いっしょにね

いっしょにね

2007/07/20
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甘いものが好きな人が私に「絶対美味しいから」と食べたくもないケーキを勧める。

私は「本当だね、おいしいね」と曖昧に笑いながらケーキを胃の中に無理やり押し込む。

相手の反応、確かめず、自分の極上は相手の極上でもあると頭から信じて・・。

曖昧にするのがいいのか。

はっきりと言うのがいいのか。




昔、「断食の刑」と称されて食べ物を与えられないことがあった。

頑なに睨み返す私に母は「食べなくてもいい」と言い放った。

父は見かねて私をこっそり連れてファミレスへ行った。

がつがつ食べる私は食べながら、ひっくひっくしゃくりあげた。



家畜扱いにした母が許せなかった。



それから冗談でも「餌の時間だよ」と言って私に食事を勧める人間が許せなくなった。




しかし私は偽善者だから、「そろそろ餌を与える時間だね」と言われると曖昧に頷く。


それに反発しない自分は自分自身を裏切っていると思い、そして静かに怒りを増していく。














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Last updated  2007/07/21 05:46:16 AM


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