マックの文弊録

マックの文弊録

2005.05.01
XML
カテゴリ: 小言こうべえ
◇旧三月二十三日乙酉 (きのと とり) 高岡関野祭 下弦の月

五月一日と言えば、わが国でもついこの間まではメーデーといって、この日には東京なら日比谷公園や代々木公園で色々な催しがあった。でも暦上この頃は昭和天皇の誕生日、憲法記念日、端午の節句(子供の日)と国民の祝日が断続して続き、何年か前から、四日が「国民の祝日」として休日に制定されて、文字通りGolden Weekになった。

つまりは、お上の思し召しで日本中休みにするから、「民草はせいぜい渋滞する道路や交通機関に難渋しながら、なけなしの金を使って来い」という「官製休日期間」が出来上がったのである。
だから、その狭間にあるメーデーを祝おうたって、労働者諸君は別のもっと過酷な業務遂行のために出払ってしまっているから、参加者を集めることが出来ない。今年は確か二十八日か 二十九日かをわが国におけるメーデーとして、何がしかのイベントがあったようではある。

日本では、かように四月の末から五月の第一週にかけては「お休み」の週間になってしまったが、実はGolden Weekは中国にもある。
先ずは社会主義国家である彼の国はちゃんとまじめに五月一日をメーデーとして祝う。そうして五月四日は抗日戦線決起の記念日だ。それで、なんだかんだと結局今年は八日(日曜日)まではお休みになさるようだ。
動機は全く違うけれどGolden Weekには違いない。

さて、今日五月一日に、北朝鮮が日本海にミサイルを発射したそうだ。防衛庁はどうせ米軍からしかちゃんとした情報が取れないのだろう、「確認を急いでいる」のだそうだ。
確認も何もないだろう。これは彼等にとっては「メーデーの花火」なんだよ。だからハムルだかなんだか、海辺の町から手近な「日本海」に花火ショーをやったわけだ。高々百キロかそこらしか飛ばないミサイルを飛ばしたのは、彼等にとってはお遊びなんだな。


でも「地図は北が上」というのは誰が決めた?オーストラリアでは「南が上」の地図は当たり前だよ。

ここで、普段とは違う見方でわが国の周辺を見てみよう。この文末の地図をごろうじろ。これは、江戸時代の頃までの「実勢的な地図」である。
これを見ると日本列島はアジア大陸の太平洋に向けての防壁ですね。九州の端っこから点々と連なる島嶼は大きく弧を描いて北京に至る湾を守っている。そして朝鮮半島を西の区切りとして、頭でっかちのタツノオトシゴのように見える日本海は、本当に「内海」に見える。
だから、この内海の北岸を江戸時代北前船が往来したのはごく当たり前のことなのだ。

今回のミサイル発射の場所は、朝鮮半島の地図では左側の付け根の辺りの場所だ。
メーデーというお祭りの中で、ミサイルを発射しようとすれば、日本を攻撃とか牽制するとは全く関係なしに、打ち込む場所はごく自然に日本海だ。

だから、今回はそう思っていればいい。騒ぐことはないのだ。
だけど、こういう情報を確認を含めて米軍に依存し、何時間も費やさなければ結論が出ないと言うのが可笑しいのだ。むしろこれは本当に恐ろしいことなのだ。
この点は今後大いに問題にすべきである。

さて、蛇足だが、メーデーはプロレタリアートの祭典のように祝われている。だから北朝鮮も浮かれてミサイルと ぶっ放したんだろう。
しかし、これは元来はアメリカが発生の地なのである。1886年五月、8時間労働制を要求するゼネストがシカゴで起きた。そして1889年第二インターナショナル創立大会において五月一日をメーデーとして、労働者の権利擁護の祭典としたのである。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.05.01 23:18:01
コメントを書く
[小言こうべえ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

求連帯而懼孤立!

求連帯而懼孤立!

カレンダー

バックナンバー

2026.10
2026.09
2026.08
2026.07
2026.06

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: