いっしょにね

いっしょにね

2007/05/14
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カテゴリ: まーしゃんたち
優しさ



奥の部屋に入った。



真っ暗でカーテンを開けようとすると、なにやら黒いものが・・。



なんだろうと思ってよく見るとぬいぐるみのライオンだった。



布団が敷いてあって毛布がかけられていた。



私はそんな優しいお兄ちゃんが好き。


「寒かろう」


そう言いながら毛布をかけている姿が眼に浮かぶ。


・・優しいよね、お兄ちゃん・・。






たわわ




ヒヨドリと半分こ、しようかしらね・・。






かごにい~っぱい採れた。


グルメなおばあちゃんが「ジャムにしようかしらね」と持って帰ってジャムにした。


子供たちは作ってもらったジャムをスプーンですくいながら味見する。


「あぁ、おいしいねぇ!」

そのときの笑顔がなんともいえなくて私は心が暖かくなった。




つなぐ



先週の金曜日の日に小学校の先生が家庭訪問に来てくれた。


普通学級の担任の先生と養護学級の担任の先生2人の計3人。


まーしゃんの学校での様子を細かく話してくれた。

私も家でのまーしゃんの様子をできるだけ先生に伝えたいと思って必死になって喋った。


・・・好意的に受け止めてくれているのでものすごく話しやすい。


話たけなわ?な頃、先生が感心したように言った。





まーしゃんが留守家庭児童会に行って兄は帰りにそこへ迎えに行って一緒に帰宅する。
まーしゃんがおやつを食べているときもじっと待っていてそれから帰るのだそうだ。

まーしゃんの担任の先生が自分の教室に来たときは、嬉しそうにまーしゃんの話や家でのことを話したりするそうだ。


横で話を聞くとはなしに聞いていたお兄ちゃんが顔を赤らめた。


そこへ「ただいまー」と長男の声。





養護学級の先生が「ひさしぶりやねぇ」と笑った。


長男は去年登校班の班長をしていたのだが、同じ班の子に養護学級に通う子がいてその子が休むたびに連絡帳を届けていたそうだ。

「よく来てくれたよねぇ。」

そう先生に言われると長男は照れたように笑った。


みんなが笑顔で話している光景を見ながら私は目頭が熱くなった。




alone



一番上のお兄ちゃんは学校でも有名?なトラブルメーカーだった。


今から思うとまーしゃんよりは軽いけれど、学習障害の傾向はあったのだろう。
・・忘れ物をよくする。
・・消しゴム、ノートはすぐにどこかへなくしてしまう。
・・集中力がない。
・・場が読めない。


小学校の間、ずっと言われてきた。

「怠けています」
「サボっています」
「やる気がない」

そしてその子の親である私もかなり言われた。

「放任主義ですね」
「子供がかわいくないのですか」
「もっと子供に目を向けてあげないと・・」

今から思うと、まーしゃんに対するようなかかわり方を長男にもしなければいけなかったんだ・・ってわかるけれど、そう当時はそんなこと判らなくて親子で涙を呑んだことが何回もあった。

「こういう子の親が働きに出るなんて・・」
・・私は黙って聴きながら、この先生は私たちの生活もよく見えてないのにどうしてそんなことをいとも簡単に言うんだろう、と思った。

連絡帳に
「放任主義はやめてもっとお子さんを見てあげてください。」
そう書かれてあり・・それを長男はどうしても私に見せられなかったのだろう。
そのページだけ破り捨ててテレビの裏にくしゃくしゃにして放り投げていた。
・・・それを見つけたのは学年が変わって別の先生が担任になってからだった。

私はそういうことを書かれたというよりも、それを私に渡せずにくしゃくしゃにして捨てざるを得なかった長男の哀しい気持ちに涙が出た。

「きっとこんなん、お母さんが見たら悲しむだろう」

自分のことを弁護?してくれたはずのその先生の言葉が長男には自分を含めた親子への非難に聞こえたのだろう。
「またあの先生が担任じゃなくてよかった」
そうポツリともらした長男の言葉が重く私の心にのしかかった。


しかしそうは言うものの、今の私は、これって「タイミング」なのよね、きっと・・そう思っている。

お兄ちゃんも私もそういうことを経験しなければ見えてこなかったもの。

経験して初めて見えてくるもの。


・・それが今のまーしゃんに対する姿勢の基本になったのだと思う。

そういう意味でお兄ちゃん・・ごめんね。
もっと早く気が付いてあげられたら・・そう思う。



そんなことを思いながら、お兄ちゃんたちのいい部分を探してくれて私に話してくれた先生たちの好意がとてもありがたく思えた。


「ありがとうございます、これからもよろしくお願いします。」


先生方が、「ではそろそろ・・」といって立ち上がりかけたとき・・。

予想もしないことが起きた。


お兄ちゃんがお皿にサクランボウジャムをよそって持ってきて、先生方に配りだしたのだ。


先生たちはびっくりしながらも「おいしいよ」と食べてくれた。


・・・私は声にならない声で心の中で泣いた。


もちろん嬉し涙で。



お兄ちゃんの先生たちを見る目が、去年と比べてぜんぜん違った。


「僕たちの味方(仲間)なんだ」


そう言っているかのように見えた。























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Last updated  2007/05/14 04:41:07 PM
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