マックの文弊録

マックの文弊録

2005.05.10
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◇火曜日;旧暦四月三日 甲午(きのえ うま) 愛鳥週間始まる

以前誰かの本に、「電車に乗って暇な時は、近くの人の鼻を観察する」と書いてあった。人間の鼻は指紋と同じくらいに個性があるので、見ていて飽きないのだそうだ。

なるほど、顔の中央に堂々と陣取った巨大な鼻、如何にも底意地の悪そうな鼻、にわか雨に会ったら雨水が溜まりそうな鼻、大きな黒子をお飾りに付けた鼻・・・・確かに見ていて飽きる事はない。
鼻を見ていると持ち主の性格も何となく分かりそうな気になる。

商売柄色々な人に会うが、相手がどういう人かはいつも気になるところだ。相手の性格を掴めるか否かがビジネスの成否を分けることもある。
しかし、これは大いに難しい事だ。一度や二度くらい会ったからといって、性格など分かるものではない。なにしろ50年以上付き合っている自分自身の性格にも、時に意外な面を発見していつも驚ろいている。

僕は血液型が性格を分けるという考えには組しない。理由はいつか書いてもいい。
その代り、自分なりの尺度を幾つか持っていて、それらを適宜あてはめて、相手の性格を推し量ろうとしている。

その中の一つが、僕が別に書いている「二十四気便り」でもいつかご披露したものだ。


夏目漱石は、かつて「世の中に最も害を為すものは、真面目なバカである」と喝破した。

某中央官庁の高級官僚OBは、「上司ならば頭が良くて不真面目なのが良い。頭が良くて真面目だと、部下は緊張の連続で萎縮し、成長できない。」とおっしゃった。これも肯なるかなと思う。
そうなるとJR西日本の上層部は、「頭が良くて真面目」という事になるか?或は単なる「不真面目でバカ」なのか?

「不真面目なバカ」は、上司としては無論のこと、同僚や部下としてもご遠慮させていただきたい。

電車の中で夢中になって他人様の鼻を観察していると、どうかすると危険な目に会う。
つまり、ある程度以下の距離から鼻を観察していると、相手はまともに正面からねめつけられているような気分になる。

これを逆手にとって面談中に相手の目を見なければならない時には、眉間や鼻を見ればよい。日本人はどうもまともにお互いの目を見つめる事は苦手で、つい伏目がちになったり、目を逸らしたりしがちだ。だけど、それでは失礼になったり、相手に弱気を暴露することになったりする。だから、そういう時には相手の鼻を見つめればよいのだ。相手は鼻を見つめられているとは思わず、真っ直ぐに目を見つめられていると錯覚するのだ。

つまり、鼻を観察していると、相手は「ガンつけられた」と思うかもしれないのだ。ましてやついニヤニヤしたり、思わず吹きだしてしまったりすると相手によっては剣呑な事になる。

それに較べて、下の絵を利用して、周辺の他人様を勝手に並べていくのは害がなくて良い。思わぬ人同士がごく近くにプロットされたりすると、ちょっとした発見をした気になり、何かの折に参考にもなるかもしれない。





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最終更新日  2005.05.12 16:41:53
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