マックの文弊録

マックの文弊録

2005.08.27
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◇土曜日:旧暦七月二十三日 癸未(みづのと ひつじ)、愛知県一色大提灯、下弦の月
夏の美ヶ原の花-7
こ のブログを書き始めてから130日以上経過し、90篇以上の記事をアップした。そして、今まで当ブログに来ていただいた方々の総数は四千人を超えた。

以前「二十四気便り」と題する文章を、節気毎に(というほどちゃんと出来ていた訳ではないが)知人や友人にPDF形式にしてメールでお送りしていた頃と較べると、相互にいくつか違いが有る。

先 ずは、ブログ形式の吾拙文はもっともっと多くの人に波及していくかと思っていたのに、左程でもなかったこと。
楽天のブログの場合、アクセス解析機能があるので、どういう人がいらしていただいたのか、凡そのことを知ることができる。ご自身のブログをお持ちの方はブログで使用されているニックネームが表示されそのブログに飛ぶことが出来る。そうでない方は、メールアドレスの@記号以降の表示がされるので、アドレスは特定できないけれど、よくいらしていただける方は何となく分かる。
語弊があるかも知れないが、メールアドレスが部分表示される方々は、一応中身まで読んでいただいているようだけど、ニックネームの方々の大半は、「立ち寄り」程度でいらっしゃるようだ。

「二十四気便り」では、受信者が他の方に転送されることも結構あったようで、友人が飛行機に乗ったら、隣の席の見ず知らずの人がパソコンで「二十四気便り」を読んでいた、という嘘のような話も二三度聞いた。これらの方々は僕にとっても存じ上げない方々であった。「そうかぁ、読んでくれているのだ」と感激したものだ。

僕の場合ブログ訪問者数の一日平均は、このところ32人である。まぁ、多いとはいえないだろう。他の方のブログだと毎日百人とか千人とかがコンスタントに訪問されているのがザラにあるようだ。

無論、僕の場合ブログで商品の紹介は全くしていない。個人としての知名度も無い。それに、何より文章自体がウケナイこともあるだろう。だからこの点は「自己責任」ということになるのだろうな。

二
二十四気便りは、ちゃんとスケジュールを守れば約二週間おきの発信になる。書きたい材料は幾らでもあるから、その点では苦労はしない。書くこと自体も同じだ。しかし、文章の校正や練りこみには随分エネルギーを使った。何度も文章をいじって行く内に、僕自身に対しても最初は壁の向こうの他人のようによそよそしかった文章が、ある時突然しっくりした感じに変化し、自分で読んでも面白いと思えるようになる。リズムも出てくる。そして、文章自体は最初に書いた時の量より半分程度まで切り詰められてしまうのである。
こういう作業はやってみると非常に面白く、できがった文章には愛着すら覚えるようになるのだ。

仕事が忙しくなってしまって、流石にそれだけの時間を費やすことが出来なくなって始めたブログだが、ブログの文章にはどうも今のところ「二十四気便り」のような思い入れを感じることが出来ない。

文章のあり方を考えると、どうもメッセージとしての本質の他にAppearanceというものも重要な要素としてあるようだ。使用する文字(漢字)、書体、級数、配置、そして文章自体の構成が総体的に練りこまれて、初めて自らの「文章」といえるようなものになるらしい。
自分でワードを使って作文し、校正していくと、この辺はかなり自由に出来るのだ。しかし、ブログでは、原則としてコンテンツとデザインは分離されている。テキストを打ち込んでいけば、予め定められたフォーマットでブログの体裁が出来上がる。これは便利だが、どうも物足りないのである。
最近は、この楽天でも、フォントの修飾(太字にしたり、イタリック体にしたり、色を変えること)が出来るようになったが、書体は未だ選べないし、レイアウトも自由には出来ない。
こういうところが、いまひとつ思い入れを持てない理由のような気がする。どうしても、一抹のフラストレーションは残る。

しかし一方で、だからこそ気楽に毎日書けることにもなるわけで、この辺はTrade offとして受容すべきなのだろう。

ブ ログは読者にとってはPULL型のコミュニケーションである。自らの意思で僕のブログに来ていただかない限り、その人にとっては僕の文章など知らぬがままである。僕はメールのフッターにも、個人用の名刺にもブログのアドレスを表示している。時々メールでお送りする時候の挨拶の際にも、殊更にブログをやっている旨書く。こういうメールをお送りした直後には、急にアクセス数が増えるが、その後は急速に落ち込んで、普段のレートに復する。
これはPULL型のコミュニケーションの特徴なのだろうか。

先ごろまでの「二十四気便り」は、PUSH型のコミュニケーションになる。

お送りする側からすると、配信されたことしか分からない。お読みになってお戴いているのか、或いは「又来たか」と消されてしまっているのか判るすべは無いのだけど、それでも何人かの方々からは「感想」を戴いていたし、暫く途切れると催促も戴いた。それに何より、上に書いたように「飛行機の中での未知との遭遇」などもあったのだ。
ブログではそういうことは先ず無かろうと思う。

時に「二十四気便り」の「読者」から、「なぜやめてしまったのですか?」とか、「私のアドレスは消されてしまったのですか?」、或いは「やはり以前の形で読みたい」などという連絡や意見を戴く。

僕 は、インターネットの出現による新しいコミュニケーションには大いに関心を持っている。PULL型とPUSH型のコミュニケーション、相互の特徴の違いと得失についてはもうちょっと考えてみる必要があると感じている。

それと、近々このブログをベースとして、従来の「二十四気便り」を復活させようとも考えているのだ。








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最終更新日  2005.08.28 18:41:43
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