでしょ」って言われたっけ。
私をジグソーパズルに例えると、この本を読んでいると自閉症のピースが浮き出てくるのだ。
今日はものすごく頭がへんだ。この日記も意味がわからない。
えーと、自閉のお子さんを育てている方はぜひ一度読んでねって言いたかったんだけど。
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