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祖母が97才で亡くなり、忌明け法要に出席のため帰省。思いがけず今年2度目の里帰りとなりました。
法事はもう「葬式は孫の祭り」ということわざ状態。お祖母ちゃんは、おっちょこちょいで面白い人だったので生前もさんざん笑わせてもらったけど、亡くなっても思い出話がまた可笑しい~。
「おばあちゃんが若いころ、物の無い時代やったやろ。
誰かがレインコート忘れて帰らはってな。
次に来ゃはったときに返してって言われて
『あ~、あのコートねぇ、もうアキマヘンえ。あれ着て自転車乗ったら前のホックがパァ~ッと開いてしもうて、役立たしませんワ。アッ、しもた勝手に借りてたんがバレたわねぇ~。ハッハッハ~』
こんな調子や。」
でもね、「お念仏申しなさいよ」が口癖だった祖母は坊守としてとても尊敬できる立派な人でした。ちょっとだけシンミリ。
今回はもったいないけど1泊のみで帰ってきました。そして、懲りない私とユッチの恐怖の旅が再び!!
帰りの空港までの乗り継ぎを、寝不足でまだベッドでグズグズしているユッチに調べてもらいました。←そもそもこれが間違ってるよね。
今回は失敗しないようにユッチも考えたのでしょう。
リムジンバスの乗り場まで車で送ってくれるそうで、私もすっかり安心。14:50バス乗り場の前で「元気でね」と別れ、チケット売り場へ。
2500円自販機に入れて、切符を片手にフッと見上げると
「関空行き 到着予定時間16:28」血の気がサーッと引く。だって私の乗る飛行機は16:40発なんだもん。ユッチに電話。「アカン、このバス。フライト10分前に着くやつやん。次の飛行機あるかどうか調べて」
さて、この一言を聞いてやっと夢からさめたのかユッチの対応はプロの旅行会社の人のよう。「お母さん、ごめん。私の車に乗って。ダメもとで空港まで走ってみるから。」車に乗るとゴーッとアクセルを踏みつつ、「私のスマホにJALのサービスセンターが登録してあるから電話して。旅行業法で鉄道の場合は1日一回は必ずキャンセルが認められてるんやけど、飛行機にも当てはまるか確かめて」
無理よ。それは。そもそもキャンセル不可の格安チケットを買ってるんだから。JALのお姉さんも「あいにくですが…。15分前にチェックインカウンターにご到着いただければ係り員が対応いたしますので」と言うばかり。
そんな会話をしているうちにユッチは高速道路に入り、やや混雑している車の間を器用に縫って走る走る。時速100キロ軽く超えてるし。「ねぇ、スピード出しすぎじゃない?間に合わなくてもいいよ。形見分けにもらったお金でチケット買えるから。」「なぁ、諦めよう。間に合わへんかったらゆっくりご飯でも食べよう」いろいろユッチを慰めようとして声を掛ける私に
「お母さん、ほんまゴメン」を繰り返すユッチ。
最近まで関空近くに住んでいたユッチは方向感覚はいいけど、高速の分岐のたびにカーナビが高速の出口を案内してくるので「あれ?おかしいな。こっちやと思うけど、うーん分からん。」
ナビはたぶん地道を走る設定になってますね~。
1回でも選択をミスすると確実にタイムアウト。方向音痴の私は、東大阪、和泉市方面などの看板をみてせいぜい「合ってるような気がする」だけ。「京都市内方面はちがうやろ。戻ってるやん」などとユッチを惑わせる発言までした。しかし、ユッチは全問正解しましたよ。ついに関空の看板が!
「ヤッター。到着予想時間は?」「 16:25。締め切りジャストや」JALに何回も電話してしまいました。「あと10分で着きます。チェックインカウンターって何階ですか」「私の代わりにチケット発券しておいてもらえませんか」
車が4階の入り口に到着。
「お母さん走って!」「よしっ!行くわ」
カウンターは2階。エレベーターのボタンを押す押す。でも来ない。
スーツケースを引きずってエスカレーターへ走る。
その時もう一つ向こうのエレベーターに乗ろうとしている人を発見。
「そこのエレベーター、待って、乗ります~~!!」
彼は唖然としながらも開くボタンを押して待ってくれた。優しい。
「ハァーありがとう。に、ハァーハァー2階へ。ハァー」
カウンターに着いたのはおそらく締め切りを1~2分過ぎていたはず。でも係り員さんは落ち着きまくってチケットを発券し、「お預かりするお荷物は?」と聞いてくれた。もしかして間に合った?
手荷物検査場について列に並びながらユッチに電話。「乗れた。間に合った。気ィつけて帰ってや」「ほんまー、良かったー」
帰省修了。
今回、留守番だったココに話したら
「バス調べてもらった時点で、それに乗ると何分に着くの?って聞くよね、フツー」って。
一番頼りになる子はこの子かも…。
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